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12/13/2015

見え透いた誰得


またですか?

軽減税率、品目・財源で曖昧さ残す 国会審議紛糾も
与党協議は当初、約4000億円の生鮮食品だけに限る案から始まったが公明党が対象拡大を主張。独り身の高齢者がスーパーで総菜を買う状況などを想定し加工品全般に広げる一方、高級レストランでの飲食を含めない線引きで決着した。

どうやら未来の財布から金を盗む事になっているようですが、あまりにも杜撰じゃなかろうか。

上の文面から、スーパーで惣菜買う高齢者を救うため。しかし、この国で資産持ってるメインは高齢者。。。とくれば、同世代ダケでそこら辺相殺してくれませんかね?


それでも盗るなら、せめて効用最大目指して頂きたいところですが、さて、

[ 素敵な軽減 ]


素晴らしいですね。お手当が必要な人に少なく、不要に多く。

まっ、それよりなによりこんな仕組み作るために、特定の宗教団体がワザワザお伺い立てたとか何とか。宗教法人税の設定についてメガ組織に根回し協議ならまだしも、国民への徴税のあり方に関与しているなんて、この国はもう完全アカンかもな。


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8/25/2015

ボラボラボラ

水・木・金・月と、寝不足此処に極まれり。
そりゃまそうなる久方ぶりのアホボラですからね。

日中は仕事傍ら日経のデルタ (ガンマ) や、宝くじバックの刈取りをヒタスラ行い、夜間の投資事では、株・金融商品は市況と仲良く曲がって行き雲散霧消。投資性を帯びたUSオプションは、ベガ盛りでなだらかに半減。一方で投機のガンマ・ベガ持ちや、確率の買いによって倍戻しと、なかなか面白くもあり複雑です。

今朝引けの印象からえいやで4dayセータ獲り、ボラドロップに傾けた2mo物プット売りとそれに、17年物のコール買いを仕込んで夜間は暫く静観出来そうで何より。(注:全く以って良く外しますwww


- 閑話休題 -

S&P500のオプション・プレミアムを集めた値が何を語るって?

恒例なのかこの地合いになると、毎度ムクムクと相場不参加者 (中身と値段を見ずに買い続ける手法の方々) のアレコレ蘊蓄や市況チェックが入って、いつものオチで締めくくる。そんなエントリーが多くなってくる印象。ただ、そこから導きがあるわけでないので、ある意味劣化版チャーティストみたいな内容ばかりですが。そういう意味でも以前にも書きましたが、例えばこれなどは違和感を感じずにいられないですね。

長きに渡り指数運用を主にされている方なので、それが何たるか良く判ってらっしゃるんでしょうけど、読者対象の中でも投信でびゅーの人が読んで、誤った理解が更に広まる気がしてならない。


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8/17/2015

新たな問題児を育てる

何かアクセス多いなと思ったら、KMI売った事か。

奇しくも、株式投資で参考にしているgonchan0810氏と同じタイミングで反対のアプローチになっていました。上がる下がるは理解の範疇を越えているので一先ず脇に置くと、個人的には事業 (本業) や投機も含めたトータルで売買しているので、まぁそういう事もあります。単にHWの時期が遅いため、お盆までズレ込んだだけなんですけど。


そんな与太話のついで、トータル・イメージをなんちゃってPPM風に (あくまで雰囲気的な使用で) 書くと、

  1. 花形 [Star]
    事業

  2. 金のなる木 [Cash Cow]
    配当株投資
    金融商品 (バリュー系ETF)


  3. 問題児 [Question Mark]
    バリュー 株 or グロース株投資
    投機 (米オプ)、投機実験 (N225先物+オプ)


  4. 負け犬 [Dog]
    不動産


A.D.は、まぁ良いとして、基本このブログで書いているのは、B.またはC.に属するグループに入るネタという事になります。

似た企業のTRPはC.の属性での保有しています。故、そこそこまで気分的に持てるのですが、事が起きた際にそのTRPは愚か、B.枠で保有しているつもりのKMIが負け犬落ちは残念さも一入。その懸念を払拭するため、売却し新しい金のなる木を探してみましたが、おいそれと見つかるわけも無く。

そして、その結果はお題の通り、新たな問題児を育てるべくグロース株にBetした次第。


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8/02/2015

溝すらないなんて


持ち株の情報収集ついでに、大きいゆえ必然的に皆が選好する、我が国を代表する銘柄を少々拾ってみました。予想はともかく、、、、



どうなのかは各々の印象として、先進国の中の一国で最も買われたトヨタなんだから堀まで無くても溝くらいあるんかと思ってましたwww


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7/27/2015

今更ながら大手


建前上無りスク扱いにしている家計の預金等資産、余りにも膨らむとじき建前が崩壊する際に困ります。と、いうのも有って、時期 (為替 & 金利) を見て、必要最低限のキャッシュ以外は米国割引債に置き場を替えようかと。


ならIBでええやんとなるのですが、何かあった時も考慮しつつ、品揃えいいところは大手となるんですね。


Wikiで確認してみると大手は、
  • 野村證券 (野村ホールディングス)
  • 大和証券 (大和証券グループ本社)
  • SMBC日興証券 (三井住友フィナンシャルグループ)
  • みずほ証券 (みずほフィナンシャルグループ)
  • 三菱UFJ証券ホールディングス(三菱UFJフィナンシャル・グループ)
    • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
    • 三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券

らしいです。サイトを見たところ、SMBC日興とみずほは品薄なので除外。野村と大和は口座維持費が掛かるみたい....残るは三菱UFJモルガン・スタンレーって、無駄に名前長いなww ついでのPB証券ってちょうおかねもち専用?みつびしゆーえふじぇーもるがんすたんれーぷらいべーとばんくしょうけん?

