12/28/2013

市場丸ごとポートフォリオの内訳

今年は人並みの休暇が確保出来やれやれです。

大掃除は翌日にまわし、データ整理などどうでもイイ事から始めているのですが、2009年あたりに考えていた運用の妄想メモwwを発見したので、今はどうなんだろう?と、思い立った暇潰しです。

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需給によるアゲサゲを簡単に享受したい場合、市場丸ごと抱える手法が推奨されています。例えば米国の場合、Russell 3000であったりトータル・マーケット物を1本で済ませるというのが凡庸。

散見する推奨商品ではバンガードのVTIとなるわけですが、そのVTIはその他の市場平均物と同様に超大型・大型株で75%以上。Morningstarの通りのマーケットキャップ配分を、時価総額毎に分解したバンガードの商品を使ってバックテストしてみると、



ピタリ一致。VTI = MGC + VV + VO + VB です。(現在のベンチマークはMSCIではなくCRSPです)


VTIが本当に個人の運用で理想的なのかはサテオキ、個人でマーケットキャップの偏りを是正したいとか、どの本 (タブンLarry E. Swedroeだと思う) だったか忘れてしまいましたが、平均とは大型成長株に大きく傾けた歪な指数なので、そういった連動商品のみで運用を完結する事は望ましくない。とか何とかありましたし、当時は色々と思案した覚えがあります。

故に現在の自分は妄想が昇華し、商品を使った運用は小型割安のみで片張りなワケなんですけど。

そしてそのマーケット・ポートフォリオがデカイモノに偏っている事はお猿さんでも判るわけですが、成長株偏重なのかはコレでは見えません。物はついでに調べてみると、リスク・リターンのつり合いから下の様な配分になります。

  1. MGC (超大型株ブレンド)

    MGK(成長株)48%
    MGV(割安株)52%


  2. VV (大型株ブレンド)

    VUG(成長株)63%
    VTV(割安株)37%


  3. VO (中型株ブレンド)

    VOT(成長株)100%
    VOE(割安株)0%


  4. VB (小型株ブレンド)

    VBK(成長株)68%
    VBR(割安株)32%

超大型は成長・割安のバランスが取れた概ね半々、大型以下が歪です。中型に至っては割安株の出番は一切ありません。市場丸ごとポートフォリオは教科書通り成長株に依存している事は確かのようです。だからどうした、歪だろうが安易で安価で儲かれば何でもいいんじゃない?となり、オチは特にありませんが。

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と、つまらない事を書いている内に飯の仕込み時間が来たのでここら辺で。運用で年内書く事もありませんし、2013年は丁度110本目でブログ納めですね。

それでは良いお年を。


12/21/2013

残キャッシュの向け先

よくわからないオプションの備忘録に続いて買ったらかしw 運用の備忘録。

ちまた、"海外口座を使う際のリスクが表面化した一例だ" などなど言われた、Firstrade新規開設不可のニュースがありました。(現時点、Apex clearing執行方針によりとの情報なので、""氏の様なお上?説ではなく、既存は影響なし)

自分は折角の機会と、愚図愚図と放っていた件に着手し、やっとInteractive Brokersに短期運用は切り分け。移管はホント楽チンでした。


さて本題。その資産移動で残った (残した) キャッシュの向け先。

趣味的投資で1銘柄増やすか?ただ、生活必需品に多くを配しているので、BTI、PMなど煙草銘柄やRBGLY、CLXの日用品・NSRGY、BUDの飲食も今必要に感じません。煙草以外は、そも高いし。

資源系もオイルメジャー4つで十分、パイプラインも高過ぎの印象。BBLやVALEなど鉱業は振れ幅デカ過ぎです。タイミング次第でありかもしれませんが、今は無いです。

ヘルスケアはLLYがよさげに感じますが、素人的にAZNがあるから微妙。もう少しお安く買えるのであればBAXか。その他、医療機器系は完全に期を逃がしてます。


アレコレ考えるのは楽しいですが、当分買い場ではないでしょうね。
するとインデックス、上場投機信託 (ETF) の出番か。



自分がポジション建てた時期からにしていますが、綺麗に別れていますね。
実際は、調整があった時に買い増し + Drip のナンピンで、
  • VBR 52.64%
  • DLS 42.41%
  • DGS 0.68%

となっています。

来年新興国がアカン子になるんだったら、腐臭漂う頃合いでナンピンするべくキャッシュで待機しておくのが良いかもしれない。


果たして、それはDGSで良いのか?

と、思い立ったので久しぶりにETF Databaseを確認してみるも、クローズの可能性が低く複数新興国物でDGSより魅力のある商品........やっぱり無いな。


12/04/2013

原資産と柱

(とりわけ不評な) オプネタ備忘録。

というわけで、色々と指数やら銘柄やら対象になりそうな原資産を片っ端から調べているんですが、大前提の外せない条件として、

  • 期先も流動性あり
  • ヨーロピアン・タイプか、アメリカンは無配当

でサーチしての結果、過去 (ETFのIWM) の相性と根拠なき嗜好で、元の鞘に戻ってRussell 2000指数が一番しっくりきそうな気になっています。


※根拠なき嗜好 = KOよりPEPとか、KよりGISとか、GSKよりAZNとか


Russell 2000買い持ちのリスク / リターンがS&P500、とくれば無論Dow30に劣っている。その事については全く問題ないと今は考えています。

そのRUT、振る舞いの下品さは我が日経平均軍に負けるものの、まずまずの過敏さんです。逆に、来るべきカタストロフィまで安定して見えるSPやダウは、自分にはチト難易度高い気がします。

メインは良しでその柱として、ダイナミックヘッジなどはハナから無理。そして、オートメーションは相当時間掛るので今のところ戦力外の3軍です。そうなると、ガンマ(デルタ) はフラット近辺、セータ微+、ベガ+で、寝ている内に死なないポジションを主軸に。と、自分なりに暫定の解が出ています。

そこから仮想マネーで建てているポジションは、

■ Dec.04 , 06:00 (JST)
         
