2/16/2014

売却? or 保留?

似て非なる配当株投資と割安株投資。

ベストは、配当株を割安と思える水準で買って、配当金再投資で積み増ししながらゆっくりとフェアバリューに。その後、Eの上昇を享受しながら、定期的に起こるβが溶ける時に買い増し。

まぁ、そんなに上手く進みませんけどね。


その逆、あまりヨロシクない事は、
  1. 割安のつもりがクソ株化
  2. 利益成長以上に買い上げられる


1.は即処分として、2.は着眼点で感じ方が違います。割安株投資は割高まで買い上げられれば成功、売却で完了。

一方、配当株投資では、可能な限り長い期間妥当な (何が妥当かはアレですが) 水準で推移し、受取即再投資で保有数を増やす。時が来ればDRiP解除し受取りに切り替えるか、割安株投資の様な出口戦略になるのですが、2.は当面回避したいところ。


と来て、妙に買われていて気になるセクターの状況。

[ 製薬 ]


[ 資源 ]


直ぐどうこうではないのですが、今日は時間も取れたし、保有分で懸念されるアストラゼネカとシェルの資料を読んでおこうと思います。


2/11/2014

そして、リスク・パリティからリスクに漂着し、いつもの横道

前回に続いて。


散策していると良い絵があったので。(引用:Wall Street Journal)
本文は否定的。ま、資産に超余裕があり5mil出せる人はAQRIX、1milはAQRNXファンドでリスク・パリティ運用が可能です。銀行みたいに低金利で調達し、長期債をレバ掛けすれば簡単に出来そうですが、個人で複製は無理ですねぇ。と、いいつつヤル気もないですが。。。



ここで話し変わって債券の事。世界最強の債券で無双の金利水準、ソの名はJGB。

[ Short Put = Long JGB ] [ Long Put = Short JGB ]
(図の引用:Nassim N Taleb | Antifragility, Robustness, and Fragility inside the "Black Swan Domain"より)
※但し、引用元の内容と、今回の内容は直接関係はありません。

あるところまでBoJの裏技で抑制されていますが、フワっとどこかで元サヤ。こういうイメージなんですよね。きな臭い話の前、正常化で。

そういう意味、10y物が4%でおかしく無いと思う場合の行動はおのずと決まる。ただそうすると、日銀の目標デュレーションが7くらいなので、色々問題が噴出する事になる訳ですが。


一方、個人がファンドを通じずに買う場合は、個人向けうんにゃら国債がメインになります。もとい、なるようです。機関垂涎の仕組みで提供されていて滅茶苦茶お得、皆が大好き安心安全、政府による元本保証付きです。


そこで、チョット思いついた面白い戦略。

その優位性、デフォルト無しを逆手にとれば、リスクは金利変動のみとなります。用意されている変動10は常時劣後追随する損品なので×、最小金利0.05%にヘッジが有りますがここでは役に立たず用無しです。


その戦略は、
  1. 個人向け固定金利の長いほうを買う
    = 金利が騰がると負けで下がると勝ち

  2. 見込み利金で債券ショート
    = 金利が下がると負けで騰がると勝ち

ほら何となくヘッジ付きブルシンセとか、ロング・ストラドル的な香り。ショートの減価をその後の利金でカバーすると、固定5年物の4年勝負でmaximum loss = 0となり、どうも負けない気がするんですよねぇ....


2/08/2014

プット・コール・パリティからリスク・パリティ、そしてリスコンに流れついてナニコレ

出勤しても静かな環境になる土曜日。遅めの昼食がてらどうでもいいログ、古いネタを穿る。大体、長いタイトルの時は一段とロクでない内容ですw


御題のプット・コール・パリティはオプネタなので割愛し、リスク・パリティに移って暫し散策

Wikiの図から、株式・債券の2資産でレバレッジを掛けない場合、概ね株式14.3 : 債券85.7で基から6割弱サイズダウン版のリスク・パリティ・ポートフォリオとなるのかな?今一つ判っていませんが、また暇な時にでも調べてみよう。


して本題、今日一番目を惹いたのが、ETFでありながら「愛称:NISA向けリスコン5(10)」

リスコン?ケンとメリーみたいな?(注:生まれてません

 - 引用 -

 東証:リスクコントロール指標

  ~ 前略 ~

  • ダウンサイドリスクを抑えた長期投資

    TOPIXリスクコントロール指数は、過去データに基づくテストにおいてボラティリティが一定 範囲に抑制され、ダウンサイドリスクが低減されたことを実証しております。

    特に長期的な低リスク投資を目指す投資をサポートするベンチマークとなることを期待して おります。

  ~ 以下略 ~


なるほどなるほど。




何コノ横一列。

「ダウン・サイド・リスクはバッチリ抑えました。ついでにアップ・サイドも抑えときました」ですな。

というのか、仮に修正単純平均型 (N225) と時価総額加重型 (TOPIX) が長期でどっこいどっこいとすれば、リスクコントロールを考える以前、wrong choiceに他ならず問題なのは対象であって、発想そのものはアリだと思います。

まぁ、外部要因でガチャガチャ動くおもちゃに張る場合、提灯記事が踊り出す猿相場まで寝ていて、値嵩や高βのディープ・シクリカル銘柄に少々乗り遅れでも乗っかる。そして出口の利確を大きく誤らずに現金化して外野観戦。

それをヒタスラ機械的に実行すると、信託報酬払ってまでリスコン商品をわざわざ買ったり、絶対視されている長期B&H (下落時は塩漬け + 人によっては無限ナンピン、上昇時は高値追い銭)を初志貫徹するより、低リスク・高リターンになりそうな気もするのですが。。。。


戻って、「愛称:NISA向けリスコン5(10)」

そもNISAって物は、投資初心者(←嵌め込み表現っぽくてキライです) は消防署効果に引き寄せられ財布行き。一方、玄人衆はハイ・リターンを夢見て即効全ツッパが制度の肝なんではないのでしょうか。

そこに来てのリスコン、ニーズありますん?これが今日一番理解出来ていません。