7/17/2022

法人設立への下準備 (2)


さて、前回につづいて経費化・節税について。

って、よくよく考えたら、社会保険料なんて言葉で暈して表現されていますが、つまるところ税ですよね ^ ^


経費化・節税の対象

金融所得税率は現在20.315%ですが、国民をイラつかせる事と予算削減と増税以外に全く興味がない財務省政権を眺めていると、いつ悪い方向に変わるか分かりません。

完全な個人 (無業者) での資産収入生活は、今後もうまく成り立つのか?

どこかのタイミングで狙い撃ちされるのではないかと考えると、法人化の検討以前にかなり怖い。


まぁそれはそれとして、天から下りてくる人たちが有利になるよう造られた制度を当方も利用し、資産の一部を法人に貸し付け運用するとこで、個人の場合は税引き後の所得からの消費や浪費するところを、事業を通じることで実質税引き前で行えるようにしたいですね。


調べたところ、手っ取り早くモノになりそうなのは、
  1. 非課税範囲の役員報酬
  2. 役員社宅
  3. 出張旅費日当
  4. 交際費


おいくら程度が見込めるのかという観点から、
  1. 55万
  2. 賃貸料相当額 , 概ね家賃の80%~90%?
  3. 規定次第?
  4. 上限 800万

A.+ B. で自身の場合はおそらく175万程度になるかと。

C.は上手く使えば決算をトントンに持っていく調整弁になりえるとして、D.はさすがにそこまで使えない ^ ^;


結局、法人でいくら収益があればよいのか

前回での社保の法人負担分と諸経費の30万程に加えて、A.+ B. を加算し、205万。税理士費用や諸々をざっくり加えると230~250万ぐらい?

この金額に、無理のないと思える期待リターン5%の収益を想定し、5,000万程度を法人に貸し付け運用することで上手く回るのではないかと。


あ、もう余剰の円キャッシュそんなに無いや ^ ^;



ひとまず半分程を法人に貸し付け運用&不足は本業の外注請けなどでユルーく事業で稼ぐ。この方針で進めてみようと思います。


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7/03/2022

法人設立への下準備 (1)


今後、資産所得で生活した場合のリスク対策として、法人設立を考えているところ。

目的は、
  1. 社会保険料最適化
  2. 経費化・節税
私の場合もマイクロ法人を考えている多くの方と同様に、ほぼほぼここに集約されるわけです。



昔に読んだ橘玲氏の著書や、近年のブームでアップデートされた情報も取り入れつつ、可能かどうか精査は済んではいませんが、自身の整理も兼ねて綴っていきます。


社会保険料の観点から

イメージは完全な配当金生活 (法人の内容は後の回で)

明日が憂鬱な方が思い描く理想のライフスタイルでしょうか ^ ^


■ 労働所得を得ない場合のランニングコスト

before (個人) → after (法人+個人)

国民健康保険 43,345  →  健康保険 82,536
国民年金 (1号×2) 398,160  →  厚生年金 (2号+3号) 193,248
子ども子育て拠出金 3,792
法人税 70,000
その他費用 70,000

441,105 419,576

バーチャルオフィス代など


住民票対象自治体が出している試算シートより、国保は7割軽減が適用される体です。健保と厚生年金は最小の額を想定しています。

この比較では、法人による金銭的メリットは感じられません。。

しかしリスク対策効果を加味すると手間もかかりますが、トントンであれば (どうせ時間がたっぷりある暇人だろうし) 取り組む意味があると考えます。


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-


ここからは余談ですが、自身の考えるアーリーリタイア (近年ではFIRE) は、生活費と浪費を賄える想定で考えています。

その点では必要ないといえばそうなのですが、予算外でパーッと使う贅沢費的なお小遣いを得るために、個人事業主として100万の事業所得があったとして考えてみます。

その場合の国保+国民年金は、

  • 490,214 (所得:50万×2名の場合)
  • 551,049 (所得:100万×1名の場合)