Type Symbol Price Last IV D G V T
Short .RUT131219P01105000 8.66 9.5 18.2 99 -3 -254 144
Short .RUT131219C01135000 9.29 8.7 14.9 -111 -3 -266 125
Long .RUT140116P01105000 19.44 19.65 17.8 -117 2 447 -89
Long .RUT140116C01135000 19.37 18.3 15.7 128 2 458 -82
          -1 -2 385 98

言うならばDouble Calendar Spread ですね。略してDCSとでも呼びましょうか。
仮想にも係らず、性格に似て控えめな枚数にww ここからボラドロップ喰らうと少し痛いところですね。

現在の様な状況はDCSを基本にしながら、ゼロコストバックや相場観での枚数調整を実験に加えていきます。高IV相場はその時学習するとして、年始に向けて少しずつ戦略を立てていく所存。


11/26/2013

多機能にたじろぐ

無事Firstrade⇒IBの資金移動も済み、何時でもオッケーになりましたのでTrader Workstation (TWS)をDLして起動。むむぅ、全く目が慣れませんww

取り敢えずペーパートレーディング口座の申請だけ済ませて、主食のトレードを円滑に開始するべく、先ず掴みから順に沿って動画やらpdfなどで収集しつつ、

DDE for Excel API Tour
Excel Api Beginners

こりゃ暫く籠もる生活になるな.....


11/19/2013

仕事が早い

何でか頼んでもいないハズなのに、KOBOみたいな感じで某天からNISAの書類が届いていたり。

それはさておき、手続きはスムースに進んでいます。



まだ中身はカラですが、移管も簡単そうなので月内に実弾充填出来る運び。


11/16/2013

着々と

今週は色々ありました。

KMBのスピンオフ話だったり、バフェ爺のXOMネタに少し驚いたり、別腹N225でゼッタイ噴かないだろうと思いつつ、12C17以上の屑コールを買い集めていたら突然火柱で吃驚したり。 (背景はこちらこちら)

12SQ後は、ハイリスク指数の面目躍如たる振る舞い全開の、更に面白い展開を強く期待しています。(ポジトーク)

そんな原資産を取り巻く反応も楽しいですが、最近は来年度から本格的に実弾投入予定のスプレッド・トレード構築に向けて、その準備に忙しい日々を送っています。

基本放置系で、少しパラメータ調整しながらリスク管理をしっかりすれば何とか吹き飛ばずに生き残れると踏んでいますが、どうなるやら。

周辺環境の整備はまずまず出来てきていますが、肝心のメインとする原資産の調査が進んでいません。条件はEuropean typeの、いわゆるVanilla向け。

ヨコヨコ~微上昇するだろうに賭けつつB&H以下のリスクで、B&H以上のリターンを得るCsp & Ccは、Physical Settleが必須です。又、行使条件上の特徴からくるプレミアムの上乗せも含め都合が良い。

しかしスプレッドの場合は、御都合での行使だったり、現物決済はデメリットに感じるのでETFは基本除外の方針。

とりあえずSP物で調べてみると、EuropeanでCash Settleは指数(SPX,XSP,SPXPM)で先物(SP,ES)はAmericanでポジ受渡し。S&P100のOEXはAmericanなのに差金と、どこにメリットがあるのかわからない仕組み。S&P100使うのであればXEOですね。

むしろCsp & Cc同様に、ラッセル2000指数(RUT)がハイリスクなので状況次第で良いかもしれません。(流動性も問題ない) 他には、暴れ馬VIXも使い手がありそうだったりと豊富すぎる対象に、暫くは準備しながらアレコレと合う物を探していく感じになりそうです。


そしてそして、そんな準備の一環、


郵便にサインし無事セキュリティ・コード受け取り。

月内に完了すれば12月はペーパートレードで馴染んでいきつつ年越し。来年からFirstradeはDripと適宜組替え、オプションはIBの低コストフル活用と磐石な体制になりそうです。


10/13/2013

読書の秋

ここのところ運用については暇を持て余している、とるべきリスクは採って結果待ちの状態。なので、積読本の消化やら再読に勤しむ日々。兎角、理解力が低いので、繰り返しが必要と悲しい事情もあります。

当Blogに適している本の中では、
  1. まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
  2. Antifragile: Things That Gain from Disorder
  3. 株式投資の新しい考え方―行動ファイナンスを超えて
  4. 新しい株式投資論―「合理的へそ曲がり」のすすめ
  5. 金融工学の悪魔―騙されないためのデリバティブとポートフォリオの理論・入門
  6. 金融リスクの理論―経済物理からのアプローチ (ファイナンス・ライブラリー (6))

6.はこれから格闘 (理解) が必要ですね。後は再読物で、書評は他に譲ります。


そして、コレ。



[ 第1章 デリバティブズの基礎知識 ]
1-1 先物取引とは
1-2 先物価格の意味するもの
1-3 日経225先物でアービトラージ
1-4 オプションとは
1-5 オプション価格決定の仕組み

[ 第2章 デリバティブズ取引の現場 ]
2-1 デリバティブズ・ビジネスの参加者
2-2 オプションのヘッジトレード
2-3 オプションの値決めの秘密
2-4 レポ・トレーダーの重要な役割
2-5 リスクリバーサル戦略
2-6 トレーダーもわからない最適ヘッジ行動
2-7 信用リスク

[ 第3章 デリバティブズ内包型商品の数々 ]
3-1 新株予約権付社債
3-2 アセットスワップ
3-3 カバードワラント
3-4 カバードコール
3-5 優先株
3-6 EB
3-7 MSCB
3-8 レインボーオプション

[ 第4章 会計・法規制と切り離せないデリバティブズ取引 ]
4-1 企業がデリバティブズ取引を行うと
4-2 昔のEB・カバードコールの利用法
4-3 ヘッジオペレーションへの制約
4-4 自社株をデリバティブズで購入
4-5 外国人による放送株への投資


