1/23/2018

必要貯蓄率とFCF


春闘開幕?ま、当社は労組がないのでそこは楽なんですが、経済指標や業績・業界見通し等々、頭を悩ませながら少しずつ時間を作っては4月に行う給与改定の準備を始めています。あー、ホント頭イタイ。

そんな愚痴はいいとしてw 資産運用の雑感。

10年も前の話ですが、運用を始めるまでに、やれアセット・クラスだのやれアセット・アロケーションだの無いアタマでアレコレと最適化を無駄に考えたり。

その中でも (そして未だに) 腹に落ちない概念に『リスク許容度または、リスク拒否度』なんてワードがあるのですが、現在自身の運用は肌感覚 ^ ^ なので、リスクを測っても運用効率性の対比程度のものとして忘却の彼方。

で、今更なんでこんな話かといいますと、冒頭の調べもので行ったサイトの脇に面白いものが転がっていたのでチョット気が向いて書いています。


それは、

【完全与太話】超簡単、リスク資産への拠出可能範囲の決め方

ここからは、あってないような『リスク許容度または、リスク拒否度』に依存しない資産運用。再度断っておきますがあくまでも戯言で且つ、確たるモノを持っている方には無意味ですw

運用先は確率的にプラスサムの資産。それが株式でも、金融商品 (コストで考えると、先物・オプションを含む) でも別にいいと思います。ちょうお金持ちなら実物資産でもいいでしょう。

そこに必要なのは、フリーキャッシュフロー (FCF) のみ。ですが、必要貯蓄率を余資から差っ引いた後のフリーキャッシュフロー。


即ち、FCF = 余資 - 必要貯蓄率


難しい事考えず、FCFで自分なりに良さげと思えるリスク対象へBETすればいいのでは?

そうすれば、日本株式においくら、外国株式に、リートに、そしてリスクフリーにおいくら。いやいや相関考え貴金属も、、等悩む事ないでしょ?これに期待するリターン = インフレによる資産全体の価値毀損さえクリア出来ればおk。


なので、ここから本題。

必要貯蓄率を求める

上で書いたサイトに、経済評論家・山崎元さんとFP岩城みずほさんが提唱されている「人生設計の基本公式」を簡単に計算できます。との計算があったので、これはいいのではないかと。


(リンク : 人生設計の基本公式)

ま、どっちにしても仮定に仮定を重ねる点では他と同じですが。

上表の、「年金などの老後の定期収入」をゼロ、又は、配当等の収入にすれば、現役残年数を変えてアーリーリタイアを目論む方にも目安的に応用出来ますね。

そこから出る必要貯蓄率 + FCF = 余資となればいいので、自ずとリスクへの拠出可能範囲も決まってくる算段です。


自分の場合は?

折角なので自身のてきとーなイメージと環境をあてはめて、老後 = リタイア後としてみると
  • 年金などの老後の定期収入 = 0
  • 現役残年数 = 2
  • 生活費率 = 75% (対現在、多めの見積り)
  • 老後年数 = 45 (平均余命より少し長め)

で、現在の余資 (収入 ― 支出) が60%なのでざっくりと、
  • 必要貯蓄率 = 6%
  • FCF = 54%


余資を100とすれば、10をキャッシュ的な物、90を (自分の場合は) 株でも買っとけや、となりますね。同じ仮定に仮定を重ねるにしても、一生懸命に鉛筆舐めたリスク/リターンや相関出して、ソルバーくるくる最適配分に悩むんだったらこの方が分かりやすいのではなかろうか?

それにFCFが想定外の場合、その前提に何か誤りがあるよ。と、気付けるオマケつき。


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1/14/2018

家計格付け


少々売買しましたが、ソーバもいい意味で退屈ですし、いつものチョットした雑感。

部下が家を建て、控除で (1%だから?) 40戻って来るとかなんとか。余り根掘り葉掘り聞くのもアレなんでサラッと聞いてみると、借り入れする事の是非は兎も角、金利って異常にお安いー。


ただ、負債って格下げ (後述) になっちゃうんですよね。


家計の格付けなど

そもそも家計も財務諸表で分かるでしょ?みたいな話ですが、あえてここは一つ。

ずいぶん前から色々なブログ等で取り上げられている内容でhttp://fpi-j.com/によると、

いくら収入が多くても、支出が多ければ老後不安に陥る可能性があります。世間の平均に比べて無駄遣いが多くないか、貯蓄割合が少なくないか。我が家の家計を世間水準と比較してみましょう。

との事で、そのサイトで提示されている資料3の格付け方法に従うと、
  1. 家計安全度
    資産残高とローン残高の割合を評価。負債が少ないほど高評価です。
  1. 貯蓄パワー
    月間収入と月間貯蓄割合を評価。貯蓄割合が高いほど高評価です。
  1. スケールパワー
    資産残高の絶対額を評価。額が大きいほど高評価です。
  1. コストダウン努力
    月間支出の絶対額を評価します。
  1. リスク耐性力
    資産残高÷家族人数で出した1人当たりの資産額の大きさを評価。同じ資産残高でも家族人数が少ない方が評価が高くなります。

