7/06/2014

弛んだ褌

こんな環境でVIX拾っている阿呆とは、、、、はい、私の事ですww


(赤 = 主だった外的刺激、水色 = Average、緑 = Median、薄緑 = Mode)

先月からボチボチと始めています。屑玉扱いで事無きで良し、有事でも良し程度の作用力を期待しているので、これで収益悪化しないよう、金や債券のクレジット・スプレッドでコスト調達しつつ暫く組入予定。今の低位安定も中東問題次第では、一時かもしれませんが平均値まで期待出来そうな気がしていますがどうでしょうね。


折角きっかけが出来たので、データを集めて色々調べてみると中々面白い指数です。今年下期はVIX使いになるべく時間を割いていこうと思います。


6/24/2014

24時間戦えますか?

今月は疑問符月間ww

CBOE Futures Exchange Set For June 22 Launch Of 24-Hour VIX Futures Trading

既にな話みたいですが、今朝気付く鈍感さ。

世の中はめまぐるしく変化しているんですね。ふと気が付くと、WisdomTreeのDFE (WisdomTree Europe SmallCap Dividend Fund) も日本で買えたりもしてますし。


6/18/2014

先回り出来るか?

投機家をはじめ、投資家にとっても一切タメにならない当ブログ、おかげさまでアクセスの節目を越えました。何となく続けていく所存ですので、今後とも宜しくお願い致します。


では早速、
山崎元「ニュースの深層」 | 「国内株式22%」なら日経平均2万円も。GPIF運用見直し後の株価.....

とっくにお詰になってる巨象が何なされようがお好きにすればぁ?な話です。受取世代を無視すれば、いっそ解体し支払額比例で払い戻して、差損の場合は損益通算の長期適用特例でも作れば、皆自己責任でハッピーではなかろうかと。払い損も今なら先送りよりマシでしょう。

個人的な感想はいいとして、山崎氏は括りで、

株式の価値が改善するような変化が十分伴わない限り、需給による株価上昇は一時のものだ。安倍政権や、消費税率引き上げを実現したい官僚集団にはそれで十分かも知れないが、投資家は、GPIF効果による株価上昇を信用してはならない。

「GPIF効果があれば、利食い売りの足しに使え!」というのが、筆者から一般投資家向けのアドバイスである。

利食いですかぁ。と、最大機関が行う正しい運用のベンチマークは、国内株はTopixで外国株はMSCI Kokusaiと思うので、適正な先回りが収益の肝になりそうです。ついで、レポから、ベンチマーク通りに運用していると仮定すると増額前の現在、



表は、運用額 (内外株割り当て合計) の概ね50%を占める銘柄です。178銘柄で50%のウェイト。えーと、全銘柄で約3000ですよね?これ、巷で喧伝されている良く分散された正しいポートフォリオでしょうか。セクターは分散されていますが、株券印刷業なんかも含まれているし微妙じゃなかろうか。。。


本題に戻れば、中身が微妙でも何でもいいんです。買いの主体が一頃活躍した日銀のプット・ライティングから官製無闇相場に変わっても、ネ動きの主体は変わらずガイジンさん。と来れば、我々がやる事は自ずと見えてくるってもんです。


5/29/2014

2%の半分は2年縮まる

1年程前にどこかで書かれてあった内容の一年後。

相当うろ覚えですが、日銀の目標2%インフレを2年で云々。。。に対して、「いやそら無理やで、レートみたらマーケットは8年後で1%インフレ程度しか織り込んでへんしな」そんな感じ。

只でさえヘシ曲がった円債市場がモノサシとして正しくあるのか不明ですが、日銀の見通しと皆の予想は違うよ、という事だったかと。

そして現在、



黒田サン仰せの通りであれば、n年後の1年債がそれを表してもおかしくない筈。

普通のプラス金利下で、1年前は8年後期待インフレ率1%と記憶にあり。上表に誤りがなければ今は、2年前倒しの6年後に1%越え。来年みると4年後、再来年は2年後、明明後年は........まぁ、当面2%どころか1%の期待もないという事で。

何言ってんの?実質は負の領域で行くよ。と言われれば、そーでっかーとしか言えない話ですけどね。


にほんブログ村 投資ブログ 投資でFIREへ

5/25/2014

愚者もたまには本を読む

普段立ち読み (買うほどの内容か確認→買わない) でお世話になっているので、勝手に恩を感じてその時が来ればネットではなく実店舗を利用。



書評は他に譲るとして、インベスターのオプション利用というのは数多あるデリバティブがメインの書籍でも珍しいと思います。

自分の場合オプションを使うというところは同じでも、「柔軟なノイズトレード」が現状の着地点。そんな投機思考でも視野狭窄にならないように、日頃から自分と違うタイプのブログをフォローしてインプットを心がけていますが、本書も同様。同じ物を異なる角度から理解させてくれる良書です。


余談。
本屋に行くといつもマネー雑誌の半端ナイ嵌め込み感に驚くんですが、ああいった物に載って「**に掲載されました」って見かけると、蛇心仏口とかそのヘビのサイズは如何ほど?とか思い浮かんだり、ゲスい自分でもそんな事書かへんで、と慄いたり。まぁ、毎度毎度の事ですけどね。


