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12/05/2023

SS納め


のんびりしていて師が走るような気忙しさを全く感じていませんが、、、



もう年末ですね ^ ^

5/16/2018

近況と雑感、そして離脱


随分とご無沙汰しております。かと思ったら、3月初めに書いていましたね ^ ^;


実生活 (本業と遊び) に忙しく、追い打ちをかけて新卒入社が落ち着いたかと思った矢先に、もう2019年4月入社の求人アレコレ。。って、去年も同じこと書いたっけw

前回更新以来、ボラがちょっと盛ったら短いコール売ったりプット売ったり。現物は一応なんとなく意識して見ていますが、だからといって相場的には何するワケでもナク。

あ、株は少し買いましたけどね。GISとLBをDrip解除で溜まっていた配当金を原資にCsp (cash secured put)でセトル。うーん、LBはおそらくマテル (NYSE:MAT) と同じ轍を踏んでいる気がしなくもナイ。


とりあえず現物の現状



お高い税とフィーには閉口しますが、2年でヴィトンのゲインが100%超えてました。BGのADMネタや、SHPGとタケダの行方など、何かやらねばいけないような。


余談、アノ万年ブルなシーゲル爺さんがいつだったかニュートラルな口調に。それに対峙して (ないw) 米国株ブログの景色はガラッと様変わりしていました。比べて当方はというと、、良く言えば鷹揚なスタンスで、そもそもポートフォリオ第1 , 2位がフランスとノルウェーで欧州株でございますwww

それはさておき、もう米国株ブログのカテゴリーに留まる理由もありませんし、何れかの段階でFIREとかERブログとして変貌するでしょうから、一応モチベーション維持のため下記のランキングに引っ越すことにしました。


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8/09/2016

成れの果て


前場に下がったら 336億 347億 707億お買い上げ出動確定で、

日経平均VI


[ 3ヶ月 ]


[ 10日 ]


日本から高ボラティリティを除いて、一体何の魅力があるんですか?欲望無き買い方って怖いですねぇ。


ゾーン当て


もう世界と全く違う環境に変質し、ちゃちな賭場開帳しているJPX。そこで取るべきポジは、ちょくちょくとアウトライトで入りながらの (本日日中終値で



兎にも角にも提供されている以上、お安く日銀ゲームに参加するしかないでしょう。


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7/08/2016

何時と何処


スコーンと(原資産の) 値が落ちた時、コールIVが変動に追い付かずに高止まる様な挙動。出会ったら先ずコール売り、落ち着いたらカバコにする事が多い今日この頃。


トレードである以上、一貫性に拘ると墓穴を掘る事になるので深く追及していくことはしない方針。なんですが、チョット時間があったので、うま味の源泉を可視化してみよう、とチラシの裏。


簡単にS = 10,000、r = 0、yield = 0 (≅ plain-vanilla) で描画しています。

IV 10% の時




IV 20% の時




IV 30% の時




3つ重ねて



ごっそり時間価値も頂くのかがキーになりますが、後の挙動をデータ収集していれば曲線の狙い目を少し外しても、割とプラスにしやすいとは思っているんですけどね。


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8/25/2015

ボラボラボラ

水・木・金・月と、寝不足此処に極まれり。
そりゃまそうなる久方ぶりのアホボラですからね。

日中は仕事傍ら日経のデルタ (ガンマ) や、宝くじバックの刈取りをヒタスラ行い、夜間の投資事では、株・金融商品は市況と仲良く曲がって行き雲散霧消。投資性を帯びたUSオプションは、ベガ盛りでなだらかに半減。一方で投機のガンマ・ベガ持ちや、確率の買いによって倍戻しと、なかなか面白くもあり複雑です。

今朝引けの印象からえいやで4dayセータ獲り、ボラドロップに傾けた2mo物プット売りとそれに、17年物のコール買いを仕込んで夜間は暫く静観出来そうで何より。(注:全く以って良く外しますwww


- 閑話休題 -

S&P500のオプション・プレミアムを集めた値が何を語るって?

恒例なのかこの地合いになると、毎度ムクムクと相場不参加者 (中身と値段を見ずに買い続ける手法の方々) のアレコレ蘊蓄や市況チェックが入って、いつものオチで締めくくる。そんなエントリーが多くなってくる印象。ただ、そこから導きがあるわけでないので、ある意味劣化版チャーティストみたいな内容ばかりですが。そういう意味でも以前にも書きましたが、例えばこれなどは違和感を感じずにいられないですね。

長きに渡り指数運用を主にされている方なので、それが何たるか良く判ってらっしゃるんでしょうけど、読者対象の中でも投信でびゅーの人が読んで、誤った理解が更に広まる気がしてならない。


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7/25/2015

光陰矢の如し

兎角、アジアに行ったりハロワいったり (自分じゃなくて募集ね)、決算前なのに子会社設立したり、それでいてお盆までにーの案件がどっさり。で、気付けば梅雨明けて、蝉時雨でもう7月も終わりに.........