100万を法人側で利益を得たとすれば、もろもろ経費にすることで上表の金額を変化させずに済むハズなので、ますます法人化の効果が出るでしょう。タブンね ^ ^

個人 vs 個人+法人でここまで差が出てくると、ちょっとした国内旅行なんか行けそうな金額ですね。いい意味で気持ち良くお金を羽ばたかせる事ができるのではないかと。



少し長くなってきたので、何回かに分けて更新します。


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7/01/2022

2022年2Q運用状況


電力逼迫を嘲笑うかのような気温が続きますね。

痴れた者が邁進した方針に、大なり小なり鼻を伸ばしてBETした俗悪で人非人な我々は、猛省の上で出来る事を行い、テレビを消して、エアコンをつけましょう。


2Qまでの市況と自身の運用


当面続くだろう傾向とは言っても、為替リスクが凄いですねぇ ^ ^;

             
Category \ YTD Return2021.E2022.1Q2022.2Q
USD/JPY (TTM)115.02122.39136.68
S&P500USD--4.6%-20.0%
JPY-+2.49%-4.7%
ACWIUSD--5.7%-19.9%
JPY-+1.84%-4.3%
High Dividend - HDV (USD)-+6.6%+0.7%
TOPIX (JPY)--1.2%-4.85%
My Portfolio (JPY)-+3.84%+3.63%
修正ディーツ , 確定分税考慮済み


1Qより落ちてきているものの、配当系ETFは健闘している模様。

セクターETF (生活必需品 + ヘルスケア + エネルギー + 公益) で代替え可能なパフォーマンスなので、ある意味教科書通りに資金が流れているだけとも言えそうです。


2Qの売買 (オルタナティブ資産は除く)

先進国株式 (米国株・ADR)
  • LEG , Leggett & Platt, Inc. | 買い増し
  • FB META , Meta Platforms Inc | CCW&CSP
  • MO , Altria Group Inc | 買い増し
  • VZ , Verizon Communications Inc. | 買い増し
  • WU , Western Union Co | 買い増し

保有企業も眺めているだけの銘柄もまだ待つべき水準ですが、ちょっとフライング気味で少し買い増し。FB METAはETF同様に。


日本株式
  • 1799 , 第一建設工業 | 新規買い
  • 2902 , 太陽化学 | 買い増し
  • 3952 , 中央紙器工業 | 買い増し
  • 8881 , 日神グループホールディングス | 買い増し
  • 9885 , シャルレ | 買い増し

減らすのでは?と思いつつ、そろりそろりとまた増える。。へそ大曲がり目線です ^ ^


金融商品 (ETF&投資信託)
  • S&P500 | CCW&CSP
  • Nasdaq100 | CCW&CSP
  • MSCI Kokusai | 買い増し
  • US Small Cap | 買い増し
  • exUS Small Cap | 買い増し
  • India | 買い増し

当面のUSメガグロースは、VL収益化しないと時間のムダ使いっぽい&Rhoも多少意味あるし。で、META含めて原資産扱いに変更。よって2Q以降はオルタナ枠行き。


3Qに向けて

そろそろ本格的な崖相場になってくれるの?

オルタナはある程度活発に動けそうですが、株式はのっぺりであれば、余剰資金が豚積みになっても冬眠ならぬ夏眠でしょうか。


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6/05/2022

ようやく黄金の羽根を拾う?


5,6年??のブランクを経て再びプログラミング深化計画にリソースを費やしており、いい歳して受験生並みにPCに向かっている日曜日 ^ ^

情報にたどり着くのに僅かな費用 (通信費 + 電気料金) だけでガリガリと進めていける今の環境はホント素晴らしいですね。



それはさておき、セミリタイアの邪魔になりそうな問題と妄想。

大きな政府に抗う術を模索

お下品な泡沫政党に『鬼!犬!』と罵られたらしい、キシダソーリの提唱する 新しい資本主義 官製社会主義政策が当方にどう影響を及ぼすのか?未だ不明ではあります。

が、ネットに転がっている悲観的見立てからすると今後悪影響がでそうな予感。。。


何か手立てを考えなければ...