5/08/2014

10%

対象企業が当面大丈夫として、その株券に魅力があるのか買う (またはホールドの) 価値が今あるのかどうかを様々な指標から判断をするわけですが、そのひとつRate of Returnをガサツに纏めると、

[RoR-1]  Income Before Tax Market Capitalization > CB Weighted Average Interest Rate

[RoR-2]  Income After Tax Market Capitalization > Tax Free Municipal Bond

符号が逆 (<) になるんなら、擬似債券としての株券より債券買った方が良いという事に。


ADRを含めてそれが妥当かは兎も角、CB Wtd Avg = 4.64%、 Tax Free Municipal Bond (10yr A Rate) = 3.1%として、保有分を見てみます。(以下データは若干古いかもしれません)


①RoR-1が10%を越えるとExcellentとか。JNJがやや厳しめで、石油メジャーと金融の値がいいですね。


ついでに思いついたアメ株やADRは、

予想通りFBやNFLXの様なホットストックが擬似債券にはならないと。セオリーの生みの親であるバフェット (BRK) と保有銘柄の多くがそれなりの値は当然か。


も一つついでに思いついた日本株は、

独裁 カリスマ性と勢いがウリのファストリ・ファナック・Nidecあたりのアグレッシブ・グロースの値が低い事、その反対にJTや7&i は想像通りで小松は意外。

毎度書いておきながら特に結論も無いですが、Rate of Return はここまでにして。



10%ならば良いよね繋がりで少し。YoC (Yield on Cost)は本来配当増加を見込んで算出するとの事ですが、そこの予想をひとまず脇に置いておくと、

[YoC]  Past 12 Mo Income Principal Amount ≧ 10% となりたいワケで。


例として自分のポートフォリオがどうなのかというと、

[Yield on Cost]

銘柄  YoC
1.アルトリア・グループ (MO) 8.00%
2.ロリラード (LO) 6.77%
3.WisdomTree Intl. SM-Div (DLS) 5.64%
4.キンバリー・クラーク (KMB) 5.29%
19.エクソン・モービル (XOM) 3.29%
20.ウェルズ・ファーゴ (WFC) 3.07%
21.Vanguard US SM-Value (VBR) 2.95%


現在アナウンスされている値と、ETF商品を対象とするのは如何なものかと思いながら過去履歴より算出しています。結果トータル (PEP増配など近々の分を考慮前) で4.59%、ETF抜きで4.67%でした。10%に辿り着くのはまだまだ先ですね。


ついでに使えそうなサイト: Dividend Ladder.com | Dividend Calculator


4/26/2014

エマージングマーケットをロングタームロングプットでショートポジなスタンス

月初に怪しい相場観から、EEM (iShares MSCI Emerging Markets ETF) をLEAPS (Long-term Equity AnticiPation Securities) OptionのDeep In the MoneyなPutをHoldしているわけですが。


無意味な言葉を簡単にすると、EEMの空売り効果です。

  • EEM Jan.15 2016 Put 55 Long @15.20

年内に1枚あたり5㌦ (500㌦) 程度は期待していますがサテ?



ついでの話で、

そのEEMですが、現時点 (残存日数 630日)は本源的価値が14.16㌦、時間価値が1.49㌦になります。 

満期の2016年1月15日まで、値が動かず、金利と配当利回りも変わらず、ボラティリティも変わらない (現実には無い) 時に、時間価値の減衰は、

プレミアムのほとんどが本源的価値なので、アンフェイバーに行かない限りは使い道がありそうです。


では、ATMはどうか。ストライクプライスが40㌦のプットをロングした場合 (条件は上と同じで)

本来4.8㌦程度のプレミアムですが、スタート値の見た目を揃える為3.27倍しています。当然、満期時は本源的価値を有していないのでゼロとなります。

残存630日で建てたプレミアムが半値になるまで420日掛かり、そこから満期に近づくに従い、オプション買い方にとって時間の向かい風が徐々にキツくなり、30日を切るとそれがより顕著に。

裏返すとオプション売り方は、長くても2ヶ月程度までの限月物をトレードすると一番恩恵 (時間の追い風) が受けれるワケですな。


4/16/2014

小さきもの (それでいてホットでないもの)

駆け出しの頃に読んだ (主に株式にまつわる) 本からの理解で、
  1. 分散する
  2. 市場平均は偏っており、運用に使う場合はあくまで一部で
  3. 長期では小型株で且つ、割安株が良い
そこから、3. を一応考慮した商品を意識して組み入れているわけです。保有分からDGS (新興国) を追い出した事もあり、徐々にウェイトは下がっていますが。


長期で良いと言っても、長期とはどの程度なのか。100年?

当方は先の書籍達の中で、Robert Haugen R.I.P. (1942-2013)  が書いていた10年の倍で20年と都合良く解釈しています。それに加えて以下のデータから10年ではグロースに負け。

[2004-2014][2005-2014]

[2006-2014][2007-2014]

[2008-2014][2009-2014]

[2010-2014][2011-2014]

[2012-2014][2013-2014]

ここのところ成長期待の高いヘルスケア (バイオ) が多めのVBKがマズイ方向に行っているので、バリュー株のリスク / リターンが良く見えていますが、この先10年でVBRがグロースを圧倒する程の差を生むのか?

