6/05/2015

Monkey 30 ファンド

かなりどうでもいい事ですが、今年の4月で5回目の仮想日本株ポートフォリオ。

始めたきっかけは、テキトーでもどうにかなるんじゃないの?を確認するため。3末に選んで4月に建てた想定で1年後に評価するおアソビです。(今年は忘れていて4/17スタート)



とある2つの指標からスクリーニングして (だいたい100銘柄より少ないぐらい) ランダムに30個選択した結果で等配分。必然的に有配株になっていて指数より高配当ですが、インカムは面倒なので含まず評価。

過去4回運良く1度もTopix (1308) を下回る事はないですが、全市場から抽出しているので東1が適切なベンチマークとは言い難い。ま、でも実際の対象商品が東1と日経しかまともにないのでTopixとしています。

今回の猿はどうなるやら。


にほんブログ村 投資ブログ 投資でFIREへ

5/29/2015

AAの続き

忙し過ぎで近くのコール売って遠くのプットを買うマックジョブしか出来ない現実。。。は、さておき。

---------------------------


トヨタが打ち出した「AA型種類株式」は買い得か | 山崎元のマルチスコープ


(1)発行価格は発行価格決定日の普通株式の株価の120%以上。
(2)配当は初年度から発行価格に対して年率0.5%、1.0%、1.5%、2.0%、と上昇し、5年度目以降は2.5%。
(3)議決権付き。
(4)普通株式への1:1の転換権付き。
(5)発行価格での取得を会社に請求できる。
(6)残余財産の分配においては、一般債権者に劣後し、普通株主に優先する。
(7)譲渡に制限あり(相続とTOBへの応募を除く)。
(8)初回5000万株、3回目まで発行を予定(合計で総発行株数の5%未満)。


 さて、読者は、トヨタの「AA型種類株式」を魅力的な投資対象だと思われるだろうか。

 冒頭から引っかけ質問のようで恐縮だが、これは発行価格に大きく依存する。例えば、トヨタの普通株の株価が8000円のとき、一株当たり9600円でAA型種類株を買えるなら、これはかなり魅力的な投資対象だろう。しかし、一株3万円だと買うのを躊躇するだろう(注;共に現時点の筆者の個人的な意見です)。


氏の見解は本文を読んで頂くとして。

ここからは異なる角度と云う名の勝手気ままな無責任ド素人妄想でお送りします。


ざっくりと、、、
普通にトヨタ株を今買うと 8,700、
AAは想定1.2倍の値段を出して 10,440。


AA = 劣後債ロング + ヨーロピアン・コール・ロング

トヨタ = Topixみたいなものなので、どこかの教科書的に年率 5%が達成出来ると仮定した場合、トヨタ株を5年保有でのインカムとキャピタルの利益想定が2,405。一方、AAのインカムが783、差分は1,621。


その差分をAAのミソであるコール買いのコストとすると、、、

現値  8,700
行使 10,440
金利  0.1% (JGB 5年債)
期間  5
配当  2.34% (として)
価格  1,621

としたインプライド・ボラティリティは35%程度 (IV、t=365)。取り敢えず、トピックス = Toyotaという事でリスク 20% に2割5分上乗せで HV = 25%だとその差10%。。。コレ、ぼり過ぎじゃないの?

IV を HV +5% でプレミアム1,271ぐらい。を、妥当と見做した場合、350 (初回は5,000万株発行との事なので、175億円分のマボロシ) は誰かの架空のポッケにイン。

まぁ、上の与太計算は無視してww も、株式の占い方や金利の読み、債券の理解、非上場の流動性リスクをどう反映させるのか等々。これが適正かどうかを判断するために考慮すべき内容が盛り沢山ですね。


にほんブログ村 投資ブログ 投資でFIREへ

5/16/2015

もう一人の自分を作る (いわゆるバックテスト)


昨日満期のIWMをギリギリで買い戻した以外、相場は愚か経済指標すらチェック出来ない状態。。指数関数的な事業拡大で忙殺月間も未だ半ばですが、ようやく休日を捻出。後で特別区設置の期日前投票も行かなきゃ...

*********

前述の通り、何にも書くような事が無い状態ですが、自宅PCのデスクトップに置きっぱなしだった、バークシャー・ハサウェイの2014 ARを見ていてフトした思いつきのオアソビでも。


ちょっと極端な値になりますが、過去の所得推移がわかり易い最低賃金を使って。

1964年、とある貧しい15歳の少年が、 最低賃金の仕事に就きました。1日7時間、月20日労働を50年続けて2013年にその労働生活から引退。

当時は$1.15/h、2013年は$7.25/hで、そこから得た 累積収入は$322,728。その額で生活出来るのかは??ですが、超倹約家だったとして。

先の資料でパフォーマンス比較に出ていた、 S&P500配当込指数。それに連動するミューチュアル・ファンドが1960年代からあるワケないのですが (VFINXで1976年) まぁあったとして、その超倹約家が50年で得た収入を作るのに、ファンドへ1965年以降毎年幾ら捻出すれば達成出来たのか?