とは言え、当方はクリプトアナーキストではないのでw 自由の土台が搾取されることを防ぐには、既存方式で「資本主義の盾 (法人) を手に入れる」の一択ですな。


まぁ、一択は一択なんですが、実現までにメリデメの理解などなど色々宿題があり。

  • 株式にする?合同にする?
  • 所在地は自宅?バーチャルオフィス?
  • 資産運用専用?事業もする?
  • 社名は?
  •               
  •           
  •                  

考え出すとワクワクしてきました。

この手の妄想は、働きたくないでござるのサザエさん症候群に一服の清涼剤かもw


それ以前に、いつになったら本業を辞めるつもりなのか?

まず、そこですよね ^ ^;


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4/29/2022

r > c


GWですね。家でまったりなのでゆるっと雑記。


資産所得>生活支出になってちょうど3年。

社会に出てから好き放題して生きてきたのですが、ある時をキッカケとして将来について考えだし、以来それほど多くない世帯支出 & 労働 (重税負担パネェ…) 含めた4本柱からの所得で順調。

一般的に標準的な支出はnで効いてくると言われていますし、現在はその想定に概ねあてはまります。


顧みると、『社会情勢・経済情勢、森羅万象まるっと全て自業自得で自己責任』。そんな風潮の中で自活を始めることになった氷河期世代という好条件が、出遅れを取り戻してくれた気がしますね。

遅れを取り戻しむしろ超過。地球上に存在できる年数に限りはありますので、心豊かになる浪費の予算を年々増やしています (主に相方が ^ ^;


なにかとよく見かけるグラフで自身を振り返る

なかなか面白いなぁと思い描いてみました。(書籍は読んでません....

自身、2010年夏の運用開始から概ね8年と¾かかってのFI到達でした。

9年弱という短いスパンを都合悪くなる時代のデータにあてはめてみれば、株式全力で年率1%以下やマイナスリターンの不運な時期もあったわけです。

そんな世界での自身の結果は、ひとえに良好だった相場環境のおかげ。

少し加えると運用直後から学び、煮え湯を飲まされつつアップグレードを繰り返し居座り続けている、ボラ収益化 (ダウンサイドを抑えアップサイドはそこそこついていく事で運用全体の低ボラ化) の寄与。



話戻り、あらためて上のグラフを眺めて。

いわゆる昭和後期~平成前期の思考で預金愛&地位財の沼に沈むとどうなるのか?ちょっと想像するだけでカナリ萎えること請け合いです ^ ^;


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4/02/2022

2022年1Q運用状況


すっかり春ですねぇ ^ ^;

桜が咲き、また新入社員が入る。そして、未だ会社を引退していない自分にハッとするという毎回のくだり、春の風物詩w


はなしをブログ的に戻すと、ロシアによるウクライナへの侵略戦争や米国金利動向、国内は財務省&コミンテルンのポチが運営する政府機関による弱体化が益々露わに。

そんな感じでボラ要素に事欠かない3ヶ月でしたが、締めてみれば悪い意味でもほぼ往って来いでしたね。


一先ず年初からの市況振り返り。

  • USD/JPY + 6.41%

  • S&P500
    (USD) -4.6%
    (JPY) +2.49%

  • ACWI
    (USD) -5.7%
    (JPY) +1.84%

  • High Dividend (USD)
    iShares - HDV +6.6%
    SPDR - SPYD +6.1%

高配当優勢が明確なのは、近年のグロース相場でははなかなか目にすることがなかった気がするのである意味貴重では?と、思わなくもありません。

とにもかくにもいずれにしてもワケはともあれ円はヨワヨワ。さすが昭和型お花畑さん御一行 (政治屋) が黄泉帰り、跳梁跋扈した挙句の果てのなれの果てセルフ経済制裁効果。の、その序章でしょうか?


1Qの運用状況は

さて、自身の円換算1Qはというと、+3.84% (MDM,確定分の税考慮済み) でした。

指数連動の100%保有状態ではないですし、投資はアルファに傾斜 (バリュー濃いめ) + 投機もある自称自家製ヘッジファンドなので単純比較は出来ませんが、結果としては悪くはありませんでした。


アセットクラスと現状の配分

現在設定しているアセットクラスは、
伝統的資産 (金&通貨・国債・株式) 75%、その他諸々 25% 程度が目標です。


1Qでの配分は、
少しずつですが、設定配分に近づいてきてます。


1Qの売買 (オルタナティブ資産&戦略は除く)