この本は理論書と違い、直接的な難しさは感じませんし面白い。でも全てを理解する事は不可能な一冊。プロじゃないので知りたいところだけ抜粋して読むのもありでしょう。


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9/25/2013

難しいところ

劣悪銘柄丸抱えOKで運用する場合、相場環境や組入企業の業績など一切の悩みは無く、売却の判断は自分の資金需要のみ。一方、10数銘柄の個別でBetする場合、寄与度の高さからパフォーマンスの損傷が激しいのでそうはいきません。

そして現在保有銘柄の中、唯一マズイ感じな銘柄に、Thomson Reuters (TRI) があります。

ざっくりと特徴は、

■Positive
  • 20年連続増配
  • 財務健全性はまずまず

■Negative
  • 間接的金融セクター
  • 2008年以降EPSフラフラ

現在は判る様な判らない様な理由で堅調に推移しています。

ここから、難しいのがEXITの判断。

D-I-Vに照らし合わせても、DとIは合格でVが難。コンセンサス予想だとP/E 35を越え、諸々だとP/E 27~30と少しマシながら相対比較でも高め。サプライズなしにはホールドする理由が薄くなっています。

都合よく昨年並みのEが出れば何の問題もないですが、ファンダメンタルズ分析が出来るなら兎も角、Q3を見るのかも含め判断の時なのかもしれません。


9/06/2013

オプション取引 (UNG - Closed) と酩酊雑感

望まない方向ですが致し方なく。そうそう、QGKでもありますし(冗談


[ UNG ] United States Natural Gas
  • sold Sep 21 13 18 Put @0.71 *Aug.16
    bought to close @0.08 *Sep.05

思うににオプション売りは、SQに向かって原資産値がストライクプライスに近づきつつ、数セント上 (下) でギリギリexpireが理想の一生。逆に早期でOTMとなる展開は相場やB&Hに負けていると思えて仕方が無い。

と、思ったところで何か変わるワケでもないので、新規売建は明日以降の風向きで決めようと思います。



9/05/2013

選り取り見取り

普段、先物・オプのみに使っているのでマケスピしか立ち上げる必要の無い楽天。時々、山崎(元)氏・廣瀬氏のコラムを読むぐらいでしたが、レポート・コラム&コメントの人選が、占い(罫線)・肉食(草系で食んでる人) ・株芸人(ゴキゲン)と、何でも御座れで中々面白い。もっと早くに気付くべきだった。。


そんなついで、今日見たバックナンバーで目に留まったので。

投資で「信者」に堕ちる危うさについて | 山崎俊輔「『なんとなく』から卒業!実践・資産形成術」- 楽天証券

とても良い事を書いていると思います。

ですが、例えばシーゲル派の様な、証券会社にとって不味い信仰を除けば、盲目的信者が多い手法をどんどん推奨して手数料や、取りっぱぐれなく安定的に毎月積み増してくれる信託報酬の取り分を稼がないと何処で稼ぐんでしょうね?とても不思議です。

--------

さて一方自分はというと、当て嵌まっている様な、いない様な感じw

それでもプラスサム期待の世界では、自分の考えより世間やマジョリティの動向を気にしています。そして、その後ろにホイホイ並ぶ愚かだけは常に避けるようにと心掛けています。結果、儲かるかどうかは兎も角。


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8/22/2013

Wacthlist

9月に向けたじわじわを感じたので、注目度上位のウォッチリストを確認してみました。2012/12の記事より、見る銘柄数も増えたようなそうでないような。注目度下位は20銘柄程ありますが割愛。



もう ひと 十声あれば、ブリティッシュ・アメリカン・タバコとかマテルあたりを仕込みたい。煙草はPMもヘタレてきているので、BTI or PMか。指咥え銘柄、ヘルスケア関連のSmith & Nephewは完全に買い場逃した感ありありで、当面無理っぽい。

あらためてバーゲンは遠いなぁ、と思いつつログアウト。


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8/11/2013

夏の一日

今日から盆休み。

なのに我が家の犬一匹がヘマして靭帯断裂で安静決定。よってスケジュールが一気に空白。と、いう事でBlogを巡回したり本を読んだり。

Reminiscences of a Stock Operator | Edwin Lefevre。アマゾンのレビューにもある様に邦題が?な事は兎も角、引っ張り出しての再読。トレーダーなら一度は的な一冊で、巷溢れる長期投資手法本とは違い、投機故の失敗談が多く面白い読み物です。(変わらず読書感想文は書けないww)


さて、自分事でも。

先週金曜日にポートフォリオ内、インデックス運用の一部である北米除く先進国ETFのDLSを、いつもの最低売買金額に相当する18%分を売却。全体にキナ臭い感じもするし、そう思うならリバランスを言い訳に利確しましょうと。

これで米:先進:新興インデックス運用の割合が1:1:0.85程度になり、ポートフォリオ全体の2割強まで縮小。



当面はこのくらいの割合を目安にしていくつもりです。

折角の空白だらけな連休が出来たので、運用思案はほどほどに、ライフプランと趣味に時間を費やす事にします。


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8/01/2013

誰に遠慮してるの?

へぇー知恵の木がついに買えるんですかそうですか.............


あ、、



DEMね、



えーー、、



DWMは?


在るがままこそ投資の王道 (Topix) らしいので、山水の空き枠に8月末から仲間入りする我等がex大証の雄、キムラタンのお買い上げを皆様ヨロシク。とは少々趣きが違いますが、DWMの大元、北米外先進国EAFE (EFA) では市況で飛びつかれ素っ高値∴組入れ出来る銘柄としてモルスタ認定∴ガンホー組入れ。

その様な刹那的選択を、配当フィルタによって影響を少し和らげる。良い物を選ぶのでは無く、クソなりボロの影響低減。石をくれても無配の銘柄は排除できますし、結果7年ではアウトパフォーム中。同じリスクならリターン高い方が誰だって良いに決まっています。


そういった意味でもDWMは、市場平均と同程度銘柄分散しつつ、ちょっとティルトした商品が欲しい人向け。そんな一番受け入れられそうなETFを先ず持ってくるベキではなかろうか?