収束値は、6.52....% でした。



毎年末にその年稼いだ7%弱をファンドへ機械的に放り込むだけで、50年後には自分と同じ稼ぎの相棒が出来上がる算段。

*********

しかし50年は長いですねぇ、、20代から働く事が一般としたらもう少し現実的な設定にしたいところ。いやいや目指すはアーリーリタイアでしょう?で考えると20年でしょうか。

次はもう少し現実的に平均可処分所得から。

Web上で見かけた平均をつなぎ合わせてみると23歳からの20年はこのような感じ。



6,283万円。それが多いか少ないかよくわかりません。一方、運用資産が40代前半で6,000万円台だとそれなりにリスクとってきた人になりますね。


さて先の超倹約家なアメ人と同じく、毎年可処分所得の7%弱を運用に回してみると、



1965年~、1966年~、1967年~.............と、20年間を各年スタートで行っています。ご想像の通り、いつ運用開始するかで全く異なる結果に。当然、もう一人の自分には程遠いです。。。


ではこのバックテスト上、最悪のパフォーマンスでもう一人の自分を作るには、可処分所得からいくら突っ込めばよかったのか。

収束値は、71.5.....%



幸運な運用開始時期の場合3億越え、最悪でもう一人の自分。

一つ上のグラフでは、率は同じとはいえ表に占める幅が小さかったので感じにくいかもですが、想定 (事後的に測定) されたバラツキの中で、運が殆どの要素だとまざまざと見せ付けられているような。

何れにせよ、7割突っ込むのはw 


最低賃金はこことかここを参照。
諸経費関係や為替は無視。


にほんブログ村 投資ブログ 投資でFIREへ

5/06/2015

Shirai Omachi wisteria park


真ん中に結婚式が入ってて予定もへったくれもないGWでしたが、せめて少しぐらいは休日感を味わいたくて昨日は比較的近場にリフレッシュしに行ってきました。


ボランティアによって支えられている公園らしく、手作り感がありそれもまた良かったです。光の差し込み具合によって見え方が変わる様が綺麗で、写真が趣味でもなんでもない自分ですが、スマホで結構な数を撮影。そうそう、藤は香りも良いんですよね。

-------------

と、US市場は動いているのに暢気な更新していますがww 保有株はそれでいいとして、オプションは現在350,000$程デルタリスク (ガンマ,ベガロングなのが救い) を持っていますので今日からNFPにかけてリスク調整しないとなぁ、と思いつつの連休最終日。


にほんブログ村 投資ブログ 投資でFIREへ

4/29/2015

目が曇ってよくわからん

誰がトヨタとウィンウィンやて?

トヨタ:最大5000億円発行、初の種類株 ― 中長期保有の株主層開拓 (1) | Bloomberg


(ブルームバーグ):トヨタ自動車 は28日、譲渡制限が付いた種類株式を最大で5000億円発行することを決めた。株主総会での承認手続きを前提にして、非上場となる初の種類株を通じて中長期保有の株主層を開拓するのが狙い。

28日付資料によると、発行するのは第1回AA型種類株式(AA型はトヨタ初の乗用車の車名)。調達資金は燃料電池車(FCV)開発を含む研究開発費(R&D)に充てる。6月の総会後に決まる1株の発行価格は決定日の東証終値 の1.2倍以上として、株数は5000万株が上限。普通株の希薄化を避けるために同数程度の自己株式を取得する予定。

トヨタはR&Dが業績に寄与する期間と株主の投資期間がなるべく重なることが望ましいと判断、概ね5年後に普通株への転換や発行価格での買い取りが可能な種類株にした。配当年率は発行年度に0.5%として、1年ごとに0.5ポイント上昇する。普通株と同様に議決権は付いている。引受証券会社は野村証券。

SBI証券の鈴木英之投資調査部長は、トヨタの種類株は一般的にはなじみのない方法で資本調達の多様化がメリットだと述べ「日本のトップ企業であるというポジションを考えれば、このような方法があるということを日本、産業界に示している部分で意義がある」と指摘した。

えーこのAA型誰得?このディールで野村證券が儲けるつもり、までしかワカラン。。。


にほんブログ村 投資ブログ 投資でFIREへ

3/07/2015

リスクフリーの信用リスク


仕事もひと段落してのログ。
つくづく思うんですが、有用な情報が無料で、無用な情報が有料の変な時代ですね。

早速有用な、

第240回 低金利時代のマネー運用を考える3つの視点


後者に関して補足しよう。株式と長期債を持つと、以下のような「傾向」が生じると期待される。

仮に、(A)不景気になった場合に企業の利益が圧迫されるから株式のリターンは不調(マイナスもあり得る)だが、長期金利が低下して長期債価格が上がる。他方、(B)好景気になった場合、長期金利が上昇して債券価格が下がり債券リターンは不利になるかも知れないが、企業収益が伸びて株式のリターンが高くなる。