PBは一生御縁の無い世界として、ここもここで問題あってどうやら電話注文のよう。21世紀もそこそこ経過しているのに。。。しかも売買スプレッド広いんだろうなぁ。。


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6/26/2015

AAの続き (その2)

分譲マンションやビルが近所にもポコポコと急ピッチで出来たり (これに加え店舗や高サ住などの需要もあり、本業が盛況なわけですが..)。あと、「土地、売り家、賃貸できる戸建てを探しています!!」的なチラシが頻繁に投函されていたり、ほんのり泡っぽい今日この頃。


そんなチラシに混じって、証券の名刺とチラシが高頻度でポストに入っている。

例えば、



その某證券、担当の顔写真とプロフが載っているんだが、完全に文系且つ肉体系、AA型株式等の仕組みを説明出来るとはとても思えないんだがww


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6/05/2015

Monkey 30 ファンド

かなりどうでもいい事ですが、今年の4月で5回目の仮想日本株ポートフォリオ。

始めたきっかけは、テキトーでもどうにかなるんじゃないの?を確認するため。3末に選んで4月に建てた想定で1年後に評価するおアソビです。(今年は忘れていて4/17スタート)



とある2つの指標からスクリーニングして (だいたい100銘柄より少ないぐらい) ランダムに30個選択した結果で等配分。必然的に有配株になっていて指数より高配当ですが、インカムは面倒なので含まず評価。

過去4回運良く1度もTopix (1308) を下回る事はないですが、全市場から抽出しているので東1が適切なベンチマークとは言い難い。ま、でも実際の対象商品が東1と日経しかまともにないのでTopixとしています。

今回の猿はどうなるやら。


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5/29/2015

AAの続き

忙し過ぎで近くのコール売って遠くのプットを買うマックジョブしか出来ない現実。。。は、さておき。

---------------------------


トヨタが打ち出した「AA型種類株式」は買い得か | 山崎元のマルチスコープ


(1)発行価格は発行価格決定日の普通株式の株価の120%以上。
(2)配当は初年度から発行価格に対して年率0.5%、1.0%、1.5%、2.0%、と上昇し、5年度目以降は2.5%。
(3)議決権付き。
(4)普通株式への1:1の転換権付き。
(5)発行価格での取得を会社に請求できる。
(6)残余財産の分配においては、一般債権者に劣後し、普通株主に優先する。
(7)譲渡に制限あり(相続とTOBへの応募を除く)。
(8)初回5000万株、3回目まで発行を予定(合計で総発行株数の5%未満)。


 さて、読者は、トヨタの「AA型種類株式」を魅力的な投資対象だと思われるだろうか。

 冒頭から引っかけ質問のようで恐縮だが、これは発行価格に大きく依存する。例えば、トヨタの普通株の株価が8000円のとき、一株当たり9600円でAA型種類株を買えるなら、これはかなり魅力的な投資対象だろう。しかし、一株3万円だと買うのを躊躇するだろう(注;共に現時点の筆者の個人的な意見です)。


氏の見解は本文を読んで頂くとして。

ここからは異なる角度と云う名の勝手気ままな無責任ド素人妄想でお送りします。


ざっくりと、、、
普通にトヨタ株を今買うと 8,700、
AAは想定1.2倍の値段を出して 10,440。


AA = 劣後債ロング + ヨーロピアン・コール・ロング

トヨタ = Topixみたいなものなので、どこかの教科書的に年率 5%が達成出来ると仮定した場合、トヨタ株を5年保有でのインカムとキャピタルの利益想定が2,405。一方、AAのインカムが783、差分は1,621。


その差分をAAのミソであるコール買いのコストとすると、、、

現値  8,700
行使 10,440
金利  0.1% (JGB 5年債)
期間  5
配当  2.34% (として)
価格  1,621

としたインプライド・ボラティリティは35%程度 (IV、t=365)。取り敢えず、トピックス = Toyotaという事でリスク 20% に2割5分上乗せで HV = 25%だとその差10%。。。コレ、ぼり過ぎじゃないの?

IV を HV +5% でプレミアム1,271ぐらい。を、妥当と見做した場合、350 (初回は5,000万株発行との事なので、175億円分のマボロシ) は誰かの架空のポッケにイン。

まぁ、上の与太計算は無視してww も、株式の占い方や金利の読み、債券の理解、非上場の流動性リスクをどう反映させるのか等々。これが適正かどうかを判断するために考慮すべき内容が盛り沢山ですね。


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5/16/2015

もう一人の自分を作る (いわゆるバックテスト)


昨日満期のIWMをギリギリで買い戻した以外、相場は愚か経済指標すらチェック出来ない状態。。指数関数的な事業拡大で忙殺月間も未だ半ばですが、ようやく休日を捻出。後で特別区設置の期日前投票も行かなきゃ...