一度しかない運用期間で、ダイヤモンド・ヘッドに辿り着くかは五分五分でしょう。



少し角度を変えて、株式投資の事。

自分のポートフォリオに占める銘柄は、Mega ~ Largeの時価総額に固めています。それはそれで考えがあってこうなっていますが、1つ2つMid以下の銘柄もスパイスに良いのでは?と。

アノマリーの利用という意味では、いわずとも時価総額が小さい = Small Firm Effect、アナリスト調査等注目されにくい = Neglected Firm Effectは半自動的に達成しています。

そこから狙うところ、、相対的3低レシオとバリュエーションが良く、株主に継続してキャッシュを見せる事が出来て(有配 + 増配意欲)、更には業界で楔が効いてそうな企業。そして、も一つわがまま言うと、何やっているかわかりやすいと尚良し。


そんな条件を全て網羅しているとは言えませんが、最も気になる企業。
Textainer Group Holdings (NYSE : TGH)です。



まぁ、バリュー株らしい内容。詳らかにしてもしょうがないので、気になっているって事で。



ちなみに、どのような商品が銘柄を組み込んでいるのか、馴染みのある物だけ取り上げてみると、
  • PowerShares International Dividend Achievers Portfolio
  • Vanguard Small Cap
  • Vanguard Total Stock Market
  • DFA US Small Cap I
  • Vanguard Small Cap Value
  • PowerShares KBW High Dividend Yield Financial Portfolio
  • iShares Russell 2000 Value
スモール系に入っているのは当然として、PowerSharesは意外。

先ず、PIDでは上から4番目のウェイトです (ただ上位3つはLPだったり)
もう一つのKBWDは、Financial Services 54.64% , REIT 43.08% , Industrials 2.28% ← TGH と、意外より不思議。



ついでに、視覚で大きさなど。

ナンカこういった企業を見ると、探し物をしているみたいで楽しいっちゃ楽しい。


4/14/2014

手札あれこれ

退屈しのぎのおアソビです。

金融派生商品を使った運用で、その目的がトレースなマニアを除く普通の資産運用は、市場平均や代表的指数と比べて同じリターンを得るなら、リスクが低い方が良い。同じリスクの可能性があるなら、その逆。

ポジションや手法の選択が自由な個人で、出来るだけ合理性のある運用。そのひとつにオプションの利用があり、時間コストも含めた場合の有力候補はLDSでしょう。否、だと思います。

LDS = Leaps Diagonal Spread
簡単に、満期日・行使価格の違う銘柄の組み合わせで、オプション買いは9ヶ月以上先の満期日でDeepITMを使い、期近のATM~OTMを売る。



ここで一つ、机上のLDS運用をしてみます。

  • 期限は、来年1月4日までの300日運用 (逆算で3月10日運用開始)
  • 原資産はラッセル2000インデックス連動商品 (IWM)
  • 持っている相場観として、期限の300日後にIWMの価額が2.77%上昇している
  • フィーなどは除外

こんな感じで仮定、下図はイメージ。
何でこの%かというと、分配除いても経済成長率と同等の上昇は期待出来るでしょうとのいい加減な設定で、特に根拠も何もありません。

上表、日付の下に記載のIVは現状に近い値としています。出口期限のIVを低く設定していますが、現状ATMに近い値で。
IV = Implied Volatility
現実のオプション市場でついたオプション価格から逆算されたボラティリティをインプライド・ボラティリティという。
要するに、設定は概ね現実に近い、ありえそうな値を用いつつ、下の比較用に都合よく収斂させた結果がこうだっただけともいいます。




ベンチマークはIWM1枚(100口) を300日間買い持ち。

オプションの条件は、

  • 2年弱先の2016年1月15日満期、ストライクプライス94㌦、ディープインザマネーのコール買い
  • 期近オプションのプレミアムが1㌦のコール売り⇒失効⇒売建を毎月繰り返す
  • オプションのプレミアムは、開始時IV23%、終了時18%とし2項ツリー(300項)で算出
  • パラメータとして、日数は365日計算、金利は現状の米国2年債、分配は1.25%
  • 300日後にオプション買いを転売


【ケース1】
バイ・アンド・ホールド1枚に対しLDSを1セットで、思惑通りの結果 (価額上昇2.77%) だった場合。

売却時122.28㌦、IV18%とする事で、オプション買いが買値で売れる様になってあるので、LDSの儲けはコール売りのみです。分配は面倒なので1.5㌦としました。

晒した額でみても、悪くないですね。 

それならば、同じ金額を拠出したらボロ儲けやん?と鼻の下を伸ばしてみると、


【ケース2】
バイ・アンド・ホールド1枚分11,899㌦に近い金額までLDSのセット数を増やし、思惑通りの結果 (価額上昇2.77%) だった場合。
コレを見ると、ボラティリティが高いインデックス連動商品で玄孫の代までバイ・アンド・ドリップ貫徹し、複利の魔法で儲けると確信している神を除けば、短期での利益確定に一考の余地はある気がします。 




