12/23/2014

どうでもいい小ネタ

睡眠確保は譲れないので、寄り引けトレードをメインにしている都合、朝一布団でトレードの為に起きるかどうかスマホでチェックをするわけです。大体、夏時間はAM 4:00頃、冬時間はAM 5:00頃。

そのついでに頭の体操として、^RUTの1~3ヶ月程度のATMボラを計算してみたり (朝から何やってんだか) 。もちろん簡便且つ、短い期間なので考慮する項目が少ないBrenner - Subrahmanyam Formulaで。


σ atm  C∨P atm 2 π S T    C∨P atm ・・・ Premium 
     S ・・・ Underlying Asset Price


これを変形して、自分の思うIVから大体のプレミアムも出せて結構便利です。イヤまてまて、一体自分の思うIVってなんやねん。と、いう事はさておき。



オプションからもうひとネタ。

下端のLeaps Put Longで放置している、Wisdomtree DXJが、、、



何コノ分配金?為替ヘッジ益?


そこまではどうでも良いお話だったのですが、、、



ストライク・プライスをイジられるなんて。。朝起きてのっけから、ポルナレフ状態だったりするww


12/18/2014

おいくらほど?

チョット古いネタ。これはお安いペナルティですねぇ。


105億円の利益はどこから? | 九条清隆 相場観と金融工学

105億円はどこから出てきたかといと、そうした「一見完全に日経平均に連動しているように見えるファンド」保有者が被っているわけです 。ばかげているのですが、保有者が損をしていることを認識していないことが最大の問題なのです。

賢明な方々は一顧だにしないようで、この不都合についてブログ等の発信はありませんね。上の九条氏の苦言と反対に、そういった損失もキチっとトレース (HFの片棒担いで自作自演) しているので、大満足な結果という事でしょう。

それでも、低コスト追及の結果で行き着いた金融商品利用という意味で、気になるのはその乖離を忌避する代わりに払うコスト、ハテそれは如何ほどかと。

見当ったリテールが参加可能な投信と、上場投信(ETF)で5兆ぐらいの資産。統計データから投信全体で150兆程度の総資産として、リテールの5倍で25兆を日経平均連動型と仮定してみましょう。

そして、うはうはしたアレイオンで105億、その他諸々が更に105億ゴチになったとして210億とすると、

Extra Cost = 210 250,000 = 0.084%
10,000円あたり8.4円?

例えば低廉なコストから、SBIでは人気No.2とされている、ニッセイ日経225インデックスファンドのコストが実質年0.3024%という事なので、同ファンドのホルダーではこの件で、通常払う年間コストの½以上を負担した計算になる気が。

ま、仮定の仮定で、本当はもっと多いか少ないかわかりません。どっちにしても、各人そこそこの額をHFやコバンザメに鴨ネギしたんでしょうね。そう考えると、今後資産残高が伸びるであろう伸びきったゴム的なJPX日経400は、もっと高頻度に臨時配給があるんじゃなかろうか。


12/09/2014

GDPよりNFP

実はプラスでした的な、選挙用のダマシはなかったようですね。トークのプロ予測とは裏腹にw



円安と選挙期待で株価は反応せず、N225が18,000間近だそうで。自分的にはGDPよりNFPなんですが、それはまぁいいとして、今はどうなのかと単純に気になった次第です。


株価水準の考え方 | 山崎元「ホンネの投資教室」

このコラムで以前に、「投資を考える上で最も役に立つ数式」として、一定の率(g)で成長が続く将来のキャッシュフロー(初期値はE)を、一定の割引率(r)で割引現在価値に引き直した合計値(P)を与える公式をご紹介したことがある。Pを株価、Eを今期の一株利益と思って見て頂きたい(図1)。

割引率は、金利(i)とリスク・プレミアム(p)に分解できるので、簡単な変形から、益利回り、成長率、金利の三つの数字を与えると、その時の株価が含意するリスク・プレミアムを求めることができる。益利回りは、PER(株価収益率)の逆数なので、成長率、金利、リスク・プレミアムとPERの関係を考える事もできる。

P = E r-g r = E P + g p = E P + g - i

東証一部のPERが前期基準で18.3、予想で17.65との事 (日本経済新聞より) で間とってPER = 18として益回り5.56% 、リスクフリーレートを長期金利とした場合、今日時点で0.435% 。パラメータとして不足する成長率 (g) をどう見るか。


推定リスクプレミアムは成長率次第、市場の考えはどの程度を見積もっているんでしょうか。

  • リスクプレミアムが7%であれば、必要な成長率は1.88%
  • リスクプレミアムが6%であれば、必要な成長率は0.88%
  • リスクプレミアムが5%であれば、必要な成長率は-0.12%
  • リスクプレミアムが4%であれば、必要な成長率は-1.12%

現在値が効率的値付けされた結果として、リスクプレミアムを4~6%と見るのが一般的で、真ん中の5%を要求していたとすれば、ややマイナス成長予測ということになるんでしょうか。

ここから円安方向が継続した状態で、東証一部全体でのEarningsの改善が期待出来ないヨコヨコだった場合として。現在の0.435%の金利から変動すると、5%のリスクプレミアムの要求を満たすために、

  • 金利0.8%でPER16.9倍となり、株価-6.2%
  • 金利1.2%でPER15.8倍となり、株価-12.1%
  • 金利1.6%でPER14.8倍となり、株価-17.8%
  • 金利2.0%でPER14倍となり、株価-22%
  • 金利2.4%でPER13.3倍となり、株価-26.1%

この先にリスクフリー金利 (ここではJGB10) が0.0% 、さらにマイナス化すれば話は別ですが、よっぽど新政権が新たに期待を持たせない限り、この見方で考えればダウンサイドに魅力がありそうな気が。

ただ、ETFの日銀買いがあるので、というか、日銀 = 債券 + 株のロング、GPIF = 株ロング、外人 = 適宜調整。この3つでほとんど決まっているようなもんなので、割高安の判断なんて考えるだけ無駄ですね。