そういいながら毎度斜めに見るようでアレですが、
アセットアロケーションを検討する
リスクの数字は10年から20年程度の過去データを元にして作られていて、リスク、相関係数ともやや保守的な方向に数字が丸められている。リスク値でいうと、国内株式が18%、外国株式が20%、外国債券が10%、国内債券は2%だ。相関係数は、国内債券と国内株式が0、国内株式と外国株式が0.7(かなり高めだ)、国内株式と外国債券が0.3、外国債券と外国株式は0.5、国内債券と外国債券は0.2、と想定されている(それ以外の相関は0)。分散投資のリスク削減効果に対して過大な期待をしていない点で、慎重なものだといえるだろう。
パラメータ次第で随分と景色が変わる事になります。「リターンは小さく、リスクは大きく」見込むとして、リーマン前のド楽観~昨年末で、19%強なので国内株式 (=Topix) が18%はやや甘い気がするのですが。
商品選択
国内株式はTOPIX連動型のETF(上場投資信託)がいい。前掲拙著では、資産規模と売買の活発さから、信託報酬(税抜きで0.11%)は僅かに最安でないが、野村アセットマネジメントが運用する「TOPIX連動型上場投資信託」(コード番号1306)を選んだ。このファンドでも、あるいは大和系の「ダイワ上場投信TOPIX」(1305)でもいいが、十分な資産残高と売買代金があって、信託報酬が0.088%(税抜き)で最安水準の、日興アセットマネジメントが運用する「上場インデックスファンドTOPIX」(1308)を選ぶことにする。
1にコスト、2にコスト、3,4が出来高、5にコストという事なので、これで仕方ないんでしょう。(日経平均とJPX400は実質アクティブなのでそもそも除外でしょうし)
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で、終わってもなので、ド素人なりにTopixはトピックスそのものが当然一番良いハズなのか無駄に一考。
先ず、カタマリを分解してリスクを抽出してみると、
(期間は、リーマン前のド楽観~昨年末)
Class | Risk |
Core | 21.53% |
Large | 20.62% |
Mid | 17.96% |
Small | 17.86% |
リターンは目頭が熱くなるので伏せておきますが、日本の場合そこそこの期間、大きな企業がハイリスクで低リターンと経典通りではありません。何故そうなるのか?結構重要な気がします。
さて、これを基に考えますが、今後どうなのかViewはないのでリターン = ①抽出結果の通りと、②どれも等しく期待した場合の2パターンで、少なくとも全てのクラスを盛り込んだ形の最適化を。
Class | Weight (Normal) | Weight (Equal) | Mkt Cap (Topix) | NoS (Topix) |
Core | 11% | 23% | 35% | 30 |
Large | 23% | 23% | 25% | 70 |
Mid | 29% | 26% | 30% | 402 |
Small | 36% | 28% | 10% | 1356 |
結果をみると、コア30を相当アンダーウエイトとの応答。リターンが全て等しいとしても12%はコア30を減らすがよろしとの事。それでもTopixの時価総額に占める割合から見ると、相当時価総額大きいところに集中していますね。
そこから、判断を持たず無意味に集中している気持ち悪さを感じるので、どうせハイリスクならばと近似的なイコール・ウエイトを構築してみると、
Class | Weight |
Core | 2% |
Large | 7% |
Mid | 22% |
Small | 73% |
まぁまぁ凄いな。
これを用いて比較すると例えば、1億のリスク資産で国内株式 50%を占める時に、
- Topixならば、
トヨタを253万
三菱UFJフィナンシャル・グループを127万
ソフトバンクを91万
・
・
Large組入れ銘柄は17万ぐらい?
Mid組入れ銘柄は3万ぐらい?
Small組入れ銘柄は3千以下ぐらい?
- イコール・ウエイトもどきならば、
トヨタを5万
三菱UFJフィナンシャル・グループを2.5万
ソフトバンクを1.8万
・
・
Large組入れ銘柄は1~3万ぐらい?
Mid組入れ銘柄は1~3万ぐらい?
Small組入れ銘柄は1~3万ぐらい?
これでこそ、よく判らない物に銭を張る上での定石では?と思えたり。
だとして問題は、連動する商品がスプレッド含め、廉価なコストで普通に構築出来る状態かどうか。
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