7/13/2013

夢のインカム生活

読んでるウチについ皮算用をやってみたくなり。

自家製の毎月分配金ファンドを作る | Dividend Snowball Investing


このところの株高や相次ぐ著名投資評論家たちの攻撃により、グロソブ系のいわゆる「毎月分配金ファンド」というのは一時の勢いが失せたように思われます(多分)。

毎月何らかのインカムが入金されるという点について、そのニーズはよくわかります。私も同じような思いがあります。だから配当金目当ての株式投資をしているということになります。

同様に配当株運用しているので良く判ります。どれどれ自分の場合どうなっているか纏めると、
* 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 Σ
AZN                     2
CVX                 4
GIS                 4
JNJ                 4
KMB                 4
MO                 4
LO                 4
PEP                 4
PG                 4
RDS.B                 4
STO                       1
TRI                 4
UL                 4
XOM                 4
VBR                       1
DLS                 4
DGS                 4
BIV 12
Σ 3 4 11 3 3 12 3 4 11 3 3 12 *

3・6・9・12が多い事は判ってますが、持ち分を一覧にしてみると一応毎月何かしら受取っている状態 (債券ETFを除外しても)

将来積み上がってDrip解除し配当暮らしも夢があっていいですが、ここで一捻り。一般に普及しているタコ足は無しとして、相対 (ゼロサム) でキャッシュを得る事も考慮すると、また一段と夢も広がるわけです。要はカバード・コールを使ってみよう的な。



で、金融資産からのインカムが幾らあればいいのか?は、人それぞれとして妄想してみます。

[ 仮定条件 ]
  • 金融資産100万ドル
  • 運用はETF
  • 価額、外部環境は固定
  • マイナスコストは適当な値


まずは、疑似VWINX (Vanguard Wellesley Income Fund)的な配分で、株式ETFは毎月カバード・コール。
原資産 (ダウ) に対して1%のプレミアムは、2・3ティック程OTMなイメージで妥当な値だとは思います。これでも1ドル=100円で考えた場合、生活費の全国平均以上は確保できますね。



次に、債券→預貯金に変えてリスクを下げつつ、株式を増やした場合。
これでもいいかもしれません。

何気に同じインデックス運用でもキャピタル・ゲインの最大化が終着点の手法と比べ、この手法の方が心穏やかに過ごせそうです。

実際は、価額や外部環境は固定なんてありえませんし、上手く行かない事が世の常。まぁ、ちょっと疲れている連休前の週末は、そんな現実逃避でもして気分を変えつつ残務処理に向き合わねばやってられませんよ、と云う全く以てイイ加減なお話。。。


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7/10/2013

裏技みたいで面白い


どの記事も大した内容なく更新している当ブログで、最も閲覧が過疎っているカテゴリーのオプション。それはいいとしてw 個人的にスッキリしたのでログ。

それは、2項モデルの事。自分の場合、アメリカンタイプを主取引しているついで、少ない期間のチョットした物を作ってみたものの、楽天RSSみたいに便利なものもないので売買時に手動でちょこっと使うぐらい。

しかし精度的にどうなのか?そんな事を思いつつ長らく放置していましたが、少し調べてみると端的な解が金融大学に書かれていました。


 
ヨーロピアンタイプのオプション価格は、BSモデルを利用して短時間で計算できます。しかし、アメリカンタイプのオプション価格は、BSモデルに相当するモデルがなかったため、2項モデルを利用して計算していました。

2項モデルでは、計算期間(格子数)を大きくするほど、誤差の小さい答えを得ることができます。2項モデルで精度のよい計算をするには、計算期間(格子数)を無限に増やしていけばよいのです。


チョットしたものでも、エクセルで7MBくらいと結構重いし、期間を増やす事は面倒この上ないです。



しかし、計算期間(格子数)を1万回に設定して計算するのは、時間がかかりすぎて大変です。

そこで、ヨーロピアンタイプの計算における誤差(少ない格子数(例えば4回)で計算した答えと、BSモデルの答えとの誤差)が、アメリカンタイプの計算にも同様にあると仮定する方法が考えられました。

すると、計算期間(格子数)4回で計算したアメリカンタイプの計算の答えに、ヨーロピアンタイプの計算の誤差を加えることで、計算期間(格子数)1万回で計算した答えに近似する答えを得ることができます。

なお、計算期間(格子数)4回で計算したアメリカンタイプとヨーロピアンタイプの計算の差をBSモデルの答えに加算して計算する方法…と考えても、計算結果は同じです。


ほほぅ、これは実用的かもしれません。ほんと、何でもフリーで情報が手に入る便利な時代ですねぇ。

何となく進歩した気がするので、ずいぶん過去に読んだ 「金融工学の悪魔―騙されないためのデリバティブとポートフォリオの理論・入門」 を再読してみると面白いかも?近く読んでみようと思います。

内容については触れませんがこの本はデリバティブ運用だけでなく、現物買い持ちで資産運用する人にもお薦め出来る良書です。


6/09/2013

むしろ判断が難しい

預かる資金が大きくなれば苦労も多いようで.............

ひふみ投信が日経平均に負けている件 | 鴨とネギの投資生活

ネット証券でも取り扱いになって、プラスを積み立てしてますといった記事も散見するので、コントロールが段々難しいところまで来ていそうな。


ジム・クレーマーの本で、ボーグルも資金量をコントロールすれば、平均のアウトパフォームは可能とか何とかありましたが、ここもそんな感じで劣化していくんでしょうかね?


そこから導かれる手法は、小粒な頃に見つけて一括でガッツリ買い込み、放置。

すると、必ず現れる提灯点け回る人の大量発生 → メクラ買いが始まったら手仕舞い。コレが、アグレッシブなアクティブファンドを運用に組込む時の合理的な賭け方な気がします。


って、そんなに上手く伸びるファンドの判断や、手仕舞いの判断が出来れば誰も苦労しないかもしれませんね。お高いFeeから見ても、余程鼻が効くタイプ以外の人は皆、只の財布になりそうです。

6/07/2013

ちょっとした疑問

薙ぎ払え!

