4/10/2014

どう使いましょう

CBOEからのメールで知りました。



ただ、VIXを除けば後発のボラ系は流動性があるのか微妙すぎですので、コレはどうなるでしょうね。



何と言いますか、HV180%とかモリモリ。
思いつくのはインデックスの狙い通りにイベント時、相場の反応が大きそうな場合にSPXの売りと絡めてシンセティックとかLSとか。

兼業の相場に張り付かない場合、長期債のインカムを再利用した掛け捨て保険 (Black Swan Protection) 的な使い方や、仕掛ける仕組み、アイデア次第で面白いポジションが作れそうな気がします。

こういった情報を知るたびに思うのですが、日本も金融先進国のハズ。。。。?
売買手数料の一点を除けば、投資は無論の事、投機環境も含めてサッパリですからねぇ。


3/21/2014

無意味か有意義か

ドッサリ溜まっていたメールの処理をしていてフト。


長期運用先として株式を持つ場合、ジム・クレーマーの教え (ホームワーク : 1銘柄につき週1時間費やす) を着実にこなす事が最良なのでしょうが、実際のところ非常に難しい。

特に、保有分の企業がノンビリ系である場合、週5~10分と四半期毎にシッカリで十分と思えたりします。週5~10分はSeeking Alphaのポストを読むだけがメインですがwwwww


もっとパッシブな向きであれば年1回。とくれば、このシーズン、


心配の少ない企業なんかは、メールに送られてくる順にホームワークをこなして議決権行使。これで来年まで放置するのもアリ。

丁度、コカ・コーラ (既に売却済みw) 、キンバリー・クラーク、ジョンソン&ジョンソン、トランスカナダが届いていたので、一通りの作業を行っておきました。今回、コーラ以外はパラパラっとですが。


株主といっても日本株の様に、お土産目的での総会出席というワケにも行かず。そして、小口故に意味無いし面倒なので処理を無視される方は多そうです。

そんな手間も上の流れワークすると、状態のチェックも兼ねるので一石二鳥。


まぁ、ホームワークは運用上必須として、行使なんて只のジコマンみたいなもんです。そもそも、セカンダリーマーケットの抜き差しを投資とはオカシナ発想。

それでも、株式投資 (売買) = 議決権の保有 (受渡) が出来る事で辛うじて投資性を帯び、該当する運用を株式投資と云える気がします。金融商品を使うと、売買に伴う価値はお金の得喪のみになり、それを投機と呼ぶと思っています。その是非は兎も角。



と、長々書きましたが、さて本題。(えっ?

3/17/2014

Leaps Diagonal Spreadを考える

あらためてノーポジになっているオプションについて。

資金を大幅に引き出したことで、キャッシュに以前の様な余裕が無い。ついでに時間も圧縮したい、それでいて効率良くと我侭放題をどうポジに落とし込めるか思案しています。

原点と言うべきターゲット・バイ (セル) の問題点は潤沢な資金。流動性のある現物決済の代表的ETF、SPYで1枚18,500㌦程度で低IVの現在、ATMに近いOTMを売って1%のプレミアム。自分が好むIWMで1枚11,800㌦程度でSPYより少し高いIVからプレミアムは1.2%くらい。

一方、LDS (Leaps diagonal spread)でロングアームのデルタ0.75~0.8位とすると、残存日数672日のSPY SP145で4,186㌦、IWM SP93で2,723㌦。ざっくり¼ 以下の御予算で実行可能。


おさらいすると、
  • 原資産のBuy&Holdより、BuyWriteが低リスクにしつつリターン改善
  • 現物とLeaps Deep ITMの買いポジションの役割はほぼ同等
  • 同じ予算でBuyWriteよりLDSは4倍程度張る事が可能


大体同じ予算 (現物買い1枚) で仕掛けた場合はこの様に。LDSのコントラクトは4です。

[100Buy , Apr.11 119 Short Call]



[Jan 2016 93 Long Call , Apr.11 119 Short Call]

デルタしか持たない原資産に対しロングアームは、IVが良くも悪くも作用します。ただ、暴落にはIV高が予想される事から、LDSの方が強いですね。当たり前ですが、絶対額はBuyWriteより大きいので油断禁物。


ついでに意味合いは薄いと言われていますが、Greeksも。

【BuyWrite】 Contract δ γ κ θ
IWM Buy  100 100 - - -
IWM APR 11 '14 119 Call  -1 37.8 -6.55 -12.14 4.64
Total  62.2 -6.55 -12.14 4.64


【Leaps Diagonal Spread】 Contract δ γ κ θ
IWM JAN 15 '16 93 Call  4 311.7 2.97 172.31 -3.94
IWM APR 11 '14 119 Call  -4 -151.3 -26.22 -48.57 18.57
Total  160.4 -23.25 123.74 14.63


平和な世界であればガンマショートのLDSだろうが、ガンマ+ベガショートのBuyWriteだろうが問題ありません。しかし、そう上手く凪で推移する事を祈るのも考えものです。


ここで一考。

売りにくい低IV時にLDSを使いながら、BuyWriteよりリスクを抑えてリターンの質を向上出来ないか?それが出来れば淡々と繰り返して、

Risk・・・B&H BuyWrite LDS
Return・・・B&H BuyWrite LDS

こんな理想の形が出来るかも?
 
その手立ては単純ですが、プットを適当にあてるだけです。仮に期近ATMと期先Far OTMで見てみると、

【LDS Married Put】 Contract δ γ κ θ
IWM JAN 15 '16 93 Call  4 311.7 2.97 172.31 -3.94
IWM APR 11 '14 119 Call  -4 -151.3 -26.22 -48.57 18.57
IWM APR 11 '14 117 Put  1 -48.9 6.32 12.47 -5.06
IWM APR 17 '14 110 Put  1 -18.9 3.18 9.49 -3.67
Total  92.6 -13.75 145.7 5.9


[LDS Married Put]
ダウンサイドが随分救われますね。これなら有る程度の覚悟さえすれば、満期前まで放置し甲斐もあります。もう少しあてるプットを計算すれば、より良いポジションが取れそう。

アソビの要素を排したトレードに注力する場合、低IV時はプット付きLDS、高IV時はプット無しLDSが最短作業時間で最良のパフォーマンスが望めそうなそうでないような。

LDSならばフィジカルでもキャッシュでも同じ事 (細かな歪みは現物決済の方によく出るでしょうけど)。すると指数の方が面倒なくて一番良いのですが、1枚が概ねETFの10枚に相当するので調整のしやすさからETFの方が使い勝手は良さげ。

ただEarly Exerciseには十分注意が必要でしょうね。若しくはLDSは指数で、調整用プット買いはETFで行く手もありですね。


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