そんなこんなで、最近買い散らかしたもの含め株式はいつもの放置で。

まぁ、Bloomberg Radio でダウのネ動き聞いていれば (似つかないポートフォリオなのに何故か) 大体判るんで、それなりに把握はしていますが、UTX が釣瓶落としだとか聞いたぐらいで個別には殆ど何も。


そんなこんなで Blogger にログインしたついで、スプレッド・シートで確認してみると、、


何故か配当だけデータ拾ってこないので、モーニングスターから手打ちで入れています。んー、マテル拙くね?エイボンとかテレフォニカを思い出す感じ。そも資源系が大概アレなんですが。


この状況、最近移動中に再読した本 (下写真) のデータに照らすと、どうみるか更に複雑。


読むと毎回、スモール・バリューと退屈な銘柄 (シーゲル流の黄金銘柄もコレに含まれるでしょう) こそと。


そこから改めてポートフォリオを眺めて見るとズレてるなぁと思わなくもないです。ただ単に帰納的判断でええの?El Dorad で Aurum 掴んでいるつもりが Iron Sulfide 握りしめて踊っている可能性もありますからねぇ。そういう思案が無駄なんでしょうが、割と楽しいもので。



それよりなにより、現実のオプション。なんとか時間の隙間に辛うじてセータ獲りに行ってるものの、結構ぶっこいている悪寒がしますので、そちらにリソース費やすべきなのは間違いありません。。。


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1/12/2015

総和 ≠ 羅針盤

オープニング・ベルまで少し暇なので、前々から気になっていた事でも書こうかと思います。それは、長期 (超長期) 買い持ち運用での値幅獲りを実践されているブログで、時折記事になるVIXについて。

検索すると、古くはVIX短先ETFの1552がコクナイで買えるようになった頃がピークで内容は、先物の特性についての一部をクローズアップしているだけが殆ど。肝心のVIXについての説明は皆無ですね。

相場環境も凪となり随分と注目も減りましたが、未だチラホラ取上げられていたりします。

ただ最近は、商品の事ではなくVIX指数そのものを見て、相場動向の先を読むような解説?的エントリーが多いですね。20を越えたら買いのタイミング的に云々等々。中身が良く判らない (様な雰囲気を持っていらっしゃる) 方が、VIX = σ30 に何を期待 (参考) しているのか、読んでも理解出来ないのはここだけの話。

自分が思うに、そもそも長期買い持ちの買い場なんて、余程の限界集落で外部からの情報を得ない生活でもしていない限り、イヤと云うほどわかるとハズなんですけど......

------------

と、まいど脱線気味ですが、せっかく書き始めたついでに、世界中の参加者が出したプライシングの結果 (=VIX指数) を、たまには手を動かして出してみようと思います。

The CBOE Volatility Index - VIX®
Variance = σ 2 = 2 T i Δ K i K 2 i e rT Q K i - 1 T F K 0 -1 2

T:満期までの時間 (365日計算)
F:オプションマーケットが示唆するフォワード
K0:フォワード以下の最初の行使価格 (= At The Forward)
Ki:i番目のOTMのオプションの行使価格 (Ki > K0 はCall、Ki < K0 はPut)
⊿Ki:行使価格の間隔 ⊿Ki = (Ki+1 - Ki-1) / 2
r:リスクフリー金利
Q(Ki)

:

行使価格Ki のOTMのオプションMid値
Ki > K0 はC(Ki)、Ki < K0 はP(Ki)、K0 は (C(K0) - P(K0)) /2



VIX = 100 × T 1 σ 2 1 N T2 - N T30 N T2 - N T1 + T 2 σ 2 2 N T30 - N T1 N T2 - N T1 N 365 N 30



兎角ザツな性格で、Mid値の拾い出しが甘かったり、期間の扱いを日で丸めたりで、ええ加減過ぎるデータなのが毎度ながらいただけませんなぁ。。一応補足、上pdfのヘッダー左が第1限月で、右が第2限月です。