なんて、都合良く相場観通りに行く事はないので悪いケースも並べます。


【ケース3】
バイ・アンド・ホールド1枚に対しLDSを1セットで、思惑通りに行かず結果、オプション買いの94㌦まで下落した場合。
投下資本率でみるか、同じリスク対象としてみるかで変わりますが、悪くないと思いますね。 


【ケース4】
バイ・アンド・ホールド1枚分11,899㌦に近い金額までLDSのセット数を増やし、思惑通りに行かず結果、オプション買いの94㌦まで下落した場合。
 
【ケース2】で相場観を当てた場合、【ケース4】で大きく外した場合を見比べてみると、リスク選好度合いによっては選択可能な範囲に思えます。



では、相場観が大外れし300日後94㌦になったとして、バイ・アンド・ホールドと同額の損失を許容する場合はどの程度になるのか?

答えはLDS2セットです(絵は無し)


そこから300日後の来年1月4日時点で、IWMの価額が122.28㌦ ~ 94㌦の範囲において、

  1. B&Hより負け額を減らして、B&Hより少し儲けたければ、LDS1セット
  2. B&Hより負け額が同等、B&Hより儲けたければ、LDS2セット
  3. B&Hより負け額が最悪倍上回るが、B&Hよりそれに見合う分儲けたければ、LDS4セット

マイナス域に入ってしまえば、B&Hよりマシなダケで儲かっているとは言い難いですがww
ついで、余剰キャッシュは、安全性の高い短期債券等に置けば、更にリスク / リターンが良くなるハズ。


その損益を一覧にすると、



グラフは机上なので、毎回コール売りで必ず1㌦のプレミアムを獲れるのか?といったマイナス要素、予想変動率であるIVがどっちになっているか?といったプラスマイナスの要素があります。損益の傾きが1であるIWM-B&Hは変わりません。

無理矢理まとめると、バイ・アンド・ホールドが運用の最適解とするならば、一部だけでもオプションを利用し採りたいリスクの範囲を自分で決めつつ、相対的な超過収益の可能性を高めるのもいい気がします。

ただ、マージン・アカウントが生理的に嫌な人もいるので、そういった人はカバード・コール ⇔ キャッシュ・セキュアード・プットの往復が最適になるでしょうね。


4/10/2014

どう使いましょう

CBOEからのメールで知りました。



ただ、VIXを除けば後発のボラ系は流動性があるのか微妙すぎですので、コレはどうなるでしょうね。



何と言いますか、HV180%とかモリモリ。
思いつくのはインデックスの狙い通りにイベント時、相場の反応が大きそうな場合にSPXの売りと絡めてシンセティックとかLSとか。

兼業の相場に張り付かない場合、長期債のインカムを再利用した掛け捨て保険 (Black Swan Protection) 的な使い方や、仕掛ける仕組み、アイデア次第で面白いポジションが作れそうな気がします。

こういった情報を知るたびに思うのですが、日本も金融先進国のハズ。。。。?
売買手数料の一点を除けば、投資は無論の事、投機環境も含めてサッパリですからねぇ。


3/21/2014

無意味か有意義か

ドッサリ溜まっていたメールの処理をしていてフト。


長期運用先として株式を持つ場合、ジム・クレーマーの教え (ホームワーク : 1銘柄につき週1時間費やす) を着実にこなす事が最良なのでしょうが、実際のところ非常に難しい。

特に、保有分の企業がノンビリ系である場合、週5~10分と四半期毎にシッカリで十分と思えたりします。週5~10分はSeeking Alphaのポストを読むだけがメインですがwwwww


もっとパッシブな向きであれば年1回。とくれば、このシーズン、


心配の少ない企業なんかは、メールに送られてくる順にホームワークをこなして議決権行使。これで来年まで放置するのもアリ。

丁度、コカ・コーラ (既に売却済みw) 、キンバリー・クラーク、ジョンソン&ジョンソン、トランスカナダが届いていたので、一通りの作業を行っておきました。今回、コーラ以外はパラパラっとですが。


株主といっても日本株の様に、お土産目的での総会出席というワケにも行かず。そして、小口故に意味無いし面倒なので処理を無視される方は多そうです。

そんな手間も上の流れワークすると、状態のチェックも兼ねるので一石二鳥。


まぁ、ホームワークは運用上必須として、行使なんて只のジコマンみたいなもんです。そもそも、セカンダリーマーケットの抜き差しを投資とはオカシナ発想。

それでも、株式投資 (売買) = 議決権の保有 (受渡) が出来る事で辛うじて投資性を帯び、該当する運用を株式投資と云える気がします。金融商品を使うと、売買に伴う価値はお金の得喪のみになり、それを投機と呼ぶと思っています。その是非は兎も角。



と、長々書きましたが、さて本題。(えっ?