先進国株式 (米国株・ADR)
  • FB , Meta Platforms Inc | 新規買い
  • GILD , Gilead Sciences, Inc. | 買い増し
  • LEG , Leggett & Platt, Inc. | 新規買い
  • PPL , PPL Corp | 全部売却
  • UL , Unilever plc | 買い増し
  • WU , Western Union Co | 新規買い

私的には『まさかの』メタを組み入れです。現在22銘柄になりました。


日本株式
  • 3952 , 中央紙器工業 | 買い増し
  • 8203 , ミスターマックス・ホールディングス | 新規買い
  • 9504 , 中国電力 | 買い増し
  • 9511 , 沖縄電力 | 全部売却
  • 9885 , シャルレ | 新規買い

比率を減らすつもりが増やしてしまっています。。。現在35銘柄 (内、1銘柄は非上場)。


金融商品 (ETF&投資信託)
  • S&P500 | 買い増し
  • Nasdaq100 | 買い増し
  • MSCI Kokusai | 買い増し
  • US Small Cap | 買い増し
  • exUS Small Cap | 買い増し
  • Taiwan | 買い増し
  • India | 買い増し

EMXC (-K) なんてETFが廉価版で出れば、台湾・インドが一本化出来るしありがたいのですがねぇ。


2Qに向けて

毎月の配当と労働収入からの余資流入分で、放っておくと現金比率が上がってしまいますから、適宜リスク資産へ投入しつつ基本は様子見でしょうか。


それよりも、どのタイミングでどう本業からフェードアウトしていくのか。そして、その後は?

色々アイデアは浮かんではいますが、日常に翻弄されて遅々として進んでいませんので、そのあたりにリソースを割いていこうかと思います。


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1/02/2022

平穏に過ぎた2021、今年はどうでしょう (資産運用)


新年おめでとうございます。

お年頃なので体感時間の法則を妙に納得する年末年始です ^ ^;

2021年はゴルディロックス、みんな幸せ

クリプトでヒャッハーはさておき、ロングオンリーにはひたすらにぬるーく、ゆるーく甘美な環境だったといえるのではないでしょうか。

上段 LS , 下段 DCA
(青 = S&P500 , 緑 = MSCI Kokusai , 赤 = AC)

昨年やたらと目にしたワード『オルカン』。(グロソブやゼウス、ハタマタ盆栽名人?それともトラリピの親戚?なんて一瞬は思ったり....)

に、全力!一択!やアレやコレやと。あ、あと、全力といえばレバナスも人気ですね。過去数年は積極的に情報に触れなかった事もあり周回遅れは自認しております ^ ^

まぁ、これだけ堅調だと新たな市場参加者、情報発信者も一層増えますよね。

*-*-*-*-*-*

ワタクシ的には買えるものに適宜投下し、ようやく目標リスク資産比率に対する進捗を70%弱まで引き上げる事が出来ました。

不足のデルタエクスポージャーは先物・オプションで多少カバーしているので、P/Lとしては目標リスク資産比率にさほど遜色なく。と、いったことです。

ボラトレは10月まで控え目モード。10月~12月初のプチあほボラは収益化出来ました。普段ガンマは余り上手く捌けないのですが、そちらもまずまずの結果だったのは幸運でした。

2022年は、、、

わかりませんww

何となくベガよりガンマかな?と思っていますが、いずれにしても投機の主力は昨年同様に控え目に考えています。

資産運用全体では、一応の理想形 (↓) に向けて債券は無理として、他は適宜資金投下は続けていこうかと。


それでは、本年もよろしくお願いします。

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6/13/2021

セミリタイアの準備 (不動産売却)


仰々しいタイトルをつけましたが、ようは自宅を売却しました。と、いう話です。

さかのぼること十数年前、米国サブプライムローン問題でザワついている最中、自らが店子の不動産購入。。無謀な試み ^ ^;


今より更に情弱だった当時の筆者なりに重視した事は、

  1. ロケーション!!
  2. ロケーション!!
  3. ロケーション!!
  4. 築浅
  5. 構造 (含む、間取り)