で、一体何が言いたいねん、との事ですが、、、


あれこれと考えて書くより、すぐそこに回答がありました。

VIXや日経VIは恐怖指数? | 九条清隆 相場観と金融工学

さて、こうして計算されたVIXや日経VIがどういう意味を持つかということです。

オプション市場の複雑な需給構造をたった一つの数字に集約して表現しているということです。

裁定残高や
信用残高に似たような性質の指標です。

この数字の絶対水準をたまに見ただけでは、多くを語ることはできません。

ひとつの数字に集約される前の、オプション市場全体の需給構造や、 過去からの相対的な比較や動きの癖などを理解してないとトンチンカンなことになってしまいます。



流石、オプションの先駆者たる的確さに頭が下がります。恐怖指数?ナニソレおいしいの?ぐらいしか思いつかない自分とは雲泥の差です。


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12/23/2014

どうでもいい小ネタ

睡眠確保は譲れないので、寄り引けトレードをメインにしている都合、朝一布団でトレードの為に起きるかどうかスマホでチェックをするわけです。大体、夏時間はAM 4:00頃、冬時間はAM 5:00頃。

そのついでに頭の体操として、^RUTの1~3ヶ月程度のATMボラを計算してみたり (朝から何やってんだか) 。もちろん簡便且つ、短い期間なので考慮する項目が少ないBrenner - Subrahmanyam Formulaで。


σ atm  C∨P atm 2 π S T    C∨P atm ・・・ Premium 
     S ・・・ Underlying Asset Price


これを変形して、自分の思うIVから大体のプレミアムも出せて結構便利です。イヤまてまて、一体自分の思うIVってなんやねん。と、いう事はさておき。



オプションからもうひとネタ。

下端のLeaps Put Longで放置している、Wisdomtree DXJが、、、



何コノ分配金?為替ヘッジ益?


そこまではどうでも良いお話だったのですが、、、



ストライク・プライスをイジられるなんて。。朝起きてのっけから、ポルナレフ状態だったりするww


9/01/2014

休場日の思案

オプションを使う自分にはとても興味深い記事です。
BPのプットオプションが期限日前に権利行使される | マッタリ バリュー投資とカバード・コール

プット早期行使のタイミングは配当落ち直ぐ (下の青丸時点) に行われると考えていたのですが、今回の事例はちょっと違うみたいです。



満期が近くディープインザマネーであればデルタ (原資産が1動いた時にどれだけオプションの値が動くかを表す指標) が1に近く、現物のショート・ポジション + 僅かにオプションらしさが残っている状態。

そんなプット買い持ちポジションで行使を考える場合、権利行使で得るキャッシュとそれで稼ぐ満期時までの金利収益 > プレミアムかどうか、(X-S)erT > Premium であればと。

超ざっくりですが、Open時の(X-S)erT = 4.52、プレミアムは = 4.71。当然こんな短期で金利も何もなわけで、普通は有利になることもない。じゃあいったい何でですのん?と考えてみたところ、一つの妄想浮上。

(続きはお暇な方だけどうぞ)


8/03/2014

Pray towards the OCC

いつもながら株の話は特にないので、オプションの事でも。

配当 (分配) のあるアメリカンタイプのオプションで難儀な問題に、アーリーエクササイズ (早期権利行使) があります。売りも買いも同様です。

その事について、手持ち本でも触れてあります。



この本は、原資産を中心に据えたオプション、カバード・コール、キャッシュ・セキュアード・プットなどで必要ありませんが、一見の価値はあると思います。自分は、少しつっこんで知りたいと思って買って以来、ことあるごとに開けている、実務と理論のバランスがとれた良書です。(ジョンハル本より素人向き)

その中で、


 OCCはマーケットメイカーにのみ、取引日中にひとつのオプションに対してロングポジションとショートポジションをとることを許可しています。例えば、配当落ちの前日に100個コールを買い、同じコールを100個売れば、正味のポジションはゼロです。したがって通常であれば行使もできませんし、割り当てられることもありません。

 ところがマーケットメイカーであれば、取引終了後に買った100個を行使して株に換え、そして100個のコールのショートポジションを取るということが可能なのです。マーケットメイカーは、これを利用して配当落ちの前日にマーケットメイカー同士で大量のコールの売買を執行して、オープンインタレストの大部分を独占することができます。

 こうして、買った分を行使して株に換え、うまくいけば売った分のいくつかが割り当てられずに残り、配当をかすめ取ることができるというわけです。

~ 略 ~

 1)通常、コールを行使し忘れるのは個人投資家です。配当スプレッドは言わば、プロがその立場を利用して本来保護されるべき個人投資家のミスに付けこんで利益を上げる取引だと言えます。

 2)バイライトのポジション(株のロングとコールのショート)を取っている人にとっては、マーケットメイカーが配当スプレッドを実行することでコールが割り当てられる確率が高まります。  つまり、本来は配当分の収益をあげられたかもしれないのに、マーケットメイカーが大量の配当スプレッドを実行してオープンインタレストを独占することで、その収益機会がぶんどられてしまうわけです。

