退屈しのぎにひとつ。
例えば、単純なPBRからのバリューとか、イコールウエイトがスマートかどうかは良いとして、敢えて (ベータと比べて) 高いFeeを払う価値があるのかどうか。ベータ (S&P500) より高いリスクで低いリターンの場合、価値なしといえるでしょう。
下のグラフY軸は分配金再投資でのトータルリターンからの年率、X軸はリスクです。
[2007.02.23 - 2015.01.31]
近年商品化した低ボラや最小ボラなどは、更に短い期間の結果になる都合上入れていません。それでもたかが8年弱の中期運用、そんな期間でリスクも何もわからないと言われればその通り。ですが、もしS&P500を選ぶのなら、比較ローリスクのVIGか、ハイリスクのRSPを選びたいところ。
余談、自分にはもう何年も前に色々と保有していた黒歴史があります.......ww
もう少し長い期間、15年の中長期運用から米国セクター別で見てみると、
[2000.01.03 - 2015.01.31]
USMVやSPLVなどでも金融セクターがまぁまぁのシェアを占めていますが、中長期のリスクでは決して安定感はありませんね。
なんぼUSが世界の中心とはいえ、グローバルで見ないのもアレなので期間は短いですが、
[2008.03.26 - 2015.01.31]
書くまでも無く。Consumer StaplesとHealthcare、あとはスパイスを好きに組み込むだけでリスクを下げつつ、期待リターンをほんのり上げても差し支えない仕上がりになりそう。あくまで相対的な意味ですが。
2/01/2015
1/12/2015
総和 ≠ 羅針盤
オープニング・ベルまで少し暇なので、前々から気になっていた事でも書こうかと思います。それは、長期 (超長期) 買い持ち運用での値幅獲りを実践されているブログで、時折記事になるVIXについて。
検索すると、古くはVIX短先ETFの1552がコクナイで買えるようになった頃がピークで内容は、先物の特性についての一部をクローズアップしているだけが殆ど。肝心のVIXについての説明は皆無ですね。
相場環境も凪となり随分と注目も減りましたが、未だチラホラ取上げられていたりします。
ただ最近は、商品の事ではなくVIX指数そのものを見て、相場動向の先を読むような解説?的エントリーが多いですね。20を越えたら買いのタイミング的に云々等々。中身が良く判らない (様な雰囲気を持っていらっしゃる) 方が、VIX = σ30 に何を期待 (参考) しているのか、読んでも理解出来ないのはここだけの話。
自分が思うに、そもそも長期買い持ちの買い場なんて、余程の限界集落で外部からの情報を得ない生活でもしていない限り、イヤと云うほどわかるとハズなんですけど......
------------
と、まいど脱線気味ですが、せっかく書き始めたついでに、世界中の参加者が出したプライシングの結果 (=VIX指数) を、たまには手を動かして出してみようと思います。
兎角ザツな性格で、Mid値の拾い出しが甘かったり、期間の扱いを日で丸めたりで、ええ加減過ぎるデータなのが毎度ながらいただけませんなぁ。。一応補足、上pdfのヘッダー左が第1限月で、右が第2限月です。
で、一体何が言いたいねん、との事ですが、、、
あれこれと考えて書くより、すぐそこに回答がありました。
流石、オプションの先駆者たる的確さに頭が下がります。恐怖指数?ナニソレおいしいの?ぐらいしか思いつかない自分とは雲泥の差です。
検索すると、古くはVIX短先ETFの1552がコクナイで買えるようになった頃がピークで内容は、先物の特性についての一部をクローズアップしているだけが殆ど。肝心のVIXについての説明は皆無ですね。
相場環境も凪となり随分と注目も減りましたが、未だチラホラ取上げられていたりします。
ただ最近は、商品の事ではなくVIX指数そのものを見て、相場動向の先を読むような解説?的エントリーが多いですね。20を越えたら買いのタイミング的に云々等々。中身が良く判らない (様な雰囲気を持っていらっしゃる) 方が、VIX = σ30 に何を期待 (参考) しているのか、読んでも理解出来ないのはここだけの話。
自分が思うに、そもそも長期買い持ちの買い場なんて、余程の限界集落で外部からの情報を得ない生活でもしていない限り、イヤと云うほどわかるとハズなんですけど......
