3月13日から公表されているJPX日経中小型に絡めて。イタイというか学習能力がないというか。
まず、「JPX日経インデックス400の狙い」のおさらい
公表されている文言を引用すると、
資本の効率的活用や投資者を意識した経営観点など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たした、「投資者にとって投資魅力の高い会社」で構成される新しい株価指数を創生します。これにより、日本企業の魅力を内外にアピールするとともに、その持続的な企業価値向上を促し、株式市場の活性化を図ります。
気になる部分を当方が色付け。
赤字での表記部分については、指数を準えた結果儲からんと話しにならんワケ。いわゆる平均を超える必要性。一方、青字については不健全ながら異存はなく(ここは後述)
で、JPXと日経が恥ずかしげもなくブチ上げたアクティブな指数に狂喜乱舞し、それに連動した金融商品に闇雲にお金を突っ込んだ人々は一体どうなったのでしょうか?
報われなくても、本当は生きる?
んな事はないw
重大な欠陥は他のブログや識者の見解をご覧いただくとして、「投資者にとって投資魅力の高い会社」とは何なのか。これ創った人達は実際投資したり、良質な本を読んだことがないのかしらと思ったり。
株式市場の活性化、というかタダメシを提供?
上のグラフが示す通り、広義のデリバティブのロング・ショートでお小遣いが貰えてしまうんですね (実験済み)。たぶん相当多くの株屋さんや個人もやっているとは思いますが。むしろその為に組成されたんではないだろうか、と思える内容ですからね。
あと入れ替え需給相場の機会提供という意味でも活性化には寄与していますね。そこは高く評価したいところです。
「JPX日経中小型」はどうだろう
東証によると、
これまで、中小型株の動向を示す日本株指数は、時価総額や売買代金などの流動性指標によるものであり、資本の効率性や財務状況などの観点で銘柄選定を行う指標は一般的ではありませんでした。
当指数は、JPX日経インデックス400で導入した「投資者にとって投資魅力の高い会社」を構成銘柄とするとのコンセプトを中小型株に適用することで、資本の効率的活用や投資者を意識した経営を行っている企業を選定するとともに、こうした意識をより広範な企業に普及・促進を図ることを目指すものです。併せて、こうした企業への投資者の投資ニーズにこたえることを企図しています。
また、銘柄選定に際しては、銘柄ごとの市場流動性も考慮することで、新指数に連動した資産運用を可能とするための実務的要請に応えることも目指します。
救いはある?
それより普通の (せめて管轄内) トータル・ストックなり、まともじゃない市場 (マザーズ) 除く物を用意した方が資産運用には健全だと思うんですけど。
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