~ 略 ~


狡い気もしますが、MMとして普段努力しているんだからそれぐらいさせてやるよ、と言う事でしょうか。低ボラ環境下であっても気楽なタダメシとはいかないワケですし。


引用箇所のコラムがweb上で読めるのでついでにご紹介。
【最終回】個人投資家のミスにつけ込むことへの批判と メリルリンチの失敗 | ダイヤモンド社書籍オンライン


ま、配当 (分配) 絡みの時は、行使忘れの買い方は兎も角、ITMの売りっぱな個人も準備万端でフリーランチかもしれないとgfgf言ってる機関も平等で、ミンナ揃って聖地 (OCC) に向かって跪きお祈りする以外に手がないという事ですな。


*OCC = Options Clearing Corporation


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4/26/2014

エマージングマーケットをロングタームロングプットでショートポジなスタンス

月初に怪しい相場観から、EEM (iShares MSCI Emerging Markets ETF) をLEAPS (Long-term Equity AnticiPation Securities) OptionのDeep In the MoneyなPutをHoldしているわけですが。


無意味な言葉を簡単にすると、EEMの空売り効果です。

  • EEM Jan.15 2016 Put 55 Long @15.20

年内に1枚あたり5㌦ (500㌦) 程度は期待していますがサテ?



ついでの話で、

そのEEMですが、現時点 (残存日数 630日)は本源的価値が14.16㌦、時間価値が1.49㌦になります。 

満期の2016年1月15日まで、値が動かず、金利と配当利回りも変わらず、ボラティリティも変わらない (現実には無い) 時に、時間価値の減衰は、

プレミアムのほとんどが本源的価値なので、アンフェイバーに行かない限りは使い道がありそうです。


では、ATMはどうか。ストライクプライスが40㌦のプットをロングした場合 (条件は上と同じで)

本来4.8㌦程度のプレミアムですが、スタート値の見た目を揃える為3.27倍しています。当然、満期時は本源的価値を有していないのでゼロとなります。

残存630日で建てたプレミアムが半値になるまで420日掛かり、そこから満期に近づくに従い、オプション買い方にとって時間の向かい風が徐々にキツくなり、30日を切るとそれがより顕著に。

裏返すとオプション売り方は、長くても2ヶ月程度までの限月物をトレードすると一番恩恵 (時間の追い風) が受けれるワケですな。


4/14/2014

手札あれこれ

退屈しのぎのおアソビです。

金融派生商品を使った運用で、その目的がトレースなマニアを除く普通の資産運用は、市場平均や代表的指数と比べて同じリターンを得るなら、リスクが低い方が良い。同じリスクの可能性があるなら、その逆。

ポジションや手法の選択が自由な個人で、出来るだけ合理性のある運用。そのひとつにオプションの利用があり、時間コストも含めた場合の有力候補はLDSでしょう。否、だと思います。

LDS = Leaps Diagonal Spread
簡単に、満期日・行使価格の違う銘柄の組み合わせで、オプション買いは9ヶ月以上先の満期日でDeepITMを使い、期近のATM~OTMを売る。



ここで一つ、机上のLDS運用をしてみます。

  • 期限は、来年1月4日までの300日運用 (逆算で3月10日運用開始)
  • 原資産はラッセル2000インデックス連動商品 (IWM)
  • 持っている相場観として、期限の300日後にIWMの価額が2.77%上昇している
  • フィーなどは除外

こんな感じで仮定、下図はイメージ。
何でこの%かというと、分配除いても経済成長率と同等の上昇は期待出来るでしょうとのいい加減な設定で、特に根拠も何もありません。

上表、日付の下に記載のIVは現状に近い値としています。出口期限のIVを低く設定していますが、現状ATMに近い値で。
IV = Implied Volatility
現実のオプション市場でついたオプション価格から逆算されたボラティリティをインプライド・ボラティリティという。
要するに、設定は概ね現実に近い、ありえそうな値を用いつつ、下の比較用に都合よく収斂させた結果がこうだっただけともいいます。




ベンチマークはIWM1枚(100口) を300日間買い持ち。

オプションの条件は、

  • 2年弱先の2016年1月15日満期、ストライクプライス94㌦、ディープインザマネーのコール買い
  • 期近オプションのプレミアムが1㌦のコール売り⇒失効⇒売建を毎月繰り返す
  • オプションのプレミアムは、開始時IV23%、終了時18%とし2項ツリー(300項)で算出
  • パラメータとして、日数は365日計算、金利は現状の米国2年債、分配は1.25%
  • 300日後にオプション買いを転売