以上の5項目総合得点にて格付け。

自宅は資産とせず可処分所得と流動性資産のみで評価すべし。と、いう意味のようです。まぁ、固定資産を急いで現金化しなければーー、となった時には、かなり開いたBid/Askになるだろうから、妥当かな。

そのスコアリングと格付けは、

総合得点 格付け クラス
 98点~ Aaa   投資適格債 +
 93点~ Aa1 
 88点~ Aa2   投資適格債
 83点~ Aa3 
 79点~ A1   投資適格債 -
 74点~ A2 
 69点~ A3 
 64点~ Baa1   堕天使債
 59点~ Baa2 
 55点~ Baa3 
 50点~ Ba1   ジャンク債
 45点~ Ba2 
 40点~ Ba3 
 29点~ Ccc  デフォルト前夜
(表の一部は筆者による勝手加筆)


古いですが資料によると、大手企業労働組合の組合員?での平均が61点だそうで。債券と見做せば、勝手なクラス分けにより堕天使債でソフトバンクと同じ?それでも超低金利で借りられる住宅ローンはある意味スゴイデス。


月間支出8万円未満。最高位のAaaは途轍もなく遠い気が

ま、こんな感じでした。ピノの斜塔みたいな形。



ロスジェネ+Dinks+負債ナシなので、その逆の立ち位置と比べて悪くないと考えていますが、だからと言ってトリプルAは困難極まりない印象。会社経費で落としている分 (車両費とか諸々と) を加算すると当方は全くコストダウン努力が欠けていますねwww

それにしても年間約96万未満の支出に抑えたその生活振りを想像、、、、まぁ、アーリーリタイアすればコストダウン可能な額は結構あるでしょうけど、当方は全く出来る気がしません :-<


今まで格付けといえばもっと古い2008年のを参考にしていました。

※画像クリックでソースに飛びます (日経ビジネス , 無料登録必要)


レバレッジ効かせた資産運用している方はこっちのがいいかもしれませんね (気分的に


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11/13/2017

日本株とジョーンズ・ラング・ラサールを売却。そしてW-8BEN。


またまたまたご無沙汰しております^_^


お題目の通り、今月までで既に各1枚残しまで減らした日本株ですが、8117 中央自動車工業を残しで全てリリースしました。途中日経とTOPIXのブルETF等に資金を向けましたがこれも売却。あぁ、NISAのETFも売却していますね。

それに加えてジョーンズ・ラング・ラサール (JLL) も売却。口座も暫く月末のpdfダウンロードでしかログインしない状態、ま、特に動かす気がなかったからいいんですが、その間コーチ (COH) はタペストリー (TPR、トランスカナダ:TRPと見間違える罠w) に変わったし、マテル (MAT) は一段とゴミの様な存在になっているしwww

で、現在の現物ポートフォリオ

時価評価額順では、
  1. POT (Potash Corp of Saskatchewan)
  2. ITW (Illinois Tool Works)
  3. CMI (Cummins)
  4. LVMUY (LVMH Moët Hennessy.Louis Vuitton)
  5. LYB (LyondellBasell Industries)
  6. UL (Unilever)
  7. GD (General Dynamics)
  8. CMP (Compass Minerals International)
  9. BG (Bunge)
  10. STO (Statoil)
  11. NSRGY (Nestlé)
  12. CVX (Chevron)
  13. EL (Estée Lauder)
  14. COP (ConocoPhillips)
  15. FLO (Flowers Foods)
  16. TRP (TransCanada)
  17. JNJ (Johnson & Johnson)
  18. MO (Altria Group)
  19. BTI (British American Tobacco)
  20. CCJ (Cameco)
  21. MHGVY (Marine Harvest)
  22. AMGN (Amgen)
  23. PEP (PepsiCo)
  24. UTX (United Technologies)
  25. BEN (Franklin Resources)
  26. RHHBY (Roche Holding)
  27. TPR (Tapestry)
  28. XOM (Exxon Mobil)
  29. TGT (Target)
  30. GIS (General Mills)
  31. MAT (Mattel)
  32. 8117 (中央自動車工業)

たいして代り映えしませんがヴィトンが頑張ってるなぁ、ぐらい?オイル系も大分回復してきていますね。おかげでUCOのコール買いバイアンドホールドが報われつつあるので二重に嬉しかったりする。


また危うく忘れかけたW-8BENを更新

前回はpdfをアップロードする形だったかと思いますが、Firstradeも今やオンラインで出来るんですねー。もうじき口座閉じるつもりですが、まぁ一応念のために行っておきましょう。


しかし、もう3年経ったのか.....皆様もお忘れなく^ ^


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