*********

前述の通り、何にも書くような事が無い状態ですが、自宅PCのデスクトップに置きっぱなしだった、バークシャー・ハサウェイの2014 ARを見ていてフトした思いつきのオアソビでも。


ちょっと極端な値になりますが、過去の所得推移がわかり易い最低賃金を使って。

1964年、とある貧しい15歳の少年が、 最低賃金の仕事に就きました。1日7時間、月20日労働を50年続けて2013年にその労働生活から引退。

当時は$1.15/h、2013年は$7.25/hで、そこから得た 累積収入は$322,728。その額で生活出来るのかは??ですが、超倹約家だったとして。

先の資料でパフォーマンス比較に出ていた、 S&P500配当込指数。それに連動するミューチュアル・ファンドが1960年代からあるワケないのですが (VFINXで1976年) まぁあったとして、その超倹約家が50年で得た収入を作るのに、ファンドへ1965年以降毎年幾ら捻出すれば達成出来たのか?

収束値は、6.52....% でした。



毎年末にその年稼いだ7%弱をファンドへ機械的に放り込むだけで、50年後には自分と同じ稼ぎの相棒が出来上がる算段。

*********

しかし50年は長いですねぇ、、20代から働く事が一般としたらもう少し現実的な設定にしたいところ。いやいや目指すはアーリーリタイアでしょう?で考えると20年でしょうか。

次はもう少し現実的に平均可処分所得から。

Web上で見かけた平均をつなぎ合わせてみると23歳からの20年はこのような感じ。



6,283万円。それが多いか少ないかよくわかりません。一方、運用資産が40代前半で6,000万円台だとそれなりにリスクとってきた人になりますね。


さて先の超倹約家なアメ人と同じく、毎年可処分所得の7%弱を運用に回してみると、



1965年~、1966年~、1967年~.............と、20年間を各年スタートで行っています。ご想像の通り、いつ運用開始するかで全く異なる結果に。当然、もう一人の自分には程遠いです。。。


ではこのバックテスト上、最悪のパフォーマンスでもう一人の自分を作るには、可処分所得からいくら突っ込めばよかったのか。

収束値は、71.5.....%



幸運な運用開始時期の場合3億越え、最悪でもう一人の自分。

一つ上のグラフでは、率は同じとはいえ表に占める幅が小さかったので感じにくいかもですが、想定 (事後的に測定) されたバラツキの中で、運が殆どの要素だとまざまざと見せ付けられているような。

何れにせよ、7割突っ込むのはw 


最低賃金はこことかここを参照。
諸経費関係や為替は無視。


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4/29/2015

目が曇ってよくわからん

誰がトヨタとウィンウィンやて?

トヨタ:最大5000億円発行、初の種類株 ― 中長期保有の株主層開拓 (1) | Bloomberg


(ブルームバーグ):トヨタ自動車 は28日、譲渡制限が付いた種類株式を最大で5000億円発行することを決めた。株主総会での承認手続きを前提にして、非上場となる初の種類株を通じて中長期保有の株主層を開拓するのが狙い。

28日付資料によると、発行するのは第1回AA型種類株式(AA型はトヨタ初の乗用車の車名)。調達資金は燃料電池車(FCV)開発を含む研究開発費(R&D)に充てる。6月の総会後に決まる1株の発行価格は決定日の東証終値 の1.2倍以上として、株数は5000万株が上限。普通株の希薄化を避けるために同数程度の自己株式を取得する予定。

トヨタはR&Dが業績に寄与する期間と株主の投資期間がなるべく重なることが望ましいと判断、概ね5年後に普通株への転換や発行価格での買い取りが可能な種類株にした。配当年率は発行年度に0.5%として、1年ごとに0.5ポイント上昇する。普通株と同様に議決権は付いている。引受証券会社は野村証券。

SBI証券の鈴木英之投資調査部長は、トヨタの種類株は一般的にはなじみのない方法で資本調達の多様化がメリットだと述べ「日本のトップ企業であるというポジションを考えれば、このような方法があるということを日本、産業界に示している部分で意義がある」と指摘した。

えーこのAA型誰得?このディールで野村證券が儲けるつもり、までしかワカラン。。。


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3/07/2015

リスクフリーの信用リスク


仕事もひと段落してのログ。
つくづく思うんですが、有用な情報が無料で、無用な情報が有料の変な時代ですね。

早速有用な、

第240回 低金利時代のマネー運用を考える3つの視点


後者に関して補足しよう。株式と長期債を持つと、以下のような「傾向」が生じると期待される。

仮に、(A)不景気になった場合に企業の利益が圧迫されるから株式のリターンは不調(マイナスもあり得る)だが、長期金利が低下して長期債価格が上がる。他方、(B)好景気になった場合、長期金利が上昇して債券価格が下がり債券リターンは不利になるかも知れないが、企業収益が伸びて株式のリターンが高くなる。

つまり、株式と債券を組み合わせて持つ事で、お互いになにがしかリスクを打ち消し合うことが期待出来るのだ。


最近自分がしつこく債券に粘着していた事のまとめ的な感じですね。


債券を持つことの分散投資効果は、「これまで」と「これから」では異なると考えられる。漫然と同じアセット・アロケーションを持つべきではない。


そうそう、日本に限らずの話で、まさに今直面している問題。運用管理という意味でもコストが見合えば、アセット・アロケーションは常に流動的な変更が正しいわけですし、漫然はいけませんね。