3/17/2014

Leaps Diagonal Spreadを考える

あらためてノーポジになっているオプションについて。

資金を大幅に引き出したことで、キャッシュに以前の様な余裕が無い。ついでに時間も圧縮したい、それでいて効率良くと我侭放題をどうポジに落とし込めるか思案しています。

原点と言うべきターゲット・バイ (セル) の問題点は潤沢な資金。流動性のある現物決済の代表的ETF、SPYで1枚18,500㌦程度で低IVの現在、ATMに近いOTMを売って1%のプレミアム。自分が好むIWMで1枚11,800㌦程度でSPYより少し高いIVからプレミアムは1.2%くらい。

一方、LDS (Leaps diagonal spread)でロングアームのデルタ0.75~0.8位とすると、残存日数672日のSPY SP145で4,186㌦、IWM SP93で2,723㌦。ざっくり¼ 以下の御予算で実行可能。


おさらいすると、
  • 原資産のBuy&Holdより、BuyWriteが低リスクにしつつリターン改善
  • 現物とLeaps Deep ITMの買いポジションの役割はほぼ同等
  • 同じ予算でBuyWriteよりLDSは4倍程度張る事が可能


大体同じ予算 (現物買い1枚) で仕掛けた場合はこの様に。LDSのコントラクトは4です。

[100Buy , Apr.11 119 Short Call]



[Jan 2016 93 Long Call , Apr.11 119 Short Call]

デルタしか持たない原資産に対しロングアームは、IVが良くも悪くも作用します。ただ、暴落にはIV高が予想される事から、LDSの方が強いですね。当たり前ですが、絶対額はBuyWriteより大きいので油断禁物。


ついでに意味合いは薄いと言われていますが、Greeksも。

【BuyWrite】 Contract δ γ κ θ
IWM Buy  100 100 - - -
IWM APR 11 '14 119 Call  -1 37.8 -6.55 -12.14 4.64
Total  62.2 -6.55 -12.14 4.64


【Leaps Diagonal Spread】 Contract δ γ κ θ
IWM JAN 15 '16 93 Call  4 311.7 2.97 172.31 -3.94
IWM APR 11 '14 119 Call  -4 -151.3 -26.22 -48.57 18.57
Total  160.4 -23.25 123.74 14.63


平和な世界であればガンマショートのLDSだろうが、ガンマ+ベガショートのBuyWriteだろうが問題ありません。しかし、そう上手く凪で推移する事を祈るのも考えものです。


ここで一考。

売りにくい低IV時にLDSを使いながら、BuyWriteよりリスクを抑えてリターンの質を向上出来ないか?それが出来れば淡々と繰り返して、

Risk・・・B&H BuyWrite LDS
Return・・・B&H BuyWrite LDS

こんな理想の形が出来るかも?
 
その手立ては単純ですが、プットを適当にあてるだけです。仮に期近ATMと期先Far OTMで見てみると、

【LDS Married Put】 Contract δ γ κ θ
IWM JAN 15 '16 93 Call  4 311.7 2.97 172.31 -3.94
IWM APR 11 '14 119 Call  -4 -151.3 -26.22 -48.57 18.57
IWM APR 11 '14 117 Put  1 -48.9 6.32 12.47 -5.06
IWM APR 17 '14 110 Put  1 -18.9 3.18 9.49 -3.67
Total  92.6 -13.75 145.7 5.9


[LDS Married Put]
ダウンサイドが随分救われますね。これなら有る程度の覚悟さえすれば、満期前まで放置し甲斐もあります。もう少しあてるプットを計算すれば、より良いポジションが取れそう。

アソビの要素を排したトレードに注力する場合、低IV時はプット付きLDS、高IV時はプット無しLDSが最短作業時間で最良のパフォーマンスが望めそうなそうでないような。

LDSならばフィジカルでもキャッシュでも同じ事 (細かな歪みは現物決済の方によく出るでしょうけど)。すると指数の方が面倒なくて一番良いのですが、1枚が概ねETFの10枚に相当するので調整のしやすさからETFの方が使い勝手は良さげ。

ただEarly Exerciseには十分注意が必要でしょうね。若しくはLDSは指数で、調整用プット買いはETFで行く手もありですね。


にほんブログ村 投資ブログ 投資でFIREへ

3/12/2014

妄想ポートフォリオ

配当株運用の敵は、壱に年貢・弐に減配・参、肆は無くて、禿電話 (註:TとVZ株主の場合) という、冗談のような本音はさておき。。

ちょっと古い話ですが、

◆ 配当への課税強化検討 政府税調、法人税下げの代替財源候補に | Nikkei Inc.

 政府税制調査会は法人実効税率引き下げの代替財源の候補として、株式の配当などにかかる税率の引き上げを検討する。法人税関連の政策減税の見直しだけでは減収分を補えないためだ。

バッジ付けたエキスパートかエスパー伊東か知りませんが、奪い易いところから掠め取ろうとする発想はナカナカ恐ろしいですね。では抗って、いっそソノ呪縛からサクッと逃れる術は無いかと考えたくなるのが人のサガというものでしょう。

手立てとして、
  1. 無配当株のみで組み直す
  2. 現物から無配商品に切り替える

1.は本末転倒の手段なので却下。まぁ、パネラブレッドとチェサピーク・エナジーとグーグルとか、真剣に探せば出来そうな気もスルが...