【ケース1】
バイ・アンド・ホールド1枚に対しLDSを1セットで、思惑通りの結果 (価額上昇2.77%) だった場合。

売却時122.28㌦、IV18%とする事で、オプション買いが買値で売れる様になってあるので、LDSの儲けはコール売りのみです。分配は面倒なので1.5㌦としました。

晒した額でみても、悪くないですね。 

それならば、同じ金額を拠出したらボロ儲けやん?と鼻の下を伸ばしてみると、


【ケース2】
バイ・アンド・ホールド1枚分11,899㌦に近い金額までLDSのセット数を増やし、思惑通りの結果 (価額上昇2.77%) だった場合。
コレを見ると、ボラティリティが高いインデックス連動商品で玄孫の代までバイ・アンド・ドリップ貫徹し、複利の魔法で儲けると確信している神を除けば、短期での利益確定に一考の余地はある気がします。 




なんて、都合良く相場観通りに行く事はないので悪いケースも並べます。


【ケース3】
バイ・アンド・ホールド1枚に対しLDSを1セットで、思惑通りに行かず結果、オプション買いの94㌦まで下落した場合。
投下資本率でみるか、同じリスク対象としてみるかで変わりますが、悪くないと思いますね。 


【ケース4】
バイ・アンド・ホールド1枚分11,899㌦に近い金額までLDSのセット数を増やし、思惑通りに行かず結果、オプション買いの94㌦まで下落した場合。
 
【ケース2】で相場観を当てた場合、【ケース4】で大きく外した場合を見比べてみると、リスク選好度合いによっては選択可能な範囲に思えます。



では、相場観が大外れし300日後94㌦になったとして、バイ・アンド・ホールドと同額の損失を許容する場合はどの程度になるのか?

答えはLDS2セットです(絵は無し)


そこから300日後の来年1月4日時点で、IWMの価額が122.28㌦ ~ 94㌦の範囲において、

  1. B&Hより負け額を減らして、B&Hより少し儲けたければ、LDS1セット
  2. B&Hより負け額が同等、B&Hより儲けたければ、LDS2セット
  3. B&Hより負け額が最悪倍上回るが、B&Hよりそれに見合う分儲けたければ、LDS4セット

マイナス域に入ってしまえば、B&Hよりマシなダケで儲かっているとは言い難いですがww
ついで、余剰キャッシュは、安全性の高い短期債券等に置けば、更にリスク / リターンが良くなるハズ。


その損益を一覧にすると、



グラフは机上なので、毎回コール売りで必ず1㌦のプレミアムを獲れるのか?といったマイナス要素、予想変動率であるIVがどっちになっているか?といったプラスマイナスの要素があります。損益の傾きが1であるIWM-B&Hは変わりません。

無理矢理まとめると、バイ・アンド・ホールドが運用の最適解とするならば、一部だけでもオプションを利用し採りたいリスクの範囲を自分で決めつつ、相対的な超過収益の可能性を高めるのもいい気がします。

ただ、マージン・アカウントが生理的に嫌な人もいるので、そういった人はカバード・コール ⇔ キャッシュ・セキュアード・プットの往復が最適になるでしょうね。


4/10/2014

どう使いましょう

CBOEからのメールで知りました。



ただ、VIXを除けば後発のボラ系は流動性があるのか微妙すぎですので、コレはどうなるでしょうね。



何と言いますか、HV180%とかモリモリ。
思いつくのはインデックスの狙い通りにイベント時、相場の反応が大きそうな場合にSPXの売りと絡めてシンセティックとかLSとか。

兼業の相場に張り付かない場合、長期債のインカムを再利用した掛け捨て保険 (Black Swan Protection) 的な使い方や、仕掛ける仕組み、アイデア次第で面白いポジションが作れそうな気がします。

こういった情報を知るたびに思うのですが、日本も金融先進国のハズ。。。。?
売買手数料の一点を除けば、投資は無論の事、投機環境も含めてサッパリですからねぇ。


3/17/2014

Leaps Diagonal Spreadを考える

あらためてノーポジになっているオプションについて。

資金を大幅に引き出したことで、キャッシュに以前の様な余裕が無い。ついでに時間も圧縮したい、それでいて効率良くと我侭放題をどうポジに落とし込めるか思案しています。

原点と言うべきターゲット・バイ (セル) の問題点は潤沢な資金。流動性のある現物決済の代表的ETF、SPYで1枚18,500㌦程度で低IVの現在、ATMに近いOTMを売って1%のプレミアム。自分が好むIWMで1枚11,800㌦程度でSPYより少し高いIVからプレミアムは1.2%くらい。