「変動・10年型」の個人向け国債は、実質的には半年単位の短期運用であるが、元本保証であることに加えて、利回りが長期金利の上昇に対して約3分の2追随出来る、いい意味で「無難な」運用対象だ。

国債なので、銀行預金のように預金保険の範囲を気にする必要がない。さすがに財務省は、「銀行預金よりも安全です」とは宣伝しないが、信用リスク面での気遣いが不要であることは個人向け国債の大きな長所だ。


いつもためになる事を書いてくれる方なのですが、いいところでプロ側の意見 (太字の部分) っぽくなってしまっているのが残念です。あとコレは、揚げ足とりですが、


「長期金利の上昇に対して約3分の2追随出来る」
 ↓
「長期金利の上昇に対して約3分の2に劣後する」


とも言えるわけでして、「無難」とみるか「イマイチ」に見えるかと聞かれれば、イマイチと答えてしまうと思います。辛うじて、金利2回分のペナルティで逃げる事が出来るらしいので、まぁ余程の鈍感でなければ大丈夫でしょうけど。



ついでなので、その気遣い不要なリスクフリーの信用を確認するべく、ブルンバーグから現状の値を。

[JGB CDS 5年] [JGB CDS 10年]


これだけ見ても何にもわかりませんが、ニッセイ基礎研究所のデータに合わせて想定回収率は35%として、そこから効率的市場の価格形成を前提としたデフォルト率 は、


期間 日本 米国
(参考)
英国
(参考)
ドイツ
(参考)
5年 3.37% 1.15% 1.46% 1.22%
10年 10.94% 8.24% 5.95% 6.09%


うーん。引用文の通り銀行より安全なのはもちろん理解出来ますが、割とあるじゃないの的な印象です。


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2/11/2015

恐ろしい数字に対する雑感

昨日打合せの合間があり、ジム・クレイマーの新しい本が出たらしい (遅!!) との事で久しぶりに本屋に立ち寄りた (ry , いつもすみません>本屋さん

結構ブ厚くて面白そうだったが、結果買わずじまい。気が向いたら購入しようと思います。

しかし、ずらっと並んだ書棚を見渡してみると、「~は~しなさい」だとか、「~で億り人に」的な出版物が大量に並んでいますね。コネと文才があれば、ノーリスクで稼げるしある意味テーマ株的に便乗して、テキトーな内容で儲けれそうとか感じたり。更に「運用はOwn Riskで」の名の下にセミナーなんかしたりしてww


そんな事を思いながら、そんなフリーライド繋がりで、「バイブル」とまで評価されている原理の書がバージョンアップされたと見かけたので、どれどれとパラ見。その結果は..........




さて、そのままかな?

第7章「時間」が教える投資の魅力


収益率 ― その平均と変動幅 ― の計算に用いら入れる期間は、1年である。便宜的に広く用いられているこの12ヵ月という期間は、制約と目的がさまざまな投資家の用いる枠組みとしては必ずしも適切とは言えない。 |- 略 -| 本当に重要なのは、投資期間の違いである。

それがいかに重要かを示すために、1日の投資における普通株の期待収益率を例にとって、時間の効果を (†) 誇張してみよう。

段落、省略、文字装飾は当方判断による


先ず答えありき。どの期間から値を整えるのかという普通の事柄 (SD) から、長期こその雰囲気を作り出そうと意図的な独自理論 (SD→SE) とする素地がちらり。かなりのワルですね。


典型的な例として、ある銘柄の株価が40ドルで、1日の価格変動の範囲は39.25ドルから40.50ドルの間の1.25ドル、その日の平均価格の3.1%とする。過去10年における普通株の平均年間収益率はだいたい10%である。この株に投資したとすると、1日当たりの (平均) 期待収益率は0.04% |- 略 -|

この1日当たりの収益率0.04%と1日の変動幅3.1%を年率換算してみよう。年間平均期待収益率は10%となるが、その (‡) 収益率の変動幅は±387.5%といった恐ろしい数字となる


段落、省略、文字装飾は当方判断による


センセー、それじゃミンナ死んじゃいますよー。
だって、1年でそれでしょ?リスクの特盛りつゆだくじゃないですか。

もし理論的で正しい本ですと人に薦められ、ここ読んでたら今後その人の事を信用しないでしょうねww


そして、その独自理論より導かれし解は、

もちろん、良識ある投資家なら、1日、1ヵ月、あるいは1年でも普通株に投資するようなことはしない。これでは普通株に投資するにはあまりに短すぎる。なぜなら、予想される収益率の変動幅が先の例のように、平均期待収益率に比べて大きすぎるからである。

普通株の短期保有は不確実性が大きくその収益の大きさや安定性はバランスを欠いている。普通株の短期保有は投資ではなく、投機でしかない。


段落、省略、文字装飾は当方判断による


ふむふむ、相変わらずスゲェな。疑問山積。
  1. 短期の方が不確実性が大きいの?
  2. 保有期間が投資と投機を決めるの?

1. の疑問として、その示す意味がリスクとすれば気象予報の台風進路予想図の円を例えに書いている本もありましたね。不確実性という意味は言わずもがな。

2. の疑問として、エリス先生は指数原理主義者なので普通株 = 指数商品と変換した場合、30年後満期 (実質OTCしかないと思うが) 指数先物のバイ&長期ホールドは投資と言えるんですか?