2.は?自分好みに近い物を探してみると、

Weight Ticker Funds / Companies Fee
20.0% XEQD  S&P 500® Equal Weight 0.30%
20.0% XWSD  MSCI World Consumer Staples 0.45%
15.0% XWHD  MSCI World Health Care 0.45%
15.0% XWED  MSCI World Energy 0.45%
10.0% BRK.B  Berkshire Hathaway Inc Class B -
2.5% XECS  MSCI EM Consumer Staples 0.65%
2.5% XMEH  MSCI EM Healthcare 0.65%
2.5% XMKE  MSCI EM Energy 0.65%
2.5% D5BL  MSCI Europe Value 0.40%
2.5% XXSC  MSCI Europe Small Cap 0.40%
2.5% XESC  Euro Stoxx 50® 0.00%
2.5% XDUK  FTSE 100 0.09%
2.5% XCAD  MSCI Canada 0.35%

生活必需品、ヘルスケア、エネルギーの3本柱に、米欧の小型寄せ・バリュー寄せ。ついでに欧州と北米の代表的指数、ダウの代替はバフェ爺を追加。んー、意外に悪くないです。

暗黒時代が本当に来るのなら真剣に考えなければなりませんね。


2/16/2014

売却? or 保留?

似て非なる配当株投資と割安株投資。

ベストは、配当株を割安と思える水準で買って、配当金再投資で積み増ししながらゆっくりとフェアバリューに。その後、Eの上昇を享受しながら、定期的に起こるβが溶ける時に買い増し。

まぁ、そんなに上手く進みませんけどね。


その逆、あまりヨロシクない事は、
  1. 割安のつもりがクソ株化
  2. 利益成長以上に買い上げられる


1.は即処分として、2.は着眼点で感じ方が違います。割安株投資は割高まで買い上げられれば成功、売却で完了。

一方、配当株投資では、可能な限り長い期間妥当な (何が妥当かはアレですが) 水準で推移し、受取即再投資で保有数を増やす。時が来ればDRiP解除し受取りに切り替えるか、割安株投資の様な出口戦略になるのですが、2.は当面回避したいところ。


と来て、妙に買われていて気になるセクターの状況。

[ 製薬 ]


[ 資源 ]


直ぐどうこうではないのですが、今日は時間も取れたし、保有分で懸念されるアストラゼネカとシェルの資料を読んでおこうと思います。


2/11/2014

そして、リスク・パリティからリスクに漂着し、いつもの横道

前回に続いて。


散策していると良い絵があったので。(引用:Wall Street Journal)
本文は否定的。ま、資産に超余裕があり5mil出せる人はAQRIX、1milはAQRNXファンドでリスク・パリティ運用が可能です。銀行みたいに低金利で調達し、長期債をレバ掛けすれば簡単に出来そうですが、個人で複製は無理ですねぇ。と、いいつつヤル気もないですが。。。



ここで話し変わって債券の事。世界最強の債券で無双の金利水準、ソの名はJGB。

[ Short Put = Long JGB ] [ Long Put = Short JGB ]
(図の引用:Nassim N Taleb | Antifragility, Robustness, and Fragility inside the "Black Swan Domain"より)
※但し、引用元の内容と、今回の内容は直接関係はありません。

あるところまでBoJの裏技で抑制されていますが、フワっとどこかで元サヤ。こういうイメージなんですよね。きな臭い話の前、正常化で。

そういう意味、10y物が4%でおかしく無いと思う場合の行動はおのずと決まる。ただそうすると、日銀の目標デュレーションが7くらいなので、色々問題が噴出する事になる訳ですが。


一方、個人がファンドを通じずに買う場合は、個人向けうんにゃら国債がメインになります。もとい、なるようです。機関垂涎の仕組みで提供されていて滅茶苦茶お得、皆が大好き安心安全、政府による元本保証付きです。


そこで、チョット思いついた面白い戦略。

その優位性、デフォルト無しを逆手にとれば、リスクは金利変動のみとなります。用意されている変動10は常時劣後追随する損品なので×、最小金利0.05%にヘッジが有りますがここでは役に立たず用無しです。


その戦略は、
  1. 個人向け固定金利の長いほうを買う
    = 金利が騰がると負けで下がると勝ち

  2. 見込み利金で債券ショート
    = 金利が下がると負けで騰がると勝ち

ほら何となくヘッジ付きブルシンセとか、ロング・ストラドル的な香り。ショートの減価をその後の利金でカバーすると、固定5年物の4年勝負でmaximum loss = 0となり、どうも負けない気がするんですよねぇ....


2/08/2014

プット・コール・パリティからリスク・パリティ、そしてリスコンに流れついてナニコレ

出勤しても静かな環境になる土曜日。遅めの昼食がてらどうでもいいログ、古いネタを穿る。大体、長いタイトルの時は一段とロクでない内容ですw


御題のプット・コール・パリティはオプネタなので割愛し、リスク・パリティに移って暫し散策

Wikiの図から、株式・債券の2資産でレバレッジを掛けない場合、概ね株式14.3 : 債券85.7で基から6割弱サイズダウン版のリスク・パリティ・ポートフォリオとなるのかな?今一つ判っていませんが、また暇な時にでも調べてみよう。