一方、LDS (Leaps diagonal spread)でロングアームのデルタ0.75~0.8位とすると、残存日数672日のSPY SP145で4,186㌦、IWM SP93で2,723㌦。ざっくり¼ 以下の御予算で実行可能。


おさらいすると、
  • 原資産のBuy&Holdより、BuyWriteが低リスクにしつつリターン改善
  • 現物とLeaps Deep ITMの買いポジションの役割はほぼ同等
  • 同じ予算でBuyWriteよりLDSは4倍程度張る事が可能


大体同じ予算 (現物買い1枚) で仕掛けた場合はこの様に。LDSのコントラクトは4です。

[100Buy , Apr.11 119 Short Call]



[Jan 2016 93 Long Call , Apr.11 119 Short Call]

デルタしか持たない原資産に対しロングアームは、IVが良くも悪くも作用します。ただ、暴落にはIV高が予想される事から、LDSの方が強いですね。当たり前ですが、絶対額はBuyWriteより大きいので油断禁物。


ついでに意味合いは薄いと言われていますが、Greeksも。

【BuyWrite】 Contract δ γ κ θ
IWM Buy  100 100 - - -
IWM APR 11 '14 119 Call  -1 37.8 -6.55 -12.14 4.64
Total  62.2 -6.55 -12.14 4.64


【Leaps Diagonal Spread】 Contract δ γ κ θ
IWM JAN 15 '16 93 Call  4 311.7 2.97 172.31 -3.94
IWM APR 11 '14 119 Call  -4 -151.3 -26.22 -48.57 18.57
Total  160.4 -23.25 123.74 14.63


平和な世界であればガンマショートのLDSだろうが、ガンマ+ベガショートのBuyWriteだろうが問題ありません。しかし、そう上手く凪で推移する事を祈るのも考えものです。


ここで一考。

売りにくい低IV時にLDSを使いながら、BuyWriteよりリスクを抑えてリターンの質を向上出来ないか?それが出来れば淡々と繰り返して、

Risk・・・B&H BuyWrite LDS
Return・・・B&H BuyWrite LDS

こんな理想の形が出来るかも?
 
その手立ては単純ですが、プットを適当にあてるだけです。仮に期近ATMと期先Far OTMで見てみると、

【LDS Married Put】 Contract δ γ κ θ
IWM JAN 15 '16 93 Call  4 311.7 2.97 172.31 -3.94
IWM APR 11 '14 119 Call  -4 -151.3 -26.22 -48.57 18.57
IWM APR 11 '14 117 Put  1 -48.9 6.32 12.47 -5.06
IWM APR 17 '14 110 Put  1 -18.9 3.18 9.49 -3.67
Total  92.6 -13.75 145.7 5.9


[LDS Married Put]
ダウンサイドが随分救われますね。これなら有る程度の覚悟さえすれば、満期前まで放置し甲斐もあります。もう少しあてるプットを計算すれば、より良いポジションが取れそう。

アソビの要素を排したトレードに注力する場合、低IV時はプット付きLDS、高IV時はプット無しLDSが最短作業時間で最良のパフォーマンスが望めそうなそうでないような。

LDSならばフィジカルでもキャッシュでも同じ事 (細かな歪みは現物決済の方によく出るでしょうけど)。すると指数の方が面倒なくて一番良いのですが、1枚が概ねETFの10枚に相当するので調整のしやすさからETFの方が使い勝手は良さげ。

ただEarly Exerciseには十分注意が必要でしょうね。若しくはLDSは指数で、調整用プット買いはETFで行く手もありですね。


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12/04/2013

原資産と柱

(とりわけ不評な) オプネタ備忘録。

というわけで、色々と指数やら銘柄やら対象になりそうな原資産を片っ端から調べているんですが、大前提の外せない条件として、

  • 期先も流動性あり
  • ヨーロピアン・タイプか、アメリカンは無配当

でサーチしての結果、過去 (ETFのIWM) の相性と根拠なき嗜好で、元の鞘に戻ってRussell 2000指数が一番しっくりきそうな気になっています。


※根拠なき嗜好 = KOよりPEPとか、KよりGISとか、GSKよりAZNとか


Russell 2000買い持ちのリスク / リターンがS&P500、とくれば無論Dow30に劣っている。その事については全く問題ないと今は考えています。

そのRUT、振る舞いの下品さは我が日経平均軍に負けるものの、まずまずの過敏さんです。逆に、来るべきカタストロフィまで安定して見えるSPやダウは、自分にはチト難易度高い気がします。