----------

他諸々あり過ぎますが、1つの同感を得る為に、2つ以上の疑問を連れてくる怪書ぶりは健在でした。


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(†)誇張はポジショントークとして五百万歩譲っても、USO教えちゃダメっしょ。
(‡) σ t ですね、0.5σtではなく。

2/10/2015

ハイリスクの分解も一興

いつも明快な文章で参考になるので、気が向いたときにまとめて読んでいます。(ホンネの投資教室)

そういいながら毎度斜めに見るようでアレですが、

アセットアロケーションを検討する


リスクの数字は10年から20年程度の過去データを元にして作られていて、リスク、相関係数ともやや保守的な方向に数字が丸められている。リスク値でいうと、国内株式が18%、外国株式が20%、外国債券が10%、国内債券は2%だ。相関係数は、国内債券と国内株式が0、国内株式と外国株式が0.7(かなり高めだ)、国内株式と外国債券が0.3、外国債券と外国株式は0.5、国内債券と外国債券は0.2、と想定されている(それ以外の相関は0)。分散投資のリスク削減効果に対して過大な期待をしていない点で、慎重なものだといえるだろう。


パラメータ次第で随分と景色が変わる事になります。「リターンは小さく、リスクは大きく」見込むとして、リーマン前のド楽観~昨年末で、19%強なので国内株式 (=Topix) が18%はやや甘い気がするのですが。


商品選択


国内株式はTOPIX連動型のETF(上場投資信託)がいい。前掲拙著では、資産規模と売買の活発さから、信託報酬(税抜きで0.11%)は僅かに最安でないが、野村アセットマネジメントが運用する「TOPIX連動型上場投資信託」(コード番号1306)を選んだ。このファンドでも、あるいは大和系の「ダイワ上場投信TOPIX」(1305)でもいいが、十分な資産残高と売買代金があって、信託報酬が0.088%(税抜き)で最安水準の、日興アセットマネジメントが運用する「上場インデックスファンドTOPIX」(1308)を選ぶことにする。


1にコスト、2にコスト、3,4が出来高、5にコストという事なので、これで仕方ないんでしょう。(日経平均とJPX400は実質アクティブなのでそもそも除外でしょうし)


--------

で、終わってもなので、ド素人なりにTopixはトピックスそのものが当然一番良いハズなのか無駄に一考。

先ず、カタマリを分解してリスクを抽出してみると、
(期間は、リーマン前のド楽観~昨年末)

ClassRisk

Core21.53%
Large20.62%
Mid17.96%
Small17.86%


リターンは目頭が熱くなるので伏せておきますが、日本の場合そこそこの期間、大きな企業がハイリスクで低リターンと経典通りではありません。何故そうなるのか?結構重要な気がします。

さて、これを基に考えますが、今後どうなのかViewはないのでリターン = ①抽出結果の通りと、②どれも等しく期待した場合の2パターンで、少なくとも全てのクラスを盛り込んだ形の最適化を。


Class
Weight
(Normal)
Weight
(Equal)
Mkt Cap
(Topix)
NoS
(Topix)

Core11%23%35%30
Large23%23%25%70
Mid29%26%30%402
Small36%28%10%1356


結果をみると、コア30を相当アンダーウエイトとの応答。リターンが全て等しいとしても12%はコア30を減らすがよろしとの事。それでもTopixの時価総額に占める割合から見ると、相当時価総額大きいところに集中していますね。

そこから、判断を持たず無意味に集中している気持ち悪さを感じるので、どうせハイリスクならばと近似的なイコール・ウエイトを構築してみると、

ClassWeight

Core2%
Large7%
Mid22%
Small73%


まぁまぁ凄いな。

これを用いて比較すると例えば、1億のリスク資産で国内株式 50%を占める時に、
  • Topixならば、

    トヨタを253万
    三菱UFJフィナンシャル・グループを127万
    ソフトバンクを91万
      ・
      ・
    Large組入れ銘柄は17万ぐらい?
    Mid組入れ銘柄は3万ぐらい?
    Small組入れ銘柄は3千以下ぐらい?



  • イコール・ウエイトもどきならば、

    トヨタを5万
    三菱UFJフィナンシャル・グループを2.5万
    ソフトバンクを1.8万
      ・
      ・
    Large組入れ銘柄は1~3万ぐらい?
    Mid組入れ銘柄は1~3万ぐらい?
    Small組入れ銘柄は1~3万ぐらい?

これでこそ、よく判らない物に銭を張る上での定石では?と思えたり。
だとして問題は、連動する商品がスプレッド含め、廉価なコストで普通に構築出来る状態かどうか。


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2/06/2015

理想と現実

手前のエエ加減なブログは兎も角、自分は定量的なブログをよく見に行きます。反対に変わった一家言を放つブログも何故か少し好む傾向があるようで、時々Webを巡回しています。

そんな中で、

株主還元は配当よりも自社株買いをするべき | サラリーマンが世界経済インデックスファンドに投資するブログ

株主還元を強化するため、増配を行うということがあります。
しかし、本当に株主還元を重視するのであれば、
配当金を増やすよりも自社株買いを行うべきだと思います。

~中略~

配当金を受け取るということは、その税金分のコストを支払っていることと同じです。
個別株だからノーコストで保有できる、という考え方は間違っていると思います。

~中略~

高い配当利回りは、喜ばしいことではありません。


税一点にフォーカスしているとして、主張は理解出来るようなそうでないような。国外株式など2重課税回避不可な仕組みを利用し、取り返せないロスを考えれば尚更言いたくもなるか。