して本題、今日一番目を惹いたのが、ETFでありながら「愛称:NISA向けリスコン5(10)」

リスコン?ケンとメリーみたいな?(注:生まれてません

 - 引用 -

 東証:リスクコントロール指標

  ~ 前略 ~

  • ダウンサイドリスクを抑えた長期投資

    TOPIXリスクコントロール指数は、過去データに基づくテストにおいてボラティリティが一定 範囲に抑制され、ダウンサイドリスクが低減されたことを実証しております。

    特に長期的な低リスク投資を目指す投資をサポートするベンチマークとなることを期待して おります。

  ~ 以下略 ~


なるほどなるほど。




何コノ横一列。

「ダウン・サイド・リスクはバッチリ抑えました。ついでにアップ・サイドも抑えときました」ですな。

というのか、仮に修正単純平均型 (N225) と時価総額加重型 (TOPIX) が長期でどっこいどっこいとすれば、リスクコントロールを考える以前、wrong choiceに他ならず問題なのは対象であって、発想そのものはアリだと思います。

まぁ、外部要因でガチャガチャ動くおもちゃに張る場合、提灯記事が踊り出す猿相場まで寝ていて、値嵩や高βのディープ・シクリカル銘柄に少々乗り遅れでも乗っかる。そして出口の利確を大きく誤らずに現金化して外野観戦。

それをヒタスラ機械的に実行すると、信託報酬払ってまでリスコン商品をわざわざ買ったり、絶対視されている長期B&H (下落時は塩漬け + 人によっては無限ナンピン、上昇時は高値追い銭)を初志貫徹するより、低リスク・高リターンになりそうな気もするのですが。。。。


戻って、「愛称:NISA向けリスコン5(10)」

そもNISAって物は、投資初心者(←嵌め込み表現っぽくてキライです) は消防署効果に引き寄せられ財布行き。一方、玄人衆はハイ・リターンを夢見て即効全ツッパが制度の肝なんではないのでしょうか。

そこに来てのリスコン、ニーズありますん?これが今日一番理解出来ていません。


1/21/2014

ゼロの魅力

昨年秋頃から特に理由はないですが、欧州に興味があります。

そうそうそうと、ADRやピンクシートでなくても直接買えばいい事を思い出し、TotalやEni、L'OrealやらLVMHとかユーロ圏企業を順々に見ていてフト。

そういったユーロ圏のデカい目なんだから、Euro Stoxx 50の構成銘柄に入っているはず。

とすれば、そのインデックスの組成に不満が無ければ、エクスペンス・レシオが0%のdb x-trackers物があったよねー、と。

先の企業群も含めて投資としては情報収集不足だったり、そこまでの興味を感じなかったり。圏

それでいて得喪のみで賭けたい、そんな時こそ役立つのが金融商品です。

DBXは多くがシンセ物のようですが、利用者がそこに拘る理由もないと思っています。対象になる商品を見ると、XESCXESXですが、中途の面倒もゼロで考えるとSCでしょうか。



差分はReinvestment効果?だとすれば、EXITまではナンもかもゼロで良いとこどり出来そうなんですけど。


1/11/2014

未だ先は長い (3)

よく冷えますねぇ....えべっさんに寄って、やっとの帰宅。CESは意外だったみたいですね。明日も仕事ですが、ポジション調整するかもでザラ場に参加しつつポスト。



して、与太話の最終回。

未だ先は長い (1)
未だ先は長い (2)

何がオイソレかと、
先ず、シンプルに株・債券 (預金) で、運用したとして仮定インフレ率に負けない配分をツールから拝借。

因みに、リスク/リターンと相関のパラメータはデフォルトです。

そこから、更に簡単として株式をベータ1本で代替し、43%をS&P500、57%を1%のリターンを出す無リスク円債 (預金)に配分。理屈ではコレでインフレ負けの心配もなく、夜もグッスリ眠れる想定。


で、終わるはずもなく、リターンの柱である株式を見ると、


[S&P500 1953-1968][S&P500 1998-2013]
抽出期間は古典や伝道師の所与、右肩黄金時代の一例が左です。
右は最近で、共にたった15年のネ動き。

左の様であれば、感覚的にリタイア可能と思えます。しかし近年の右図、1998年頃からのヒストリカルでブートストラップ回してみたりと、データをモテ遊んでみたその確率は.......萎えますwww


折角なので、確率の萎え萎え具合その条件は以下。
条件①
  • 年350万 (月29.16万) 取崩す内の43%をS&P500指数連動商品を毎月売却
  • 残りの取崩しは無リスクから
  • 手数料や年貢は考慮せず
条件②
  • リタイア年齢は40歳
  • 想定寿命は85歳
  • インフレ3%のうち、2%分 (1%は無リスクで吸収) を考慮したS&P500の期間リターン
  • リスク資産は6,020万 (1.4億の内43%)
  • 全期間を運用期間として
  • サンプル回数は10万回

その結果が下図

[S&P500 1953-1968][S&P500 1998-2013]
破綻しなかった場合の最終運用残高 9.4億強
累積破綻確率 0.47%
破綻しなかった場合の最終運用残高 914万強
累積破綻確率 79.8%

※グラフの線、シアン = 運用残高 (左軸) , マゼンタ = 累積破綻確率 (右軸) です。
(これはド素人のアソビゆえ誤りがあると思います。間違いを指摘頂けると幸いです。)