------------
と、まいど脱線気味ですが、せっかく書き始めたついでに、世界中の参加者が出したプライシングの結果 (=VIX指数) を、たまには手を動かして出してみようと思います。
The CBOE Volatility Index - VIX®
|
兎角ザツな性格で、Mid値の拾い出しが甘かったり、期間の扱いを日で丸めたりで、ええ加減過ぎるデータなのが毎度ながらいただけませんなぁ。。一応補足、上pdfのヘッダー左が第1限月で、右が第2限月です。
で、一体何が言いたいねん、との事ですが、、、
あれこれと考えて書くより、すぐそこに回答がありました。
VIXや日経VIは恐怖指数? | 九条清隆 相場観と金融工学
さて、こうして計算されたVIXや日経VIがどういう意味を持つかということです。
オプション市場の複雑な需給構造をたった一つの数字に集約して表現しているということです。
裁定残高や
信用残高に似たような性質の指標です。
この数字の絶対水準をたまに見ただけでは、多くを語ることはできません。
ひとつの数字に集約される前の、オプション市場全体の需給構造や、 過去からの相対的な比較や動きの癖などを理解してないとトンチンカンなことになってしまいます。
流石、オプションの先駆者たる的確さに頭が下がります。恐怖指数?ナニソレおいしいの?ぐらいしか思いつかない自分とは雲泥の差です。
1/03/2015
御犬様 (2015 Dogs of the Dow)
今年もログしておきます。
2015 Dogs of the Dow
[ 2001年以降の御犬様一覧 ]
AT&TとVerizon Communicationsが不動のワンツー。個人的には製薬を欲しているので、PfizerとMerckが注目企業になりますね。
ものはついでに、ダウ平均 vs 御犬様連合で比較すると、
補足としてDOD (ELEMENTSSM "Dogs of the Dow" Linked to the Dow Jones High Yield Select 10 Total Return IndexSM) はETNで無配、^DJIは配当考慮していないグラフです。^DJI = SPDRのDIAとして分配金を考慮すると、
となりますので、実際のリターン差はもう少し縮まりますが、まずまず悪くないと思えますね。
ただし、投機商品利用の悲しい性として、お高いFee分以上は確実に劣ります。自前で組める環境 (手数料・課税条件) であれば、そこそこ使える戦略と言えそうです。
2015 Dogs of the Dow
[ 2001年以降の御犬様一覧 ]
N/Y | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 |
1 | MO | EK | MO | MO | SBC | GM | PFE | C | BAC | T | T | T | T | T | T |
2 | EK | MO | JPM | SBC | GM | T | VZ | PFE | GE | VZ | VZ | VZ | VZ | VZ | VZ |
3 | GM | GM | GM | T | MO | VZ | MO | GM | PFE | DD | PFE | MRK | INTC | MRK | CVX |
4 | DD | JPM | EK | GM | MRK | MRK | T | MO | DD | KFT | MRK | GE | MRK | INTC | MCD |
5 | CAT | DD | SBC | JPM | VZ | MO | C | VZ | AA | MRK | KFT | PFE | PFE | PFE | PFE |
6 | JPM | CAT | DD | MRK | JPM | PFE | MRK | T | T | CVX | JNJ | DD | DD | MCD | GE |
7 | IP | SBC | HON | DD | C | C | GM | DD | VZ | PFE | INTC | JNJ | HPQ | CVX | MRK |
8 | SBC | IP | GE | C | DD | DD | DD | JPM | MRK | MCD | DD | INTC | GE | GE | CAT |
9 | XOM | MRK | CAT | GE | PFE | JPM | GE | GE | JPM | HD | MCD | PG | MCD | CSCO | XOM |
10 | MMM | XOM | T | XOM | GE | GE | JPM | HD | KFT | BA | CVX | KFT | JNJ | MSFT | KO |
AT&TとVerizon Communicationsが不動のワンツー。個人的には製薬を欲しているので、PfizerとMerckが注目企業になりますね。
ものはついでに、ダウ平均 vs 御犬様連合で比較すると、
[2014.01.01 - 2014.12.31] | [2010.01.01 - 2014.12.31] |
- 2014.01.01 - 2014.12.31では、DIA = 10.7% vs DOD = 11.18%
- 2010.01.01 - 2014.12.31では、DIA = 89.9% vs DOD = 122.53%
となりますので、実際のリターン差はもう少し縮まりますが、まずまず悪くないと思えますね。
ただし、投機商品利用の悲しい性として、お高いFee分以上は確実に劣ります。自前で組める環境 (手数料・課税条件) であれば、そこそこ使える戦略と言えそうです。
登録:
投稿 (Atom)