ただ、その望まれている事とは裏腹、長期間、規律ある連続増配を行う企業は見かけても、長期間、配当を出さず規律ある自社株買いによる株主価値の向上をケイゾクしている企業を自分は知りません。知らないのは情弱なダケかもしれませんが。

ふと考えるに、そのような株主価値を創出する完全なる集合体が出来上がるには、
  1. 情報の効率性が担保され
  2. 全ての投資家が合理性のある振る舞いで
  3. 全ての企業が合理的な判断で行動する場合

という、非常に高度な条件がクリアされた世界であれば可能かもと思えたり。下手な買収 (所謂無駄遣い) をする経営者や、指数に堂々組み込まれている株券印刷業セクターが直ぐに排除されるような世界?

今のところ、辛うじて1. は (炭酸天国の日本ではなく米国では) それに近いところまで来ているのかも??ですが、2. 3. は未来永劫の宿題みたいにも思える。そうなる前に運用期間が終わりそうなので、実状に合わせてでも読んで目から鱗を4、5枚落としてみるのも手ではなかろうかと。

しかし、上の箇条書きを見るとポスト・ユートピア的ですね、修羅の国みたいな。出来れば自分は、アルトリアなど配当企業に囲まれてアルケイディアに行きたいところです。


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1/12/2015

総和 ≠ 羅針盤

オープニング・ベルまで少し暇なので、前々から気になっていた事でも書こうかと思います。それは、長期 (超長期) 買い持ち運用での値幅獲りを実践されているブログで、時折記事になるVIXについて。

検索すると、古くはVIX短先ETFの1552がコクナイで買えるようになった頃がピークで内容は、先物の特性についての一部をクローズアップしているだけが殆ど。肝心のVIXについての説明は皆無ですね。

相場環境も凪となり随分と注目も減りましたが、未だチラホラ取上げられていたりします。

ただ最近は、商品の事ではなくVIX指数そのものを見て、相場動向の先を読むような解説?的エントリーが多いですね。20を越えたら買いのタイミング的に云々等々。中身が良く判らない (様な雰囲気を持っていらっしゃる) 方が、VIX = σ30 に何を期待 (参考) しているのか、読んでも理解出来ないのはここだけの話。

自分が思うに、そもそも長期買い持ちの買い場なんて、余程の限界集落で外部からの情報を得ない生活でもしていない限り、イヤと云うほどわかるとハズなんですけど......

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と、まいど脱線気味ですが、せっかく書き始めたついでに、世界中の参加者が出したプライシングの結果 (=VIX指数) を、たまには手を動かして出してみようと思います。

The CBOE Volatility Index - VIX®
Variance = σ 2 = 2 T i Δ K i K 2 i e rT Q K i - 1 T F K 0 -1 2

T:満期までの時間 (365日計算)
F:オプションマーケットが示唆するフォワード
K0:フォワード以下の最初の行使価格 (= At The Forward)
Ki:i番目のOTMのオプションの行使価格 (Ki > K0 はCall、Ki < K0 はPut)
⊿Ki:行使価格の間隔 ⊿Ki = (Ki+1 - Ki-1) / 2
r:リスクフリー金利
Q(Ki)

:

行使価格Ki のOTMのオプションMid値
Ki > K0 はC(Ki)、Ki < K0 はP(Ki)、K0 は (C(K0) - P(K0)) /2



VIX = 100 × T 1 σ 2 1 N T2 - N T30 N T2 - N T1 + T 2 σ 2 2 N T30 - N T1 N T2 - N T1 N 365 N 30



兎角ザツな性格で、Mid値の拾い出しが甘かったり、期間の扱いを日で丸めたりで、ええ加減過ぎるデータなのが毎度ながらいただけませんなぁ。。一応補足、上pdfのヘッダー左が第1限月で、右が第2限月です。

で、一体何が言いたいねん、との事ですが、、、


あれこれと考えて書くより、すぐそこに回答がありました。

VIXや日経VIは恐怖指数? | 九条清隆 相場観と金融工学

さて、こうして計算されたVIXや日経VIがどういう意味を持つかということです。

オプション市場の複雑な需給構造をたった一つの数字に集約して表現しているということです。

裁定残高や
信用残高に似たような性質の指標です。

この数字の絶対水準をたまに見ただけでは、多くを語ることはできません。

ひとつの数字に集約される前の、オプション市場全体の需給構造や、 過去からの相対的な比較や動きの癖などを理解してないとトンチンカンなことになってしまいます。



流石、オプションの先駆者たる的確さに頭が下がります。恐怖指数?ナニソレおいしいの?ぐらいしか思いつかない自分とは雲泥の差です。


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12/09/2014

GDPよりNFP

実はプラスでした的な、選挙用のダマシはなかったようですね。トークのプロ予測とは裏腹にw



円安と選挙期待で株価は反応せず、N225が18,000間近だそうで。自分的にはGDPよりNFPなんですが、それはまぁいいとして、今はどうなのかと単純に気になった次第です。


