3/23/2013

分散の内訳

近頃メディアが物凄い勢いで、株式の事とか不動産の事とかを発信していたり。

また特に株式を中心に分散ポートフォリオ組んで、経済成長での右肩上がり=株価上昇のみに賭ける、ブル1本足打法の強気なブロガーさん達の「オラオラ更新」を眺めていて、フト日本市場を確認したくなりました。


Mar.21'13 P/E P/B Yield β
 TOPIX  1704 22.33 0.73 1.99 1
 TOPIX 10 27.62 1.55 2.18 1.14


おぉぁぁ、、、ここでONですかぁ。。因みTopix 10は、2割も占めていれば値動きの殆どだろうと勝手に指数連動ファンド上位10で算出してみました。



.................んー、無茶苦茶EPS低過ぎやしませんかね?これだけ見れば、死蔵資産を計上して実は益少なし。な、企業群満載の状態に見えなくもない。



など思いつつ素っ高値だとしても、相場がどうなのかなんて正直サッパリわかりませんし、上の市場平均的な指数の役割ってあくまで市場の状況を観察する目的で組成されているだけで、これを見てどうこう判断するのは早計かもしれません。



ひとつ気になったのは、パフォーマンスの命運をほぼ握っていると思われる上位銘柄の重み付け。と云う事で以下調査。概ね2割程度の比率で抽出しています。

指数名銘柄数比率
Topix10 / 1704 (0.58%)19.91%
N2254 / 225 (1.77%)20.79%
MSCI Emerging15 / 806 (1.86%)20.34%
MSCI Kokusai25 / 1227 (2.03%)20.27%
MSCI EAFE19 / 893 (2.12%)20.69%
S&P50011 / 500 (2.20%)20.04%
Dow303 / 30 (10.00%)23.27%


こう見たところで、正確にはどう振る舞うのかは無知の為不明です。感覚的には車と銀行次第なTopix、値嵩株集中とはいえ業種が少しは散らばっているN225。ロングオンリーで考えた場合、どっちもどっちで何とも言えません。

ただ、今の自分が国内物を運用に組み込むなら日経先物(含むというかメインOP)を選ぶでしょうね。って、何のまとめかさっぱりなオチですが。


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3/13/2013

軋みを感じる

素人目線でFIを見たら、長らく弓を引いたままで弦音は一向に聞こえない。そんな風にも。白から黒の効果はきっかけの一つ程度だったんでしょうかね。



 低金利、陰の主役は年金 | 日本経済新聞

年金の運用機関が国内債券を大量に買っている。

~ 中略 ~

長期金利は新発10年物国債の利回りが約9年8カ月ぶりの歴史的低水準で推移している。そのけん引役が年金だ。

~ 中略 ~

企業年金である厚生年金基金のうち8割の基金がGPIFと同様の売買を迫られている。

~ 中略 ~

GPIFは資産配分比率を見直すと表明したが、決定するには1年程度かかる。


なるほど、まだまだ買い増しが続くらしいですが、規模が規模だけにその最適化作業は大変でしょうね。(下グラフ)



誰がどれだけ保有しているか興味が出たので転写。(ソース:平成24年度国債管理政策の概要)



T-Billを含まないグラフだそうです。

結構な割合で保有している超大口が、ルールに則って淡々と買い増し続ける.......それがどんな値が付いていても........それを安心材料にまた買われる...........そして値は上がる。。。

、、、、これって.......

引き続けた弓は更に撓り、終には弦が切れるのか?それとも持つ手の限界で矢は放たれるのか?非常に興味がありますね。と、云うワケで今月も債券ベアに入れておきました。先に握力が無くなり弱音を吐くのはどちらなのか、自分事ながら楽しみだったりします。

3/12/2013

慢心の裏側

現在売っている4月限のIWMのプレミアムもグイグイ減価しています。




Call IV 14.46%
Put IV 13.04%
Ave. IV 13.75%
HV 30日 13.61%


あまり喜ばしい状況ではありませんねぇ。。。2、3日様子見してIV・HVが逆転するようであれば、ヘッジ先行買い後にバイバックして暫く待つのもいいかもしれません。

3/10/2013

運用の備忘録

自分は地震というか正確には地震力、そして重力。それらに抗う術を考える事を生業にしています。今回、機会があり東北に3日ほど行ってきました。




印象を認める事が出来る程文章力が有りませんので、その事については書きません。

しかし、不謹慎ながら運用上感じるモヤモヤの点と線が繋がりそうなヒントもあったので、それについて書こうと思います。名付けるなら、" プレミアムの行方 " といったところでしょうか。