はい、リセールバリューに全振りでしたw


もちろん、再び景気や地価が上昇に転ずる確信も何もない状態で購入したわけで、結局のところ最後は運任せだったと思います。


そして月日が流れて、風桶的な印象のある日経平均が3万超えたところから準備をはじめ、3万超え3回目あたりで売り出し、スピード契約 → 無事決済完了しました。

5/16/2018

近況と雑感、そして離脱


随分とご無沙汰しております。かと思ったら、3月初めに書いていましたね ^ ^;


実生活 (本業と遊び) に忙しく、追い打ちをかけて新卒入社が落ち着いたかと思った矢先に、もう2019年4月入社の求人アレコレ。。って、去年も同じこと書いたっけw

前回更新以来、ボラがちょっと盛ったら短いコール売ったりプット売ったり。現物は一応なんとなく意識して見ていますが、だからといって相場的には何するワケでもナク。

あ、株は少し買いましたけどね。GISとLBをDrip解除で溜まっていた配当金を原資にCsp (cash secured put)でセトル。うーん、LBはおそらくマテル (NYSE:MAT) と同じ轍を踏んでいる気がしなくもナイ。


とりあえず現物の現状



お高い税とフィーには閉口しますが、2年でヴィトンのゲインが100%超えてました。BGのADMネタや、SHPGとタケダの行方など、何かやらねばいけないような。


余談、アノ万年ブルなシーゲル爺さんがいつだったかニュートラルな口調に。それに対峙して (ないw) 米国株ブログの景色はガラッと様変わりしていました。比べて当方はというと、、良く言えば鷹揚なスタンスで、そもそもポートフォリオ第1 , 2位がフランスとノルウェーで欧州株でございますwww

それはさておき、もう米国株ブログのカテゴリーに留まる理由もありませんし、何れかの段階でFIREとかERブログとして変貌するでしょうから、一応モチベーション維持のため下記のランキングに引っ越すことにしました。


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1/23/2018

必要貯蓄率とFCF


春闘開幕?ま、当社は労組がないのでそこは楽なんですが、経済指標や業績・業界見通し等々、頭を悩ませながら少しずつ時間を作っては4月に行う給与改定の準備を始めています。あー、ホント頭イタイ。

そんな愚痴はいいとしてw 資産運用の雑感。

10年も前の話ですが、運用を始めるまでに、やれアセット・クラスだのやれアセット・アロケーションだの無いアタマでアレコレと最適化を無駄に考えたり。

その中でも (そして未だに) 腹に落ちない概念に『リスク許容度または、リスク拒否度』なんてワードがあるのですが、現在自身の運用は肌感覚 ^ ^ なので、リスクを測っても運用効率性の対比程度のものとして忘却の彼方。

で、今更なんでこんな話かといいますと、冒頭の調べもので行ったサイトの脇に面白いものが転がっていたのでチョット気が向いて書いています。


それは、

【完全与太話】超簡単、リスク資産への拠出可能範囲の決め方

ここからは、あってないような『リスク許容度または、リスク拒否度』に依存しない資産運用。再度断っておきますがあくまでも戯言で且つ、確たるモノを持っている方には無意味ですw

運用先は確率的にプラスサムの資産。それが株式でも、金融商品 (コストで考えると、先物・オプションを含む) でも別にいいと思います。ちょうお金持ちなら実物資産でもいいでしょう。

そこに必要なのは、フリーキャッシュフロー (FCF) のみ。ですが、必要貯蓄率を余資から差っ引いた後のフリーキャッシュフロー。


即ち、FCF = 余資 - 必要貯蓄率


難しい事考えず、FCFで自分なりに良さげと思えるリスク対象へBETすればいいのでは?

そうすれば、日本株式においくら、外国株式に、リートに、そしてリスクフリーにおいくら。いやいや相関考え貴金属も、、等悩む事ないでしょ?これに期待するリターン = インフレによる資産全体の価値毀損さえクリア出来ればおk。


なので、ここから本題。

必要貯蓄率を求める

上で書いたサイトに、経済評論家・山崎元さんとFP岩城みずほさんが提唱されている「人生設計の基本公式」を簡単に計算できます。との計算があったので、これはいいのではないかと。


(リンク : 人生設計の基本公式)

ま、どっちにしても仮定に仮定を重ねる点では他と同じですが。

上表の、「年金などの老後の定期収入」をゼロ、又は、配当等の収入にすれば、現役残年数を変えてアーリーリタイアを目論む方にも目安的に応用出来ますね。

そこから出る必要貯蓄率 + FCF = 余資となればいいので、自ずとリスクへの拠出可能範囲も決まってくる算段です。


自分の場合は?

