自分は中長期目線でのリスク資産のうち、10%をDEMに投じています。それを踏まえての事です。
Is Our Favorite Emerging-Markets Equity ETF Getting Riskier? | Morningstar.com
【悲報】おまいら、DEM のリスクが上昇しているらしいぞ。逃げろ!| HYIP de orz
過去ラージキャップもETFで運用していましたが、順次先進国は個別配当株への置き換えで処分し、唯一新興国ラージDEMのみ分散の呪縛?から残していました。上の記事もあるし丁度いい機会ですので、保有の是非について頭を整理しようと思います。
■DEM WisdomTree Emerging Markets Equity Income Fund
- Expense Ratio 0.63%
- Holdings 238
- Country 17
Taiwan | 19.71% |
China | 16.56% |
Russia | 13.16% |
Brazil | 12.29% |
S.Africa | 7.82% |
Thailand | 5.60% |
Malaysia | 4.31% |
Poland | 4.00% |
Turkey | 3.75% |
Korea | 2.81% |
Mexico | 2.76% |
Czech Republic | 2.10% |
Indonesia | 1.90% |
Chile | 1.81% |
Philippines | 1.14% |
Hungary | 0.18% |
Argentina | 0.10% |
BRICSならぬTBRCSで7割占めていますね。以前から台湾が多い事は認識していましたが、改めて見ると結構な偏りです。
更に投資先をみると、
なんとまぁ、中国建設銀行が8%強。上位10銘柄で33%と極端な配分になっています。
ん??えーと、確か中国銀行や中国建設銀行って粉飾臭くなかったっけ?それが上位を占めてる不思議。配当を支払えるという事は大丈夫なのでしょうか?
もし大丈夫となっても、胡散臭い国の金融株塗れは末恐ろしいポートフォリオ構成です。いつかくる有事の後DEMも、DOO (EAFE高配当・金融セクター抜きETF) の様に変貌するかもしれませんね。
因みに、リンク先記事にも出ていて、似た銘柄数のEEMV (iShares MSCI Emerging Markets Minimum Volatility Index Fund) は上位10銘柄で14.21%と分散されていて、且つそのインデックス自体の目的からも爆死は避けれそうな雰囲気です。Expense Ratio 0.25%もいいですね。
比較としてEELV (Powershares S&P Emerging Markets Low Volatility Portfolio) がありますが、EEMVの方がERも低く回転率も低い。どっちもバリュー寄せのポートフォリオではありませんが、乗り換えるとすれば最良のETFかもしれません。
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さて、自分はどうするのかですが、、、やはり手放す方向に傾いています。
取り敢えず良い地合の内にターゲットセリング、コール売りでEXITしたいところです。通常売買の出来高はそこそこあるDEMですが、オプションはどうなのか確認が必要ですけど。
売却後、新興国への投資ビークルはスモールキャップのDGS一本で良い気がします。今のところ、無理にマーケットキャップ分散までいらないので、オプションの原資にするつもりです。
そうすると投資ポジションが、長期・短期でほぼ半々になっていいバランスかも?と思ったりしています。