株価水準の考え方 | 山崎元「ホンネの投資教室」

このコラムで以前に、「投資を考える上で最も役に立つ数式」として、一定の率(g)で成長が続く将来のキャッシュフロー(初期値はE)を、一定の割引率(r)で割引現在価値に引き直した合計値(P)を与える公式をご紹介したことがある。Pを株価、Eを今期の一株利益と思って見て頂きたい(図1)。

割引率は、金利(i)とリスク・プレミアム(p)に分解できるので、簡単な変形から、益利回り、成長率、金利の三つの数字を与えると、その時の株価が含意するリスク・プレミアムを求めることができる。益利回りは、PER(株価収益率)の逆数なので、成長率、金利、リスク・プレミアムとPERの関係を考える事もできる。

P = E r-g r = E P + g p = E P + g - i

東証一部のPERが前期基準で18.3、予想で17.65との事 (日本経済新聞より) で間とってPER = 18として益回り5.56% 、リスクフリーレートを長期金利とした場合、今日時点で0.435% 。パラメータとして不足する成長率 (g) をどう見るか。


推定リスクプレミアムは成長率次第、市場の考えはどの程度を見積もっているんでしょうか。

  • リスクプレミアムが7%であれば、必要な成長率は1.88%
  • リスクプレミアムが6%であれば、必要な成長率は0.88%
  • リスクプレミアムが5%であれば、必要な成長率は-0.12%
  • リスクプレミアムが4%であれば、必要な成長率は-1.12%

現在値が効率的値付けされた結果として、リスクプレミアムを4~6%と見るのが一般的で、真ん中の5%を要求していたとすれば、ややマイナス成長予測ということになるんでしょうか。

ここから円安方向が継続した状態で、東証一部全体でのEarningsの改善が期待出来ないヨコヨコだった場合として。現在の0.435%の金利から変動すると、5%のリスクプレミアムの要求を満たすために、

  • 金利0.8%でPER16.9倍となり、株価-6.2%
  • 金利1.2%でPER15.8倍となり、株価-12.1%
  • 金利1.6%でPER14.8倍となり、株価-17.8%
  • 金利2.0%でPER14倍となり、株価-22%
  • 金利2.4%でPER13.3倍となり、株価-26.1%

この先にリスクフリー金利 (ここではJGB10) が0.0% 、さらにマイナス化すれば話は別ですが、よっぽど新政権が新たに期待を持たせない限り、この見方で考えればダウンサイドに魅力がありそうな気が。

ただ、ETFの日銀買いがあるので、というか、日銀 = 債券 + 株のロング、GPIF = 株ロング、外人 = 適宜調整。この3つでほとんど決まっているようなもんなので、割高安の判断なんて考えるだけ無駄ですね。


11/17/2014

振り分けを見直さねば

GDP年率換算-1.6%、壮大な社会実験は最後を見る事無く終了なんでしょうかね。いや、ポジティブガンマには大変ありがたい話で。

日本GDP、年率1.6%減で景気後退 7-9月期 予想外のマイナス | WSJ
7―9月期GDP、予想外のマイナス成長:識者はこうみる | Reuters

市場の予想って、↑でコメ書いている方々がやってんでしょ?もし株の予想屋でそんだけ驚いたり意外感があったりしたら、曲げ師呼ばわりされる気がしなくもないんですが。。。


さて、
重い腰を上げて年調書類整理をしつつ、下準備をしていてフト。

自分の場合、Comprehensive taxationでのDRiPをサポートする意味も含め、γθのドツキ合いやボラの仕入・販売に注力しています。向こう一年は遣り繰りで通年ライン内に済みそうですが、その先は不味い水準に。勿論、事業が傾けば大丈夫ですが、それはそれで問題です....


振り返れば、運用はETFだよね。から始まり、マトモな商品がないコクナイに幻滅した2010。

選びたい放題にあらゆる物を組み込んだものの、なんもかんも商品を利用したらFeeばかり喰って市場リスクに近づき、それはアップサイド限定で、一斉に来るダウンサイドのプロテクションは皆無に。とくれば、小型株以外はブルーチップで良いのではないか?に、気付いた2011。

事業と考えた時に片側に賭けている問題、いわゆる手法分散の重要性に気づきCcw&Cspを経て、建て時のネガティブキャリーを許容したオプ利用の拡大で、少しづつデッドラインに躙り寄り、今。


と、いうわけで一応真剣に考えねば。簡単に思いつく事は、
  • 株式・ETFをマネックス化 (但し、買えないものもある)

それかいっそ株式投資を止めて、
  • US以外の市場でdb x-trackersなどを使ってキャピタル化 (出来高は....)
  • DODやWMWなどのETNで代替 (ERが....)