折角なので自身のてきとーなイメージと環境をあてはめて、老後 = リタイア後としてみると
  • 年金などの老後の定期収入 = 0
  • 現役残年数 = 2
  • 生活費率 = 75% (対現在、多めの見積り)
  • 老後年数 = 45 (平均余命より少し長め)

で、現在の余資 (収入 ― 支出) が60%なのでざっくりと、
  • 必要貯蓄率 = 6%
  • FCF = 54%


余資を100とすれば、10をキャッシュ的な物、90を (自分の場合は) 株でも買っとけや、となりますね。同じ仮定に仮定を重ねるにしても、一生懸命に鉛筆舐めたリスク/リターンや相関出して、ソルバーくるくる最適配分に悩むんだったらこの方が分かりやすいのではなかろうか?

それにFCFが想定外の場合、その前提に何か誤りがあるよ。と、気付けるオマケつき。


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1/14/2018

家計格付け


少々売買しましたが、ソーバもいい意味で退屈ですし、いつものチョットした雑感。

部下が家を建て、控除で (1%だから?) 40戻って来るとかなんとか。余り根掘り葉掘り聞くのもアレなんでサラッと聞いてみると、借り入れする事の是非は兎も角、金利って異常にお安いー。


ただ、負債って格下げ (後述) になっちゃうんですよね。


家計の格付けなど

そもそも家計も財務諸表で分かるでしょ?みたいな話ですが、あえてここは一つ。

ずいぶん前から色々なブログ等で取り上げられている内容でhttp://fpi-j.com/によると、

いくら収入が多くても、支出が多ければ老後不安に陥る可能性があります。世間の平均に比べて無駄遣いが多くないか、貯蓄割合が少なくないか。我が家の家計を世間水準と比較してみましょう。

との事で、そのサイトで提示されている資料3の格付け方法に従うと、
  1. 家計安全度
    資産残高とローン残高の割合を評価。負債が少ないほど高評価です。
  1. 貯蓄パワー
    月間収入と月間貯蓄割合を評価。貯蓄割合が高いほど高評価です。
  1. スケールパワー
    資産残高の絶対額を評価。額が大きいほど高評価です。
  1. コストダウン努力
    月間支出の絶対額を評価します。
  1. リスク耐性力
    資産残高÷家族人数で出した1人当たりの資産額の大きさを評価。同じ資産残高でも家族人数が少ない方が評価が高くなります。

以上の5項目総合得点にて格付け。

自宅は資産とせず可処分所得と流動性資産のみで評価すべし。と、いう意味のようです。まぁ、固定資産を急いで現金化しなければーー、となった時には、かなり開いたBid/Askになるだろうから、妥当かな。

そのスコアリングと格付けは、

総合得点 格付け クラス
 98点~ Aaa   投資適格債 +
 93点~ Aa1 
 88点~ Aa2   投資適格債
 83点~ Aa3 
 79点~ A1   投資適格債 -
 74点~ A2 
 69点~ A3 
 64点~ Baa1   堕天使債
 59点~ Baa2 
 55点~ Baa3 
 50点~ Ba1   ジャンク債
 45点~ Ba2 
 40点~ Ba3 
 29点~ Ccc  デフォルト前夜
(表の一部は筆者による勝手加筆)


古いですが資料によると、大手企業労働組合の組合員?での平均が61点だそうで。債券と見做せば、勝手なクラス分けにより堕天使債でソフトバンクと同じ?それでも超低金利で借りられる住宅ローンはある意味スゴイデス。


月間支出8万円未満。最高位のAaaは途轍もなく遠い気が

ま、こんな感じでした。ピノの斜塔みたいな形。



ロスジェネ+Dinks+負債ナシなので、その逆の立ち位置と比べて悪くないと考えていますが、だからと言ってトリプルAは困難極まりない印象。会社経費で落としている分 (車両費とか諸々と) を加算すると当方は全くコストダウン努力が欠けていますねwww