メインは良しでその柱として、ダイナミックヘッジなどはハナから無理。そして、オートメーションは相当時間掛るので今のところ戦力外の3軍です。そうなると、ガンマ(デルタ) はフラット近辺、セータ微+、ベガ+で、寝ている内に死なないポジションを主軸に。と、自分なりに暫定の解が出ています。

そこから仮想マネーで建てているポジションは、

■ Dec.04 , 06:00 (JST)
         
Type Symbol Price Last IV D G V T
Short .RUT131219P01105000 8.66 9.5 18.2 99 -3 -254 144
Short .RUT131219C01135000 9.29 8.7 14.9 -111 -3 -266 125
Long .RUT140116P01105000 19.44 19.65 17.8 -117 2 447 -89
Long .RUT140116C01135000 19.37 18.3 15.7 128 2 458 -82
          -1 -2 385 98

言うならばDouble Calendar Spread ですね。略してDCSとでも呼びましょうか。
仮想にも係らず、性格に似て控えめな枚数にww ここからボラドロップ喰らうと少し痛いところですね。

現在の様な状況はDCSを基本にしながら、ゼロコストバックや相場観での枚数調整を実験に加えていきます。高IV相場はその時学習するとして、年始に向けて少しずつ戦略を立てていく所存。


10/13/2013

読書の秋

ここのところ運用については暇を持て余している、とるべきリスクは採って結果待ちの状態。なので、積読本の消化やら再読に勤しむ日々。兎角、理解力が低いので、繰り返しが必要と悲しい事情もあります。

当Blogに適している本の中では、
  1. まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
  2. Antifragile: Things That Gain from Disorder
  3. 株式投資の新しい考え方―行動ファイナンスを超えて
  4. 新しい株式投資論―「合理的へそ曲がり」のすすめ
  5. 金融工学の悪魔―騙されないためのデリバティブとポートフォリオの理論・入門
  6. 金融リスクの理論―経済物理からのアプローチ (ファイナンス・ライブラリー (6))

6.はこれから格闘 (理解) が必要ですね。後は再読物で、書評は他に譲ります。


そして、コレ。



[ 第1章 デリバティブズの基礎知識 ]
1-1 先物取引とは
1-2 先物価格の意味するもの
1-3 日経225先物でアービトラージ
1-4 オプションとは
1-5 オプション価格決定の仕組み

[ 第2章 デリバティブズ取引の現場 ]
2-1 デリバティブズ・ビジネスの参加者
2-2 オプションのヘッジトレード
2-3 オプションの値決めの秘密
2-4 レポ・トレーダーの重要な役割
2-5 リスクリバーサル戦略
2-6 トレーダーもわからない最適ヘッジ行動
2-7 信用リスク

[ 第3章 デリバティブズ内包型商品の数々 ]
3-1 新株予約権付社債
3-2 アセットスワップ
3-3 カバードワラント
3-4 カバードコール
3-5 優先株
3-6 EB
3-7 MSCB
3-8 レインボーオプション

[ 第4章 会計・法規制と切り離せないデリバティブズ取引 ]
4-1 企業がデリバティブズ取引を行うと
4-2 昔のEB・カバードコールの利用法
4-3 ヘッジオペレーションへの制約
4-4 自社株をデリバティブズで購入
4-5 外国人による放送株への投資


この本は理論書と違い、直接的な難しさは感じませんし面白い。でも全てを理解する事は不可能な一冊。プロじゃないので知りたいところだけ抜粋して読むのもありでしょう。


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7/10/2013

裏技みたいで面白い


どの記事も大した内容なく更新している当ブログで、最も閲覧が過疎っているカテゴリーのオプション。それはいいとしてw 個人的にスッキリしたのでログ。

それは、2項モデルの事。自分の場合、アメリカンタイプを主取引しているついで、少ない期間のチョットした物を作ってみたものの、楽天RSSみたいに便利なものもないので売買時に手動でちょこっと使うぐらい。

しかし精度的にどうなのか?そんな事を思いつつ長らく放置していましたが、少し調べてみると端的な解が金融大学に書かれていました。


 
ヨーロピアンタイプのオプション価格は、BSモデルを利用して短時間で計算できます。しかし、アメリカンタイプのオプション価格は、BSモデルに相当するモデルがなかったため、2項モデルを利用して計算していました。

2項モデルでは、計算期間(格子数)を大きくするほど、誤差の小さい答えを得ることができます。2項モデルで精度のよい計算をするには、計算期間(格子数)を無限に増やしていけばよいのです。