日経平均の甘利ラインついに陥落、消耗戦の最期を見届けた先物2000枚先生は逃亡 | 市況かぶ全力2階建

毎度毎度、こういった玩具箱みたいな平均のアゲサゲと反応、いいですねぇ。ザラ場で遊べば即死率高そうですが、裏張り参加はまだまだ面白味が残っていそうです。

しかし、先物@12,860 x 2000枚の見せ買い指しとか、257億って......ドコの大人か知りませんが、やる事半端ナイですねぇ。


さて、本題。

最近目にする、日本株が割安云々の記事に首件が擡げてくるのですが。

それは、自分が普段ソロバン弾いて愚考する時に、自分は長めの実績平均をモノサシにしているのに対し、日本の記事をみると全て予想ベースで語られている事。何故、その予想 (希望) を採用する事がキモ (正解) なのか知りたい。色々みても言葉濁しで見つけられなかったりで、謎のまま現在に至ります。

例えば、ここなどを見ると、TOPIXの2012年実績EPSは40より下で39ぐらい?一方、ここからの現在予想EPSは73.64。

知ったからといって、判断基準を変えるわけではないのですが気になります。いくら見通しを織り込むのが株価といっても、外部要因でガラっと風景が変わる事を思えばどうなんでしょうね。

5/20/2013

2013 Global 100 List

Statoilの調べ物から横道に。儲かるとか全然関係はありませんが、少々興味を惹くリストだったので。



煙草やら軍需は端から排除されています。えっ??何で大和ハウス??もうちっとマトモなとこあるやろに。。と、思う職業病。


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5/17/2013

肝要なのは三猿

昨日か一昨日かに何処かのニュース、MSCIの構成銘柄変更の記事を見かけたので少し。以下、モルスタのpdf (MSCI Global Standard Indices) から抜粋。



日本は、+5,-4。

肝心の中身は、、、、これナカナカ面白い。



例のアレも新規組入れですか.....


凄いね、PER 3ケタ寸前って。因みに、TOPIXの予想PERは16.93 (ソース:モーニングスター2013/05/16時点)だそうで、、、、実績はどうなのかは兎も角。

興味本位で見たついで気になった点は、ここに組み込まれると他のMSCI連動商品は?ついでに非北米先進国ETF、EFAの銘柄を確認したら、除外予定の銘柄が全て収まっていたのでどうなんでしょう。

こういうものを見ると、達観すると言うのか、現金化するまで一切中身に興味を持たない事が平均に賭ける際の一番の肝なのかも?と思えたりしますね。


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4/26/2013

異次元雑感

毎回毎回GW (や正月や盆) 明け迄に何とかぁーー、と無茶苦茶な案件を捻じ込んで来て休暇予定を壊される。この繰り返しが業界病と家庭不和の主要因な気もするんですがww


さて (もう開き直った) 、気晴らしに雑感など。


巷Webや紙媒体やTVも、異次元相場だとか信用取引が活発だとかほら見ろ積立は報われるとか売り豚死滅とか、ホットな環境に話題は事欠きません。書いたキャピタルゲイン血眼は本来投資とは異にする様な気がしますが、踊れる間は宴に参加して利を乗せておきたいところです。(因み自分の事を投資家とは思っていません)


それで、どの程度普通の判断でBET出来るのか?伸び代がどの程度残っているかを自分なりに。

(注:間違ってるかもしれません)

ここから、日本を買える理由は、
  1. 企業の収益が劇的に改善する確信 (Eの上昇)
  2. 政策の効果を確信 (思惑通りの成長)
  3. 金利上昇が上の2つより相当遅行する確信 (黒田バズーカの継続)

が、揃えばいいのか?実は、良く判っていません。政府・日銀、そしてTopixだと車屋と虚業をどれだけ信じるかで ON/OFF の判断となるんでしょうか。

一方、米国に関してもマダマダ余地があるようでも、少々古い記事ですがシゲ爺指摘と現在の算出が変わらない場合、当時と反対に作用し信頼度の高いパラメータとは言えない気もします。

何れにせよ、どっちも金利低過ぎで変に歪んでいると思う。。と、完全ポジトーク。


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4/18/2013

ディスカウント・ブローカー一覧

前から、良い意味で余り差を感じない国内オンライン・ブローカーと違って、バラツキが大きいと感じていました。調べついでにスプレッドシートのお試し。



どのブローカーが非居住者で利用可能かは確認が必要です。

見てみると、どこも一長一短な感じもしますが、Dripと投資信託と債券のおっとりした運用であればFirstradeが良いかと。手広く何でも出来て、コスト面でもトレードに適しているのはInteractive Brokersでしょうね。

自分の場合、オプション目線でみればIBは魅力的に思えますが、口座作ろうと考えつつ月々の取引量が少なさから、どんどん日が過ぎてしまっています。


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4/11/2013

答えなき道

往ったり逝ったりの大人のおもちゃと化している楽しそうな鉄火場は置いといて、アセアロ?アセットアロケ?なんて通な書かれ方のasset allocation。その論法的にMCDでマクドでしょ、ってコレ余談。

それは、短期な人を除く運用者の殆どがアレコレする正答のないアレ。ここでは、大まかな区分は端折り、詳細の配分のアレコレについて。

the cash secured put write strategy and performance of related benchmark indecesを眺めていて、組合せを暇潰し的に考えてみました。データを引張って出したは20年強と決して長くは無いですが、目安ぐらいにはなるかとは思っています。

対象としては、常に一人称なので自分の保有資産に近似的なもので。グラフは、こちらのツールより拝借しました。

  • 対象
    ・PUT
    ・^GSPC
    ・^RUT
    ・Bond


[ PUT 25 , ^GSPC 25 , ^RUT 25 , Bond 25 ]
Risk 10.26 , Return 9.05



グラフが歪なのはそもそも間違っている様な (Rはトモカクσとかはレポートのまま) ......面倒なのでそんなパラメータだからと納得させて。まぁ、やや愚かしいといった凡庸な位置ですね。裏を返せばそこまで悪くない選択とも。