2/16/2013

兼業で出来る事

先日、仕事上の本を探しがてら本屋めぐりをしていて、ついでに金融コーナーを覗いたら早速販売されていました。



この絵面、、、どこに並べるのが適正か本屋も悩んだ感じですな。

しかし、平日金曜日の午後なのに凄い数のリーマン (女子含め) が投信指南本やら、チャート分析本やらを立ち読みしていて、その過剰反応ぶりに少々驚きました。皆が手にとっている本を見ると、結構罪深い本 (個人的な意見) に集中しているのも面白かったです。

まぁ、キャピタルゲイン投機の観点からみれば、自分より後ろから高値飛び付き買いしてくれる人達が増えて喜ばしい事ともいえますね。山っ気出して、N225の屑オプ屋を本格的に考えたくなりましたww

さて肝心のカバードコール本ですが、感想文は苦手なのでアレですが、そもオプションって?な人にも理解しやすく書かれていますので、兼業で興味ある方にはオススメです。


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2/05/2013

読みたい本

Covered call、Cash secured putを知るきっかけとなったBlog運営者、KAPPA氏の本が予約出来るようになっていました。


週末投資家のためのカバード・コール~基礎から応用まで~ | Pan Rolling


ついに日本語で読める良書の予感。楽しみですね。


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2/02/2013

ファンド投資の難しさ

自分は中長期目線でのリスク資産のうち、10%をDEMに投じています。それを踏まえての事です。

Is Our Favorite Emerging-Markets Equity ETF Getting Riskier? | Morningstar.com
【悲報】おまいら、DEM のリスクが上昇しているらしいぞ。逃げろ!| HYIP de orz


過去ラージキャップもETFで運用していましたが、順次先進国は個別配当株への置き換えで処分し、唯一新興国ラージDEMのみ分散の呪縛?から残していました。上の記事もあるし丁度いい機会ですので、保有の是非について頭を整理しようと思います。


■DEM WisdomTree Emerging Markets Equity Income Fund
  • Expense Ratio 0.63%
  • Holdings 238
  • Country 17
    Taiwan19.71%
    China16.56%
    Russia13.16%
    Brazil12.29%
    S.Africa7.82%
    Thailand5.60%
    Malaysia4.31%
    Poland4.00%
    Turkey3.75%
    Korea2.81%
    Mexico2.76%
    Czech Republic2.10%
    Indonesia1.90%
    Chile1.81%
    Philippines1.14%
    Hungary0.18%
    Argentina0.10%

BRICSならぬTBRCSで7割占めていますね。以前から台湾が多い事は認識していましたが、改めて見ると結構な偏りです。

更に投資先をみると、



なんとまぁ、中国建設銀行が8%強。上位10銘柄で33%と極端な配分になっています。

ん??えーと、確か中国銀行や中国建設銀行って粉飾臭くなかったっけ?それが上位を占めてる不思議。配当を支払えるという事は大丈夫なのでしょうか?

もし大丈夫となっても、胡散臭い国の金融株塗れは末恐ろしいポートフォリオ構成です。いつかくる有事の後DEMも、DOO (EAFE高配当・金融セクター抜きETF) の様に変貌するかもしれませんね。

因みに、リンク先記事にも出ていて、似た銘柄数のEEMV (iShares MSCI Emerging Markets Minimum Volatility Index Fund) は上位10銘柄で14.21%と分散されていて、且つそのインデックス自体の目的からも爆死は避けれそうな雰囲気です。Expense Ratio 0.25%もいいですね。

比較としてEELV (Powershares S&P Emerging Markets Low Volatility Portfolio) がありますが、EEMVの方がERも低く回転率も低い。どっちもバリュー寄せのポートフォリオではありませんが、乗り換えるとすれば最良のETFかもしれません。

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さて、自分はどうするのかですが、、、やはり手放す方向に傾いています。

取り敢えず良い地合の内にターゲットセリング、コール売りでEXITしたいところです。通常売買の出来高はそこそこあるDEMですが、オプションはどうなのか確認が必要ですけど。

売却後、新興国への投資ビークルはスモールキャップのDGS一本で良い気がします。今のところ、無理にマーケットキャップ分散までいらないので、オプションの原資にするつもりです。

そうすると投資ポジションが、長期・短期でほぼ半々になっていいバランスかも?と思ったりしています。


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