うーん悩ましい。何れにせよ大きく動かさなければなりません。そういえば、暫くNGだった口座開設も解除されたようで。。奇しくもそこから移動しなきゃと考えているんですけどね。


11/10/2014

考えたらアタリマエ

3日にHalyard Healthが入庫され、端数はどうなるのかよくわかっていませんでしたが、KMB買付来の2011年から同様に再投資している形で反映していました。まぁ、お題の通りで。



今後どうなるのか、出来高伴う荒れた船出っぽい振る舞いが続いていますが、持ち分もしれていますし暫く保有してみるつもりです。 そういえばS&P Mid 400指数にも組み入れられたみたいですね。 (比率はかなり下位)

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ログインついでに漸くW-8BEN処理したけど、サインしてスキャナでpdfに戻してアカウント画面からアップロードで完了と超簡便になっていますね。今の時代って事で、コレマタお題の通りですが。


11/01/2014

毒食らわば皿まで


マネタイゼーションですが何か?こっちはGPIFと結託してお膳立てまでしてんねん。どーでもえぇからさっさと消費税を上げてんか。そんな感じですかね。芝居じみたアレなんだったのという事はまぁ良いとして。


年金運用、国内株を倍に 最大34%、損失の恐れも 厚労省認可 (産経ニュース)

厚生労働省は31日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の投資配分を定める資産構成割合(基本ポートフォリオ)見直しに関し、国内株式を現在の12%から倍増の25%に引き上げることを認可した。上下9%の変動を許容するため、最大では34%になる。GPIFは厚生年金と国民年金の資産約127兆円を市場運用しており、これまでより20兆円程度、国内株式に投資することが可能となる。

新たな資産構成は、国内債券35%(許容範囲上下10%)、国内株式25%(同9%)、外国株式25%(同8%)、外国債券15%(同4%)。外国株も増やしたため、債券と株式の割合が半々となる。

今までと変わらない需給と為替のセットとはいえ、更なる高ボラ環境が期待出来て、金融相場の熱湯 経由 予定通りのアイス・バケツ・チャレンジ (ゼロ成長下インフレ率上昇) 、そして締めはバケツリレー。そんな一幕がひょっとすると見れるかもしれませんね。

そうなるまでどう踊るか。コレ、なかなか思案のしどころです。


9/16/2014

休日後雑感

やっと休みらしい休みをとって回復。


短期運用は、本業の忙しさからポジションの縮小を兼ねてメインの指数 (RUT) をお休みし、ETF (IWM) を使ってタイム・スプレッドやダイアゴナル・スプレッドをメインにボチボチと構築しています。

昨日はついでに、今後LDSでポジションを組むにあたって、少し理解を深めておこうと色々調べていました。

例えばLDSのプットの場合、満期まで9ヶ月以上あるプットを買って、満期に近いプットを売る。金ETFのGLDを対象として今ですと、2016年1月15日満期のプットを買って来月10月満期のプットを売る。普通に考えれば、買いポジの時間減衰 + 価格の上昇 (に伴うIVの低下) によるプレミアムの剥がれが敵になる。

プットなら上がりにくい、コールであれば下がりにくい対象を探して仕掛ける。ただ、それが判るのであれば現物で勝てるのでオプションを使う意味がありませんが、理想を言えばそういう事。

と、これぐらいで始めようとすると落とし穴があります。短期で気にしない金利を忘れています。例の金ETF (GLD) のATMで考えてみます。コモディティは配当がないのでPA=Pとして出してみると、

残存日数現値行使価格IV金利プレミアム
487118.6411816.53%0.59%8.203
0.75%8.076
1.00%7.881
1.25%7.688
1.50%7.499
1.75%7.314
2.00%7.132
2.25%6.953
2.50%6.777

金利が1% (+0.41%) になる = ①原資産が119.39に騰がる or ②IVが15.93%に下がる or ③38日残存日数が短縮される、それぐらいのインパクト。①~③はその他の値が不動としてのいい加減な前提ながらその影響は結構ですね、オプションに限らずで当たり前の事なんですが。

LDSを仕込む際、また一つ複雑な相場観を持つ必要があるわけですが、今後金利上昇を追い風として使うつもりであればコール側で構築する方がよさげ。逆に金利ヨコヨコ予測やヘッジ可能であればプットで組成しても問題ないのですが、順当に上がるに乗っかる方が楽な気がしますねぇ。

特に落としどころがあるわけではないのでここら辺で。


話変わって、人様の運用でもう一ネタ。

いまさら周回遅れで話題?に追いつく感じですが、、、< インデックス億り人名乗り

以前、自分も「普通やん」と書きました。額では無く率で見ると、という話です。
氏のトータルリターンと日数から、年率平均リターン (T√TR-1) = 2.81%から、期待値4%ちょいの組合せを毎月定額積立し、その通りスンナリ出る事もないだろうで5%後半の期待値ベースで運用していた感じでしょうか。ただ、こちらのサイトでは、年率平均リターンを3.5% (厳密には3.1%) と仰っているので、ところ変われば単利で評価するものなのかもしれません。


さて、その名乗り氏のCM欄から、氏は世帯所得上位で且つ倹約家。


厚生労働省 II 各種世帯の所得等の状況より


1%erならぬ3%erが、蓄財によって出来上がった資産額を「インデックスで~」と特定の手法が有効でその結果によって獲得したような、主と従をすり替えたタイトルで書いたもんだから。そこにジェラも混ざりつつ、「ムラの常識は世間の非常識」という縮図が小さな世界で繰り広げられていて非常に面白い。たぶん氏はシンパへの普通の報告のつもりだったんでしょうけど。まぁ異教徒から見れば変です。

こういうのは今みたいな強気相場じゃなくて、Ragnarøkに記事がアップされたりすると反応は随分違うんでしょうね。辛いのは平均買いである以上、とっても騰がっている時しかこういうネタにならないのです。

あとコメントでリスクは、長期 < 短期と思われているようで驚き。最後の方でパシっと指摘が入っていますが、SEを経典が恣意的に使ったせいか、それが未だに信仰の柱になっているとは........