先のレポートにもある形で出してみると、

[ PUT 60 , ^GSPC 0 , ^RUT 0 , Bond 40 ]
Risk 6.12 , Return 9.52



冷静に考えた場合、完璧に現物ロング不要になりますね。当然実際は、下手糞が運用するのでリターンは相当割引く必要がありますし、今後の事も不明なのでリスクは相当割増して考えなければ楽観過ぎでしょう。

しかし戻って、アフォールドで得るものって何?マジョリティ発信の、リスク拒否度 (許容度) に応じ、日本株式がxx%、外国株が(ry

一歩引いて、このウハウハ相場をおつまみにアレコレ瞑想してみたりも一興かもしれません。


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4/07/2013

Second stage

先日、都合2回のCBとレアな事象を観れた長期国債先物。

〔金利マーケットアイ〕国債先物に急速な買い戻し、大規模な日銀買い入れを再評価 | Reuters



推移から単純な発想で、年平均2.5円上昇とし、今後は日銀の黒い人のアレから年平均5.0円上昇を仮定してみる。

  • 長期国債標準物(額面100円、利率 年6パーセント、償還期限10年)

  • 価格 最終利回
    2014年3月 150 0.667%
    2016年3月 160 0.000%

既に生保、第一生命やらが投げられているので、当面金利低下は続くと見られているんでしょう。と、思ったら第一生命P/E 53ってオイオイ.....ここからあと、半値八掛け二割引きで程々じゃなかろうか。

余談、外資のアフラック(US:AFL)はP/E 8、30年連続増配中です。


しかし順調に金利低下が進み、そしてどこかでターンして上昇、それは何時なのか?需給のみで動いている資産故、大人次第でどうにでもなりますし素人には予想もつきません。

手立てとして殆ど皆が、債券クラスは個人なら10年・変動買いが正解と表明されているので、必ず訪れる時にもそれが有効な戦略なんだと思います。どうせ逝く時は全部逝く、そんな凄い開き直りを腹に落とす必要は兎も角。


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3/25/2013

EXE-iを見てみる

ほほぅ、興味深いですね。

インデックス投信のリーサル・ウェポン? EXE-i(エグゼアイ)登場 | Cabの日記

リンク先なども拝見すると、詳しくありました。

FoFということで、EXE-i グローバル中小型株式ファンドあたりを見てみましたが、??な構成です。

TickerWeightFee'Fee''ΣFee
VB50%0.10%0.2415%0.5155%
SCZ40%0.40%
DGS10%0.64%


あのー、カナダ。。。


を考慮し例えば、VB+VSSであれば、

TickerWeightFee'Fee''ΣFee
VB50%0.10%0.2415%0.4200%
VSS50%0.25%


と、いうか他でシュワブ使っているんだし、賭ける人は皆0.001%でも低くのコスト命って考えると、

TickerWeightFee'Fee''ΣFee
SCHA50%0.08%0.2415%0.4100%
VSS50%0.25%


とか、コスト命 + 少しの欲であれば、

TickerWeightFee'Fee''ΣFee
SCHA50%0.08%0.2415%0.4255%
SCHC40%0.20%
DGS10%0.64%


って、なりません事?


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3/24/2013

ホームワークが横道

メール連絡があった分のProxy vote済ませて、少し保有株のチェック。

まぁ、溜まっていた決算の値を表に落としたり、MorningstarのレポートやSeeking Alpha見たりといった程度のモンです。正直、意味あるのかは?ですが。

セクター分散を考え保有している、シクリカルなNorfolk Southern Railway (NSC)、あとエネルギーの中でもRoyal Dutch Shell (RDS.B)は特に気にしています。

今のところ、両企業とも割高とは思いませんし、そうなるまで動かす気はありませんが、どこか引っ掛かりがあったりします。そんな事を思いながら、バフェ爺のBNSFが原油の代替輸送で笑いが止まらないそうで、相変わらず凄い読みしてるなぁと感心したり。


[勢力図]

どっちにするか悩んだCSXとNSCはダダ被りです。細かくは端折りますが、バイ&フォーエバーな保有であればCSXを選ぶ方が良いと思います。若しくはCNIか。






ゴロっと話は変わって、BNSF繋がりついでにBerkshire Hathawayのポートフォリオを見てみる。

Stock% of
portfolio
SharesRecent
activity
 WFC - Wells Fargo 19.96 439,857,861  Add 4.10%
 KO - Coca Cola Co.19.25 400,000,000 
 IBM - International Bus. Machines17.32 68,115,484  Add 0.89%
 AXP - American Express11.57 151,610,700 
 PG - Procter & Gamble4.76 52,793,078 
 WMT - Wal-Mart Stores4.30 47,501,182  Add 1.70%
 USB - U.S. Bancorp2.60 61,264,601 
 DTV - DIRECTV Group Inc.2.27 34,037,500  Add 15.16%
 DVA - DaVita HealthCare Partners2.00 13,607,935  Add 33.44%
 PSX - Phillips 661.92 27,163,918 
 MCO - Moody's Corp.1.90 28,415,250 
 COP - ConocoPhillips1.86 24,123,911 
 GM - General Motors0.96 25,000,000  Add 66.67%
 LMCA - Liberty Media Capital0.87 5,622,340  Add 2.22%
 WPO - Washington Post0.84 1,727,765 
 MTB - M&T Bank Corp.0.70 5,382,040 
 BK - Bank of New York0.67 19,633,915 
 USG - USG Corp.0.64 17,072,192 
 COST - Costco Co.0.57 4,333,363 
 VIA.B - Viacom Inc.0.53 7,607,200 
 PCP - Precision Castparts0.50 1,977,336  Add 58.33%
 NOV - National Oilwell Varco Inc.0.48 5,294,800  Add 26.46%
 DE - Deere & Co.0.46 3,978,767 
 MDLZ - Mondelez International0.43 12,840,450  Reduce 57.85%
 GD - General Dynamics0.36 3,877,122 
 WBC - WABCO Holdings Inc.0.35 4,071,925  Add 154.64%
 V - Visa Inc.0.31 1,555,459 
 TMK - Torchmark Corp.0.29 4,235,818 
 MA - Mastercard Inc.0.26 405,000 
 SNY - Sanofi Aventis0.26 4,063,675 
 ADM - Archer-Daniels-Midland0.22 5,956,600  Buy
 VRSN - Verisign Inc.0.19 3,685,700  Buy
 VRSK - Verisk Analytics Inc.0.11 1,563,434 
 KRFT - Kraft Foods Group0.10 1,668,714 
 GSK - GlaxoSmithKline PLC0.09 1,510,500 
 GCI - Gannett Co.0.04 1,740,231 
 MEG - Media General0.03 4,646,220 
 JNJ - Johnson & Johnson0.03 327,100  Reduce 33.52%
 GE - General Electric0.02 588,900 
 UPS - United Parcel Service0.01 59,400 
 LEE - Lee Enterprises0.00 88,863  Reduce 92.14%