それにしても年間約96万未満の支出に抑えたその生活振りを想像、、、、まぁ、アーリーリタイアすればコストダウン可能な額は結構あるでしょうけど、当方は全く出来る気がしません :-<


今まで格付けといえばもっと古い2008年のを参考にしていました。

※画像クリックでソースに飛びます (日経ビジネス , 無料登録必要)


レバレッジ効かせた資産運用している方はこっちのがいいかもしれませんね (気分的に


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11/13/2017

日本株とジョーンズ・ラング・ラサールを売却。そしてW-8BEN。


またまたまたご無沙汰しております^_^


お題目の通り、今月までで既に各1枚残しまで減らした日本株ですが、8117 中央自動車工業を残しで全てリリースしました。途中日経とTOPIXのブルETF等に資金を向けましたがこれも売却。あぁ、NISAのETFも売却していますね。

それに加えてジョーンズ・ラング・ラサール (JLL) も売却。口座も暫く月末のpdfダウンロードでしかログインしない状態、ま、特に動かす気がなかったからいいんですが、その間コーチ (COH) はタペストリー (TPR、トランスカナダ:TRPと見間違える罠w) に変わったし、マテル (MAT) は一段とゴミの様な存在になっているしwww

で、現在の現物ポートフォリオ

時価評価額順では、
  1. POT (Potash Corp of Saskatchewan)
  2. ITW (Illinois Tool Works)
  3. CMI (Cummins)
  4. LVMUY (LVMH Moët Hennessy.Louis Vuitton)
  5. LYB (LyondellBasell Industries)
  6. UL (Unilever)
  7. GD (General Dynamics)
  8. CMP (Compass Minerals International)
  9. BG (Bunge)
  10. STO (Statoil)
  11. NSRGY (Nestlé)
  12. CVX (Chevron)
  13. EL (Estée Lauder)
  14. COP (ConocoPhillips)
  15. FLO (Flowers Foods)
  16. TRP (TransCanada)
  17. JNJ (Johnson & Johnson)
  18. MO (Altria Group)
  19. BTI (British American Tobacco)
  20. CCJ (Cameco)
  21. MHGVY (Marine Harvest)
  22. AMGN (Amgen)
  23. PEP (PepsiCo)
  24. UTX (United Technologies)
  25. BEN (Franklin Resources)
  26. RHHBY (Roche Holding)
  27. TPR (Tapestry)
  28. XOM (Exxon Mobil)
  29. TGT (Target)
  30. GIS (General Mills)
  31. MAT (Mattel)
  32. 8117 (中央自動車工業)

たいして代り映えしませんがヴィトンが頑張ってるなぁ、ぐらい?オイル系も大分回復してきていますね。おかげでUCOのコール買いバイアンドホールドが報われつつあるので二重に嬉しかったりする。


また危うく忘れかけたW-8BENを更新

前回はpdfをアップロードする形だったかと思いますが、Firstradeも今やオンラインで出来るんですねー。もうじき口座閉じるつもりですが、まぁ一応念のために行っておきましょう。


しかし、もう3年経ったのか.....皆様もお忘れなく^ ^


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4/01/2017

オトナの真似はオススメしない


前回に続いて。参加より撤収に軸足が移っている今日この頃、相場より相場参加者の動きしか見てませんでw 何となく息抜き的な更新です。


個人的に「投資者にとって投資魅力の高い会社」 と言う、ちょっと宗教臭い表現は好きではないですが、Own Riskで投資先を決定する場合に「投資者にとって投資魅力の低い会社」
がマーケットを支配しているが故に、零細個人にとっては運用しやすい環境になっているよね、との思いを強くしています。

何よりも近年の結果が物語っているワケでして、


浮かれた2007年~現在の軌跡




「含み損に耐える会」発足。サブプライムショックまでのダイビング




ショック底から。「損切りザマァ」夢心地のひと時




アベノミクスで踊る阿呆。金融大衆紙は素人跋扈で大賑わい



幾度と書いてますが、この国では「小さな範囲での」ハイリスク・ハイリターンは通用してません。


時価総額上位100社、いわゆる日本のブルー・チップ企業を全排した運用は零細個人投資家が最も簡単に取り組めるリスク/リターンを改善出来た方法。そこから猿ダーツ法を使ってもよし、機械的選択もよしでメリットをお約束通り享受出来る国って、言語やアクセスの制約も考慮するとそうそう無い気がしますね。