チョットしたものでも、エクセルで7MBくらいと結構重いし、期間を増やす事は面倒この上ないです。



しかし、計算期間(格子数)を1万回に設定して計算するのは、時間がかかりすぎて大変です。

そこで、ヨーロピアンタイプの計算における誤差(少ない格子数(例えば4回)で計算した答えと、BSモデルの答えとの誤差)が、アメリカンタイプの計算にも同様にあると仮定する方法が考えられました。

すると、計算期間(格子数)4回で計算したアメリカンタイプの計算の答えに、ヨーロピアンタイプの計算の誤差を加えることで、計算期間(格子数)1万回で計算した答えに近似する答えを得ることができます。

なお、計算期間(格子数)4回で計算したアメリカンタイプとヨーロピアンタイプの計算の差をBSモデルの答えに加算して計算する方法…と考えても、計算結果は同じです。


ほほぅ、これは実用的かもしれません。ほんと、何でもフリーで情報が手に入る便利な時代ですねぇ。

何となく進歩した気がするので、ずいぶん過去に読んだ 「金融工学の悪魔―騙されないためのデリバティブとポートフォリオの理論・入門」 を再読してみると面白いかも?近く読んでみようと思います。

内容については触れませんがこの本はデリバティブ運用だけでなく、現物買い持ちで資産運用する人にもお薦め出来る良書です。


4/11/2013

答えなき道

往ったり逝ったりの大人のおもちゃと化している楽しそうな鉄火場は置いといて、アセアロ?アセットアロケ?なんて通な書かれ方のasset allocation。その論法的にMCDでマクドでしょ、ってコレ余談。

それは、短期な人を除く運用者の殆どがアレコレする正答のないアレ。ここでは、大まかな区分は端折り、詳細の配分のアレコレについて。

the cash secured put write strategy and performance of related benchmark indecesを眺めていて、組合せを暇潰し的に考えてみました。データを引張って出したは20年強と決して長くは無いですが、目安ぐらいにはなるかとは思っています。

対象としては、常に一人称なので自分の保有資産に近似的なもので。グラフは、こちらのツールより拝借しました。

  • 対象
    ・PUT
    ・^GSPC
    ・^RUT
    ・Bond


[ PUT 25 , ^GSPC 25 , ^RUT 25 , Bond 25 ]
Risk 10.26 , Return 9.05



グラフが歪なのはそもそも間違っている様な (Rはトモカクσとかはレポートのまま) ......面倒なのでそんなパラメータだからと納得させて。まぁ、やや愚かしいといった凡庸な位置ですね。裏を返せばそこまで悪くない選択とも。


先のレポートにもある形で出してみると、

[ PUT 60 , ^GSPC 0 , ^RUT 0 , Bond 40 ]
Risk 6.12 , Return 9.52



冷静に考えた場合、完璧に現物ロング不要になりますね。当然実際は、下手糞が運用するのでリターンは相当割引く必要がありますし、今後の事も不明なのでリスクは相当割増して考えなければ楽観過ぎでしょう。

しかし戻って、アフォールドで得るものって何?マジョリティ発信の、リスク拒否度 (許容度) に応じ、日本株式がxx%、外国株が(ry

一歩引いて、このウハウハ相場をおつまみにアレコレ瞑想してみたりも一興かもしれません。


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3/12/2013

慢心の裏側

現在売っている4月限のIWMのプレミアムもグイグイ減価しています。




Call IV 14.46%
Put IV 13.04%
Ave. IV 13.75%
HV 30日 13.61%


あまり喜ばしい状況ではありませんねぇ。。。2、3日様子見してIV・HVが逆転するようであれば、ヘッジ先行買い後にバイバックして暫く待つのもいいかもしれません。

2/16/2013

兼業で出来る事

先日、仕事上の本を探しがてら本屋めぐりをしていて、ついでに金融コーナーを覗いたら早速販売されていました。



この絵面、、、どこに並べるのが適正か本屋も悩んだ感じですな。

しかし、平日金曜日の午後なのに凄い数のリーマン (女子含め) が投信指南本やら、チャート分析本やらを立ち読みしていて、その過剰反応ぶりに少々驚きました。皆が手にとっている本を見ると、結構罪深い本 (個人的な意見) に集中しているのも面白かったです。

まぁ、キャピタルゲイン投機の観点からみれば、自分より後ろから高値飛び付き買いしてくれる人達が増えて喜ばしい事ともいえますね。山っ気出して、N225の屑オプ屋を本格的に考えたくなりましたww

さて肝心のカバードコール本ですが、感想文は苦手なのでアレですが、そもオプションって?な人にも理解しやすく書かれていますので、兼業で興味ある方にはオススメです。


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