Feeゼロ + 無配当で税効率の良いファンダメンタルズ・ファンドと見れば、下手なラージキャップファンド買ったり、無理に個別を増やしたりするより良いかも知れません。その気になればオマハに行く口実も出来ます。


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3/23/2013

分散の内訳

近頃メディアが物凄い勢いで、株式の事とか不動産の事とかを発信していたり。

また特に株式を中心に分散ポートフォリオ組んで、経済成長での右肩上がり=株価上昇のみに賭ける、ブル1本足打法の強気なブロガーさん達の「オラオラ更新」を眺めていて、フト日本市場を確認したくなりました。


Mar.21'13 P/E P/B Yield β
 TOPIX  1704 22.33 0.73 1.99 1
 TOPIX 10 27.62 1.55 2.18 1.14


おぉぁぁ、、、ここでONですかぁ。。因みTopix 10は、2割も占めていれば値動きの殆どだろうと勝手に指数連動ファンド上位10で算出してみました。



.................んー、無茶苦茶EPS低過ぎやしませんかね?これだけ見れば、死蔵資産を計上して実は益少なし。な、企業群満載の状態に見えなくもない。



など思いつつ素っ高値だとしても、相場がどうなのかなんて正直サッパリわかりませんし、上の市場平均的な指数の役割ってあくまで市場の状況を観察する目的で組成されているだけで、これを見てどうこう判断するのは早計かもしれません。



ひとつ気になったのは、パフォーマンスの命運をほぼ握っていると思われる上位銘柄の重み付け。と云う事で以下調査。概ね2割程度の比率で抽出しています。

指数名銘柄数比率
Topix10 / 1704 (0.58%)19.91%
N2254 / 225 (1.77%)20.79%
MSCI Emerging15 / 806 (1.86%)20.34%
MSCI Kokusai25 / 1227 (2.03%)20.27%
MSCI EAFE19 / 893 (2.12%)20.69%
S&P50011 / 500 (2.20%)20.04%
Dow303 / 30 (10.00%)23.27%


こう見たところで、正確にはどう振る舞うのかは無知の為不明です。感覚的には車と銀行次第なTopix、値嵩株集中とはいえ業種が少しは散らばっているN225。ロングオンリーで考えた場合、どっちもどっちで何とも言えません。

ただ、今の自分が国内物を運用に組み込むなら日経先物(含むというかメインOP)を選ぶでしょうね。って、何のまとめかさっぱりなオチですが。


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3/13/2013

軋みを感じる

素人目線でFIを見たら、長らく弓を引いたままで弦音は一向に聞こえない。そんな風にも。白から黒の効果はきっかけの一つ程度だったんでしょうかね。



 低金利、陰の主役は年金 | 日本経済新聞

年金の運用機関が国内債券を大量に買っている。

~ 中略 ~

長期金利は新発10年物国債の利回りが約9年8カ月ぶりの歴史的低水準で推移している。そのけん引役が年金だ。

~ 中略 ~

企業年金である厚生年金基金のうち8割の基金がGPIFと同様の売買を迫られている。

~ 中略 ~

GPIFは資産配分比率を見直すと表明したが、決定するには1年程度かかる。


なるほど、まだまだ買い増しが続くらしいですが、規模が規模だけにその最適化作業は大変でしょうね。(下グラフ)



誰がどれだけ保有しているか興味が出たので転写。(ソース:平成24年度国債管理政策の概要)



T-Billを含まないグラフだそうです。

結構な割合で保有している超大口が、ルールに則って淡々と買い増し続ける.......それがどんな値が付いていても........それを安心材料にまた買われる...........そして値は上がる。。。

、、、、これって.......

引き続けた弓は更に撓り、終には弦が切れるのか?それとも持つ手の限界で矢は放たれるのか?非常に興味がありますね。と、云うワケで今月も債券ベアに入れておきました。先に握力が無くなり弱音を吐くのはどちらなのか、自分事ながら楽しみだったりします。

3/12/2013

慢心の裏側

現在売っている4月限のIWMのプレミアムもグイグイ減価しています。




Call IV 14.46%
Put IV 13.04%
Ave. IV 13.75%
HV 30日 13.61%


あまり喜ばしい状況ではありませんねぇ。。。2、3日様子見してIV・HVが逆転するようであれば、ヘッジ先行買い後にバイバックして暫く待つのもいいかもしれません。

3/10/2013

運用の備忘録

自分は地震というか正確には地震力、そして重力。それらに抗う術を考える事を生業にしています。今回、機会があり東北に3日ほど行ってきました。




印象を認める事が出来る程文章力が有りませんので、その事については書きません。

しかし、不謹慎ながら運用上感じるモヤモヤの点と線が繋がりそうなヒントもあったので、それについて書こうと思います。名付けるなら、" プレミアムの行方 " といったところでしょうか。