左の幸せな時代ですと、ほぼ破綻する事なくどんどん資産が増える罠。

一方、近年 (右) で考えると、「破綻しなければ」天寿全うまで大丈夫ですが、その前に古希から少しで50%破綻しています。勿論リスク資産部分のみがですが、これナカナカ厳しい結果ですね。

ベータでコレですので、劣化ベータで努々妄想すべきではありませんね。

::::::

そもそもリタイアするのにそんなに消費してたらアカンやろう。とか、イヤイヤそんな物価上昇 or ショボイ過ぎる運用リターンはありえんわ。と、いう意見はあると思います。あと、いくつまで生きるつもりなのか、ココ重要ですね。

今回のシミュレーション (仮称:仮想オッサンの未来予想図Ⅱ) は、既に社会保障は藻屑となっている前提。それも含め様々なパラメータをどう見るのか、一体どのデータを信頼してエイヤっとするのか?結局良く判りませんな。

まぁ、この仮想オッサンが安全側に立って考える場合、取崩しを減らす = 消費額を大幅に下げる。若しくはリタイアを遅らせて蓄財を増やす等、何らか手立てが必要でしょうね。 (おわり)


1/10/2014

未だ先は長い (2)

前回からの続き。

未だ先は長い (1)

実際にアーリーリタイアされている方のACRの素 (コスト) はどの程度を見ているのか?それはその人次第なので千差万別ですが、更に別の方のブログから目安となる記事を見つけたので勝手に試算してみます。(見当違いを想定し、リンクしません)


~ 前略 ~

1.豪遊モード…18年
・頻繁に新車を買い換える(国産普通車)もしくは外車を長く乗る
・年に3回以上国内旅行または年に1回海外旅行
・息抜きに年に数回近場のシティホテル(ヒルトン、リッツ)に泊まる
・とにかく、欲しいものはよく考えずに買う
・週末は毎回飲み会やデート
・飲めや歌えの大騒ぎ
(あまり「豪遊」というのをしたことがないので、何をしたらいいのか思いつかない)

~ 中略 ~

3.通常モード…50年
・クルマはなし
・旅行は気が向いたら年に1回。ない年もあり。
・家計簿をキッチリつけて管理する
・必要な物だけを厳選して買う
・つまり、今と同レベルの生活を継続する

~ 以下略 ~

1.豪遊モードの内容をイメージすると1500万。
そして、インフレを考慮せずで算出されているので、年数が18年から2.7億予想。

3.通常モードの内容をイメージすると300万。年数が50年なので1.5億予想。

1.の過大を3.で補正すると、1.の豪遊モードで833万。ただし、3.が200万と考えれなくもない。
いずれにせよ1~1.5億 (インフレと年金考慮せず) が保有コストとイメージ出来そうです。

::::::

ふむ。

以上の事から、少し余裕を見て。

自分の仮定インフレ率3.0%で、例えばですが350万/年の消費を見込んだとして、20年後は630万強/年必要。現在ACRが40とすると、2.7億強の保有資産がある状態でしょうか。 (運用期待値 = 0%として)



それじゃー何のための運用だよ?

と、なりますので、運用期待値 = 仮定インフレ率まで持っていければ、ACR = 40で1.4億強。40歳でリタイア、85歳で鬼籍をイメージし、えいや、っとACR = 45で1.4億ということにしておきましょうか。


まぁ、期待リターンを弄って、何%上げれば現実的な値になるのか?紙の上では簡単に出てきますが、そうオイソレと行きません。タブンいかないと思っています。


( 次回で終わり )


1/09/2014

未だ先は長い (1)

年初から日本株 (正確には日経平均) は良く動いてますね。今IVは26%ぐらいなので、1.64%/日は動くモンとかと。まぁその品の有無は兎も角、特段驚く事でもないでしょう。


さて本題。
年始だいたい今頃の恒例行事。

リスクの大小に関わらず、お金の管理は自分の仕事になっていますので、一応データを見せつつ現状を相方に説明。差し詰め極小ヘッジファンドの年次報告といったところか。

簡単に纏めると、ペーパーアセットの好調と裏腹に、地価が思いのほか変わってなくて逆の驚きもありつつ、資産バブルはマダマダこれからか??と、そんなところです。

自分の場合、運用で得たい物は時間です。その進捗確認に毎年ACRを出しているのですが、今年は仮定インフレ率を2.0% → 3.0%へ修正したので一段と努力が必要となりましたww インフレ率をどう見積もるかで絶望的な値となるので設定はいつも悩むところです。

今日現在、3.0%は妥当なレベルと考えていますがハテ。



そして、そのACRとは?

高等遊民の備忘録:早期リタイアの判断基準

もっと一般化して論じるとすれば、重要なのは資産の絶対額ではなく、資産額と生活コストとの比だと思います。年間生活コストの何倍の資産を持っているかです。PERに倣って、これをACR(Asset Cost Ratio)とでも呼ぶことにしましょうか。

~ 中略 ~

あくまで私の基準ですが、
(年齢+ACR)>平均寿命
が、リタイア可能かどうか判断する際の目安になると考えます。
とてもわかりやすく、自分も氏考案のACRをモノサシに使用しています。


( 次回に続く )