モチロン、あくまでも バックテスト ですが。


※4月1日ですが、データはホンモノです。


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3/22/2017

懲りない面々


3月13日から公表されているJPX日経中小型に絡めて。イタイというか学習能力がないというか。


まず、「JPX日経インデックス400の狙い」のおさらい

公表されている文言を引用すると、


資本の効率的活用や投資者を意識した経営観点など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たした、「投資者にとって投資魅力の高い会社」で構成される新しい株価指数を創生します。これにより、日本企業の魅力を内外にアピールするとともに、その持続的な企業価値向上を促し、株式市場の活性化を図ります。


気になる部分を当方が色付け。

赤字での表記部分については、指数を準えた結果儲からんと話しにならんワケ。いわゆる平均を超える必要性。一方、青字については不健全ながら異存はなく(ここは後述)


で、JPXと日経が恥ずかしげもなくブチ上げたアクティブな指数に狂喜乱舞し、それに連動した金融商品に闇雲にお金を突っ込んだ人々は一体どうなったのでしょうか?



報われなくても、本当は生きる?

んな事はないw


重大な欠陥は他のブログや識者の見解をご覧いただくとして、「投資者にとって投資魅力の高い会社」とは何なのか。これ創った人達は実際投資したり、良質な本を読んだことがないのかしらと思ったり。


株式市場の活性化、というかタダメシを提供?

上のグラフが示す通り、広義のデリバティブのロング・ショートでお小遣いが貰えてしまうんですね (実験済み)。たぶん相当多くの株屋さんや個人もやっているとは思いますが。むしろその為に組成されたんではないだろうか、と思える内容ですからね。

あと入れ替え需給相場の機会提供という意味でも活性化には寄与していますね。そこは高く評価したいところです。


「JPX日経中小型」はどうだろう

東証によると、


これまで、中小型株の動向を示す日本株指数は、時価総額や売買代金などの流動性指標によるものであり、資本の効率性や財務状況などの観点で銘柄選定を行う指標は一般的ではありませんでした。

当指数は、JPX日経インデックス400で導入した「投資者にとって投資魅力の高い会社」を構成銘柄とするとのコンセプトを中小型株に適用することで、資本の効率的活用や投資者を意識した経営を行っている企業を選定するとともに、こうした意識をより広範な企業に普及・促進を図ることを目指すものです。併せて、こうした企業への投資者の投資ニーズにこたえることを企図しています。

また、銘柄選定に際しては、銘柄ごとの市場流動性も考慮することで、新指数に連動した資産運用を可能とするための実務的要請に応えることも目指します。



救いはある?

それより普通の (せめて管轄内) トータル・ストックなり、まともじゃない市場 (マザーズ) 除く物を用意した方が資産運用には健全だと思うんですけど。


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3/15/2017

マリン・ハーベストがNYSEから上場廃止


暫くシャケ (当方呼称) の株価がどこも反映してないなぁ、と思ったら、、


Marine Harvest ASA (OSE:MHG, NYSE:MHG): Delisting from New York Stock Exchange and ticker change
Reference is made to Marine Harvest's stock exchange announcement on 15 February 2017 where the company announced its intention to delist its American Depository Shares ("ADSs") from the New York Stock Exchange. The ADSs have now been delisted. The ADSs are tradable in the OTC market in the US under a new ticker MHGVY.



MHG → MHGVY。その意味するところ

その前に3月9日受取の配当ですが、0.33**USD (NOK2.8) に対しTax withholdingとADR feeなし、なんで?ま、お陰で多く再投資できたワケですが。

ADRの大括りの中で、American Depositary Share (ADS) から相対、Under The Table Over The Counterとして、LevelⅡでの手間と費用を抑えるつもりなんだと勝手に思っていますが、さて。

そういえば、NTTもコスト負担がヤダって上場廃止するとか出ていましたね。


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