つまり、株式と債券を組み合わせて持つ事で、お互いになにがしかリスクを打ち消し合うことが期待出来るのだ。


最近自分がしつこく債券に粘着していた事のまとめ的な感じですね。


債券を持つことの分散投資効果は、「これまで」と「これから」では異なると考えられる。漫然と同じアセット・アロケーションを持つべきではない。


そうそう、日本に限らずの話で、まさに今直面している問題。運用管理という意味でもコストが見合えば、アセット・アロケーションは常に流動的な変更が正しいわけですし、漫然はいけませんね。


「変動・10年型」の個人向け国債は、実質的には半年単位の短期運用であるが、元本保証であることに加えて、利回りが長期金利の上昇に対して約3分の2追随出来る、いい意味で「無難な」運用対象だ。

国債なので、銀行預金のように預金保険の範囲を気にする必要がない。さすがに財務省は、「銀行預金よりも安全です」とは宣伝しないが、信用リスク面での気遣いが不要であることは個人向け国債の大きな長所だ。


いつもためになる事を書いてくれる方なのですが、いいところでプロ側の意見 (太字の部分) っぽくなってしまっているのが残念です。あとコレは、揚げ足とりですが、


「長期金利の上昇に対して約3分の2追随出来る」
 ↓
「長期金利の上昇に対して約3分の2に劣後する」


とも言えるわけでして、「無難」とみるか「イマイチ」に見えるかと聞かれれば、イマイチと答えてしまうと思います。辛うじて、金利2回分のペナルティで逃げる事が出来るらしいので、まぁ余程の鈍感でなければ大丈夫でしょうけど。



ついでなので、その気遣い不要なリスクフリーの信用を確認するべく、ブルンバーグから現状の値を。

[JGB CDS 5年] [JGB CDS 10年]


これだけ見ても何にもわかりませんが、ニッセイ基礎研究所のデータに合わせて想定回収率は35%として、そこから効率的市場の価格形成を前提としたデフォルト率 は、


期間 日本 米国
(参考)
英国
(参考)
ドイツ
(参考)
5年 3.37% 1.15% 1.46% 1.22%
10年 10.94% 8.24% 5.95% 6.09%


うーん。引用文の通り銀行より安全なのはもちろん理解出来ますが、割とあるじゃないの的な印象です。


にほんブログ村 投資ブログ 投資でFIREへ

3/03/2015

債券もお忘れなく §2

一昨年はBSとモンテカルロ、昨年はVolatilityとArch/Garch Modelsについて。そして、今年の学習は先ずは米国債という事で、またまた以前からの流れを汲んで。モチロンですが、我が国クジラの餌でもあるJGBも忘れていませんよ、虎視眈々とwwww

といっても近くどうこうしようと思っていないのですが、来るポジション改編時に役立つかもしれないテーマなので少し無駄に手を動かしてみました。

大枠として、
  • 株式
  • 債券
  • 不動産
  • ゴールド

など組入れる運用の想定で、データ集積がラクなETFを使って見てみます。まず相関関係

サンプルの期間的限界から8年程度~3年程度、ド楽観オンリー相場やお通夜相場のみなど6パターンから採った値をガラガラポンしての中央値。傾向としては、それほど相場で変わらないという印象でした。


残りの必要なパラメータは、

これも各パターンを考慮した中央値で。

ただし、VEU (米国外株式) やRWX (米国外リート) は過去リターンが劣悪過ぎるので、米国と同等に期待リターンを調整。ゴールドは寧ろ良すぎる気がするのと、自分が価値を理解していないので、主観により株式の期待リターンから5%差し引いて採用。

まぁまぁ納得出来そうな値だと思いますが、鉛筆舐めて決めるのは実に気持ち悪い。
そも何だよ期待リターンって、、超長期チャート眺めて悦がるCWI派みたいじゃねーのと思えたり。


戻って、制約はレバレッジと空売り、当然ですがリターン < リスクの関係を前提での最適化。

収束しきれない端数は、最大配分箇所より削減しています。

積極派は株式4割:長期債6割、消極派になるにつれ中期~短期債とリートが入ってきています。ゴールドと短期債 (含む、現金・MRF・MMF) は運用上不要なシロモノだとの結果ですね、鉛筆舐めていますから何とも言えませんが。

結果からどう利用するか?ETFやファンドは論外と思えるんですね。やはり、生債券でしょうか。


にほんブログ村 投資ブログ 投資でFIREへ