2/16/2013

兼業で出来る事

先日、仕事上の本を探しがてら本屋めぐりをしていて、ついでに金融コーナーを覗いたら早速販売されていました。



この絵面、、、どこに並べるのが適正か本屋も悩んだ感じですな。

しかし、平日金曜日の午後なのに凄い数のリーマン (女子含め) が投信指南本やら、チャート分析本やらを立ち読みしていて、その過剰反応ぶりに少々驚きました。皆が手にとっている本を見ると、結構罪深い本 (個人的な意見) に集中しているのも面白かったです。

まぁ、キャピタルゲイン投機の観点からみれば、自分より後ろから高値飛び付き買いしてくれる人達が増えて喜ばしい事ともいえますね。山っ気出して、N225の屑オプ屋を本格的に考えたくなりましたww

さて肝心のカバードコール本ですが、感想文は苦手なのでアレですが、そもオプションって?な人にも理解しやすく書かれていますので、兼業で興味ある方にはオススメです。


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2/05/2013

読みたい本

Covered call、Cash secured putを知るきっかけとなったBlog運営者、KAPPA氏の本が予約出来るようになっていました。


週末投資家のためのカバード・コール~基礎から応用まで~ | Pan Rolling


ついに日本語で読める良書の予感。楽しみですね。


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2/02/2013

ファンド投資の難しさ

自分は中長期目線でのリスク資産のうち、10%をDEMに投じています。それを踏まえての事です。

Is Our Favorite Emerging-Markets Equity ETF Getting Riskier? | Morningstar.com
【悲報】おまいら、DEM のリスクが上昇しているらしいぞ。逃げろ!| HYIP de orz


過去ラージキャップもETFで運用していましたが、順次先進国は個別配当株への置き換えで処分し、唯一新興国ラージDEMのみ分散の呪縛?から残していました。上の記事もあるし丁度いい機会ですので、保有の是非について頭を整理しようと思います。


■DEM WisdomTree Emerging Markets Equity Income Fund
  • Expense Ratio 0.63%
  • Holdings 238
  • Country 17
    Taiwan19.71%
    China16.56%
    Russia13.16%
    Brazil12.29%
    S.Africa7.82%
    Thailand5.60%
    Malaysia4.31%
    Poland4.00%
    Turkey3.75%
    Korea2.81%
    Mexico2.76%
    Czech Republic2.10%
    Indonesia1.90%
    Chile1.81%
    Philippines1.14%
    Hungary0.18%
    Argentina0.10%

BRICSならぬTBRCSで7割占めていますね。以前から台湾が多い事は認識していましたが、改めて見ると結構な偏りです。

更に投資先をみると、



なんとまぁ、中国建設銀行が8%強。上位10銘柄で33%と極端な配分になっています。

ん??えーと、確か中国銀行や中国建設銀行って粉飾臭くなかったっけ?それが上位を占めてる不思議。配当を支払えるという事は大丈夫なのでしょうか?

もし大丈夫となっても、胡散臭い国の金融株塗れは末恐ろしいポートフォリオ構成です。いつかくる有事の後DEMも、DOO (EAFE高配当・金融セクター抜きETF) の様に変貌するかもしれませんね。

因みに、リンク先記事にも出ていて、似た銘柄数のEEMV (iShares MSCI Emerging Markets Minimum Volatility Index Fund) は上位10銘柄で14.21%と分散されていて、且つそのインデックス自体の目的からも爆死は避けれそうな雰囲気です。Expense Ratio 0.25%もいいですね。

比較としてEELV (Powershares S&P Emerging Markets Low Volatility Portfolio) がありますが、EEMVの方がERも低く回転率も低い。どっちもバリュー寄せのポートフォリオではありませんが、乗り換えるとすれば最良のETFかもしれません。

-------------------------------

さて、自分はどうするのかですが、、、やはり手放す方向に傾いています。

取り敢えず良い地合の内にターゲットセリング、コール売りでEXITしたいところです。通常売買の出来高はそこそこあるDEMですが、オプションはどうなのか確認が必要ですけど。

売却後、新興国への投資ビークルはスモールキャップのDGS一本で良い気がします。今のところ、無理にマーケットキャップ分散までいらないので、オプションの原資にするつもりです。

そうすると投資ポジションが、長期・短期でほぼ半々になっていいバランスかも?と思ったりしています。


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1/23/2013

ユーティリティセクター

最近オプションのあれこれで時間が過ぎていますが、たまにはB&Hの事でも。

電力会社滅殺計画があった最近の日本は特殊として、公益事業といえば低ボラ・バリュー株の代名詞的なセクター。新参ETFで最優秀と思えるPowershres SPLVとマイポートフォリオを比べれば、尚更気になります。


[SPLV]




[My Portfolio]



せめて10%程度まで手当てした方が良いような気がします。となれば、iShares JXIの上3つが候補になりそうなので一覧にしてみると、

Ticker Operating
Margin
Profit
Margin
ROA ROE P/E Divi.
Yield
Payout
Ratio
β EV/
EBITDA
NGG 27.87 16.83 4.95 26.23 10.82 5.8 66 0.61 9.44
SO 25.52 13.48 4.42 11.59 17.35 4.6 76 0.27 9.44
DUK 24.1 9.53 2.96 5.1 21.19 4.5 95 0.34 13.06


上だけ見ればDuke Energyはイマイチに感じます。SOはP/Eが高く、NGGが一番良く思えますがEPSの振れだと、




SOが低位安定でしょうか。連続増配年数でみれば、
  • SO  11年
  • DUK 8年
  • NGG 3年

甲乙付けがたい程度の差ですね。どちらにしても目一杯出しているDUKは外す方向になりそうです。

急いで買う気もしませんが、近く権利行使される事になるだろうエイボンのキャッシュと、決算結果で手放す必要がある銘柄が出れば、SO・NGGを調整相場でBETしてみようかと思っています。


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